金木犀(キンモクセイ)の剪定時期や剪定方法!失敗せず小さく育てる方法も解説
金木犀(キンモクセイ)は成長が早いため年2回の剪定が必要です。金木犀を剪定せずに放置するとどんどん大きくなってしまい見た目や成長の悪影響になります。今回は自分で金木犀を剪定する方法や、刈り込みする方法を紹介します。
金木犀(キンモクセイ)を剪定する理由は?

剪定とは枝を切って形を整えたり、風通しよくしたりすることです。キンモクセイは1年で15cm以上も成長するといわれており7~8mまで大きくなります。広い庭であっても大きく育ち過ぎると日当たりが悪くなるため剪定する必要があります。
金木犀を剪定する理由や目的について紹介します。
- 枝の広がりをおさえる
- 見た目をキレイに整える
- 花や実をつけやすくする
- 木の中の日当たりや、風通しよくして病気や害虫を防ぐ
- 古い枝を新しい枝にして新芽に栄養を送る
- 枯れた枝や病気の枝を取り除く
剪定することで見た目もスッキリし、花や実がつきやすくなるというメリットもあります。
金木犀(キンモクセイ)を剪定する時期

金木犀に限らず、庭木の剪定にはその種類に適した時期があります。剪定の時期を誤ると花が咲かないので注意しましょう。
金木犀の剪定に適した時期は、花が咲き終わった11月と3~4月の2回あります。11月は軽めに剪定して3~4月は樹木を整える剪定します。金木犀はある程度の葉や、枝を残しておかないと冬の寒さに耐えられません。そのため真冬に剪定すると枯れてしまう原因となるので避けましょう。
金木犀は常緑樹という休眠期間のない植物のため、花を楽しまないのであれば基本的にはいつ剪定してもいいです。オレンジ色の花を楽しみたい人は、芽がつく春~夏は剪定しないようにしましょう。
金木犀(キンモクセイ)の剪定方法や刈り込み方法

金木犀の剪定時期やポイントがわかったら、実際に金木犀を剪定してみましょう。高い所に登っての作業になるので安全に注意して下さいね。
金木犀を剪定する方法
準備物
- 剪定バサミ
- 植木バサミ
- 軍手
- 脚立またははしご
金木犀を剪定する手順
- 金木犀の高さを整えるため、剪定バサミ枝先から50cmのところを切り戻す。切り戻すときは枝分かれした付け根まで切る。
- 剪定バサミや植木バサミを使って太くて長い枝や、交差している枝を付け根から切り取って間引く。
- 剪定バサミや植木バサミを使って花の咲いた枝を先端から2~3節残した位置で切り詰める。



金木犀を刈り込みする方法
金木犀は成長スピードが早いため、花の咲き終わった11月から4月上旬までに一回り小さく刈り込むことが必要です。刈り込みと剪定の違いについては下記の記事で詳しく紹介しています。

準備物
- 剪定バサミ
- 刈りばさみ
- 軍手
- 脚立またははしご
金木犀を刈り込みする手順
- 長く伸びた枝など不要な枝の内側付け根からハサミで切り落とす。
- 天面と側面を刈りばさみで刈り込む。刈り込みが2回目以降の時は、前年に刈り込んだ部分を目安にする。
- 形が悪い部分がないか見て、バランスを整える。枝にひっかかった枝葉をキレイに取る。

金木犀をできるだけ小さく維持するお手入れ動画
時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。
金木犀(キンモクセイ)の剪定で切る枝

金木犀を剪定する時に切るべき枝と、その特徴について知っておきましょう。剪定は「やみくもに切り落として終了!」とはいきません。初心者だと難しいと感じる人もいるかもしれませんが、植物も生き物なので手をかけてあげたいですね。

邪魔な枝を切る(横に広がった枝、高く伸びた枝)
邪魔な枝を放置しておくと日当たりが悪くなり、風通しが悪くなります。枝の付け根からばっさりと切りましょう。
古くなった枝を切り落とす(主枝)
主枝は木の骨格をつくる大事な枝のことをいいます。5年以上たって古くなった主枝は、元の部分から切り取りましょう。
新しい主枝に更新する場合は、切り取った部分に主枝になりそうなある程度の太さの枝を残しておくことが必要です。
下枝を切り落とす
金木犀の下部に生えた枝を下枝といいます。下枝を残し過ぎてしまうと風通しが悪くなるため剪定しましょう。剪定する時は付け根から間引くように剪定します。
不要な枝を切り落とす(不要枝、忌み枝)
不要枝とは枯れた枝や折れた枝、病気になった枝のことをいいます。
剪定してもいい枝を紹介します。
- 内向枝…内向きに伸びる枝
- からみ枝(ふところ枝)…他の枝と交差して伸びる枝
- 並行枝…隣接している並行して伸びる枝
- 立枝…真っすぐ立ち上がって伸びる枝
- 下り枝…下向きに伸びる枝
- 車枝…一カ所から放射線状にたくさん伸びる枝
- ふところ枝…幹付近から伸びた枝
金木犀(キンモクセイ)を剪定する時の4つのポイント

剪定する位置は対生している葉の上を切る
金木犀は枝から葉が左右対称につきます。そのため葉や枝がついている部分の枝先を切ると切り口が目立たないだけでなく、枝先が枯れることもありません。
上枝は深め下枝は浅めに剪定する
金木犀は上部の方がよく伸びるという性質があります。上枝は深め、下枝は軽めに剪定することでバランスがよくなります。また、日のよく当たる部分は成長が早くなるので、枝の数を減らして短くしましょう。
枝は切って葉は残す
金木犀を剪定する時に一つの枝に葉を一枚も残さずに剪定してしまうと、枝が枯れてしまいます。枝に葉がついていれば枝分かれした付け根から金木犀の花が咲くため、剪定するときは葉を残すようにしましょう。
強剪定はしないようにする
強剪定とは金木犀を強く刈り込むことをいいます。金木犀を強剪定すると枝枯れを起こします。枝枯れをおこした金木犀は元に戻るのに数年かかってしまうため、毎年少しずつ剪定して形を整えましょう。
まとめ
今回は自分で金木犀を剪定する方法や、刈り込みする方法を紹介しました。成長が早い金木犀は剪定して見た目をキレイに保ちたいですね。金木犀を剪定することで病気や害虫を防ぎ、花や実がつきやすくなるというメリットもあります。金木犀の花を楽しみたい人は適した時期に剪定しましょう。
剪定は高い場所での作業になるため安全に気を付ける必要があり、なかなかまとまった時間がとれない時もあります。自分で金木犀を剪定するのは厳しいと感じたら、専門の業者に依頼しましょう。知識も経験も豊富な専門業者に剪定してもらえば、枝の切り間違いやケガのリスクもなくキレイに仕上げてもらえます。
地元の庭木の剪定業者を探す
出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持った庭木の剪定の専門業者が多数出店しています。
予約前に無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。

すまいのホットラインは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、
200種以上の出張訪問サービスを予約できる、日本最大級の検索予約サイトです。
- 「相場」がわかる
- 総額料金や実際に利用した人の口コミで選べる
- 「人柄」で選べる
- スタッフの技術力や雰囲気・こだわりで選べる
- 「何でも」頼める
- どうすればいいかわからないお困りごとも解決