垣根(かきね)とは?垣根におすすめの庭木20選と垣根の作り方をまとめて紹介
垣根(かきね)は隣家との境を仕切れたり、周囲の視線も避けられます。そこで今回は垣根におすすめの庭木や、垣根の作り方を紹介します。
垣根(かきね)の役割と種類
垣根の役割
- 隣家との境を仕切る
- 目隠してプライバシーを守る
- 見た目をよくする
- 人や動物の侵入を防ぐ
垣根には上記のような役割がありますが、垣根には種類があります。
生垣の特徴
庭木を植えて家の周りを仕切るのが生垣です。家側からも、外からも見た目がよく街の景観にも貢献します。庭木の種類によっては花や香りを楽しめます。また、隣家との境も柔らかく仕切れたり、完全に視線をさえぎらないなどのメリットもあります。完全に視線をさえぎってしまうと、家の中の様子が全く分からなくなってしまうため空き巣に狙われるリスクがあります。
防犯面でいうと塀やフェンスよりも登りにくいため、侵入者に対するより高い抑止効果が期待できます。しかし、生きている庭木による垣根なので、お手入れしなければなりません。自然を感じ柔らかく仕切りたいという人におすすめです。
竹垣の特徴
竹をシュロ縄で結んで作る垣根です。天然の竹や人工素材もあります。緩んだり、隙間ができたりした時はメンテナンスが必要ですが、生垣のようなお手入れは必要ありません。落ち着いた和風または和モダンの家や庭におすすめです。
塀やフェンスの特徴
しっかり仕切りたい、面倒なお手入れは嫌だという人におすすめなのが塀やフェンスです。プライバシーを守れる反面、中の様子が分からないため空き巣に狙われる可能性があります。防犯面を考えると中の様子がうかがえるデザインを選ぶといいでしょう。
垣根(生垣)に適した庭木の条件
生きた庭木を使う生垣は庭木選びが重要です。そこで垣根に適した庭木の条件を紹介します。
葉が多く、葉が付いている期間が長い
垣根の目的は家の周りを仕切ること、適度にプライバシーを守ることです。そのため葉が多く、葉が付いている期間が長い庭木が適しています。
目や鼻を楽しませてくれる
生きた垣根を選ぶため見た目も重要です。キレイな花やいい香りの花を咲かせる庭木は、見る人に癒しを与えてくれます。
家や庭の雰囲気に合っている
家や庭の雰囲気に合っていることも重要です。和風な家には古くから日本にある庭木が適していますし、洋風な家や庭には洋風の庭木が適しています。
刈り込みに強い
生垣に剪定は欠かせません。刈り込みにより葉の密度が高まる庭木が適しています。
害虫や病気に強い
害虫や病気に強いことも重要です。害虫や病気に弱いと葉が変色して見栄えが悪く、葉が落ちたり枯れてしまう可能性があります。
垣根(生垣)におすすめの庭木20選
垣根に人気なポピュラーな庭木
- イヌツゲ
- イヌマキ
- レッドロビン
花や実が魅力の庭木7選
お手入れがラクな庭木6選
- マサキ
- キンメツゲ
- ヒメシャリンバイ
- シラカシ
- イチイ
- ニシキギ
洋風でおしゃれな庭木4選
- シルバープリペット
- ゴールドライダー
- オリーブ
- モッコウバラ
生垣と竹垣の垣根の作り方
垣根を自分で作るのはなかなか大変です。それでもチャレンジしてみたいという人のために垣根の作り方を紹介します。
生垣の作り方
準備物
- 太い支柱
- 細い支柱
- シュロ縄
- 苗木
- 肥料
生垣の作り方
- 垣根の幅の両端に親柱(太い支柱)を2m間隔で立てる。垣根の支えになるため30~50cmは埋める。
- 親柱の間に等間隔で細めの支柱を立てる。
- 親柱と細めの支柱を一体化するために親柱と細めの支柱に垂直かつ水平に支柱を2本縛る。縛るのは濡らしたシュロ縄でバッテンに縛り付ける。
- 苗木が等間隔になるように穴を掘り、苗木を植える。同じ高さになるように苗木を切りそろえて、肥料を施したっぷり水やりする。
時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。
生垣の作り方はコメリのサイトで詳しく紹介されています。
>>【参考】庭木・果樹の基本|howto情報 - コメリ
竹垣の作り方
準備物
- 杭
- シュロ縄
竹垣の作り方
- 竹垣を支える杭を1.5~2m間隔で打ち込む。竹垣の支えになるため30~50cmは埋める。
- 杭の横に竹を30~50cm埋める。濡らしたシュロ縄で杭に縛り付ける。
- 立てた竹に垂直かつ水平に竹を渡し、濡らしたシュロ縄で縛り付ける。上下は必須、あとは好みの間隔で竹を縛り付ける。
- 竹と杭、竹と竹が交差した所を全て縛り付ける。
上記は基本的な竹垣の作り方です。竹垣のデザインは組み方により数種類あります。お好みのデザインを選び組みましょう。
垣根(生垣・竹垣)の作り方を紹介しましたが、生垣も竹垣にしても垣根を作るには手間暇がかかります。また、安全性も確保しなければなりません。風や何かの拍子で倒れては困ります。自分で作る自信がなければプロにお任せしましょう。
垣根(生垣)は剪定が必要です
植物のお手入れというと水やりや肥料、剪定があります。よほど雨が降らない日が続き乾燥して庭木が弱まらない限り、水やりしなくても大丈夫です。ただし、乾燥に弱い庭木を植えた場合は、根がしっかりはるまで(1年程度)は土が乾燥したらたっぷり水やりしてあげましょう。
肥料も植え付け時に施したら、後はあまり神経質にならなくても大丈夫です。肥料を施した方がいいのは花や実が付く庭木です。花や実をよく付けるためには春~秋に肥料を施しましょう。
垣根の庭木のお手入れで重要なのが剪定です。剪定は欠かせません。
垣根に剪定が必要な理由
- 好き勝手に枝や葉が伸びると見た目が悪い
- 隣家や道にはみ出すと迷惑がかかる
- 枝や葉が生い茂っていると中が見えなくなり、防犯意識が低い印象を与えるため空き巣などに狙われやすい
- 枝や葉が生い茂っていると内側の葉に日があたらず風通しが悪くなり、病気や害虫の被害を受けやすくなる
垣根の剪定方法
準備物
- 刈り込みバサミ
- 剪定バサミ
- 脚立
- 剪定ノコギリ
- ヘッジトリマー(剪定バリカン)
垣根を剪定する手順
- 側面を下から上へと刈り込む。
- 上面を平らに刈り込む。
- 混みあった枝を透く。
- 刈った枝や葉を掃除する。
剪定時期
剪定時期は、庭木の種類により異なります。
- 常緑樹・・・3月下旬~4月上旬/6月中旬~7月上旬/9月中旬~10月中旬
- 落葉樹・・・11月中旬~3月中旬
- 花が咲く庭木・・・花後に剪定する
生垣を刈り込む方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回は垣根におすすめの庭木や垣根の作り方を紹介しました。垣根を作るにも剪定するにも手間暇がかかります。特に剪定は一度きりではなく、定期的に必要になります。垣根の剪定に困ったら、プロにお任せしましょう。
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