シマトネリコの剪定の極意|剪定時期からやり方、季節ごとの注意点も解説(動画あり)
シマトネリコは日当たりを好むため、日陰の多い場所に植えてしまうと日光を求めて枝を延ばします。バッサリ剪定しても大丈夫です。
剪定後に葉が枯れてしまった場合の対処法は?剪定後にシマトネリコの葉が枯れた場合、まずは過度な剪定や水不足が原因か確認します。水分を十分に与え、日陰に移して様子を見ましょう。また、切り口に保護剤を塗ると回復を促進できます。根元にマルチングを施し、土壌の保湿と保温することで、木の回復を助けられます。
シマトネリコの枝があっちこっち延びて邪魔になっていませんか?そこで今回はシマトネリコを剪定する時期や、剪定方法を紹介します。
シマトネリコとは?
シマトネリコは、常緑樹でありながらも葉が柔らかく、涼しげな印象を与える庭木として人気があります。日本の庭や街路樹として広く利用されており、その耐寒性と成長の速さが特徴です。
シマトネリコは常緑樹で、沖縄などの暖かな気温で多く見られる植栽です。近年シマトネリコの樹形が和風、洋風のどちらの建物形式でも似合うとして各地で庭木として広く好まれて植えられています。
シマトネリコの特徴
シマトネリコは10m程度成長する中高木であり、住宅地でも育てやすいサイズ感です。樹皮は薄い灰色で、葉は羽状複葉となっており、緑が濃くなる夏には爽やかな木陰を提供します。庭木としてだけでなく、街路樹や公園の景観木としても使用されることが多いです。
また、大きくなりすぎると手入れもしにくくなるため、手入れしやすくしたい人は日が当たりやすい場所に植えてあげましょう。成長が早いため隣地と近い場所に植えてしまうと、シマトネリコが大きく育つにつれて隣地境界を越えて隣の敷地まで枝が広がり、隣の形にも迷惑をかけてしまう事もあります。
シマトネリコの根も強く、埋設している配管を根で潰してしまうという被害も報告されています。
シマトネリコの剪定が必要な理由
シマトネリコは、自然の状態でも健康に育つことが可能ですが、定期的な剪定をすることでより良い成長を促進します。剪定を怠るとシマトネリコは枝が不規則に伸び、全体のバランスが崩れることがあります。庭の景観を保つためにも、年に一度の剪定で美しい樹形を維持することが大切です。
シマトネリコを剪定する時期
シマトネリコは寒さの苦手な常緑樹です。冬の寒い時期や真夏の暑い時期は、シマトネリコの剪定は避けるべきです。冬に剪定すると寒さによるダメージを受けやすくなり、真夏の剪定は強い日差しや高温によって木がストレスを受ける可能性があります。シマトネリコの健康を守るためにも、これらの時期は剪定を控え、春や秋の適切な時期に剪定しましょう。
春から初夏の剪定
シマトネリコは春から初夏にかけて活発に成長します。この時期には新芽が出て、枝が伸びやすくなるため、形を整えるための軽い剪定をするのが理想的です。新しい成長が確認できるこの時期に剪定することで、剪定後もすぐに再成長が見られ、樹形を整えやすくなります。
秋の剪定
秋は、シマトネリコが成長を落ち着ける時期です。この時期に剪定することで、冬の間に樹木がエネルギーを蓄え、翌春に向けた準備を整えます。秋の剪定は風通しを良くするための枝抜きや、不要な枝の整理に適しており、木全体の健康を保つために重要です。
シマトネリコを剪定する方法
シマトネリコを剪定する時に必要な道具や、剪定する方法について紹介します。剪定する前に軍手やメガネを着用して保護してから始めましょう。
準備物
- シート
- 大きな袋
- 剪定バサミ
- 枝切りバサミ(高枝バサミ)
- 剪定ノコギリ
- 軍手
- メガネ
- 脚立
シマトネリコを剪定する手順
- シマトネリコの剪定した葉や枝を掃除しやすくするためにシマトネリコのまわりにシート敷いておく。
- シマトネリコを剪定する前に形をイメージしておく。
- イメージに合わせたラインで、大きな枝など枝切りバサミや剪定ノコギリで切る。
- 最後にシマトネリコを軽く揺さぶると切った葉や枝、他の枝に絡まっていた枝が落ちやすくなり掃除しやすくなります。
シマトネリコの中心付近が細かい枝や葉で密集している場合は、葉や枝をすき取りしておけば、中心部まで日光が当たりやすく風通しもよくなります。
初心者でもできる基本的な剪定方法
シマトネリコの剪定はシンプルで、初心者でも実践しやすいです。まずは、枯れ枝や病気の枝を取り除くことから始め、風通しを良くするために密集した枝を整理します。次に、樹形を整えるために伸びすぎた枝を切り戻し、全体のバランスを保ちます。
切るべき枝と切ってはいけない枝の見分け方
剪定する際には、どの枝を切るべきか、どの枝を残すべきかを見極めることが重要です。健康な枝は残し、枯れた枝や病気の枝、または他の枝と重なっている枝を優先して切ります。一方、木の形を保つために重要な主枝(メインの枝)は、無闇に切らないよう注意がしましょう。
シマトネリコの特徴を活かす剪定のコツ
シマトネリコは自然な樹形が美しい木なので、その特徴を活かすために、あまり手を加えすぎないことが肝心です。適度な剪定で木の自然な形を引き出し、特に葉が密集する部分を軽く剪定して風通しを良くすることで、樹木全体の健康を維持しつつ、美しさを保てます。
シマトネリコの剪定方法(手順動画)
時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。
シマトネリコ剪定の失敗例(手順動画)
時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。
シマトネリコを剪定する季節ごとの注意点
シマトネリコの剪定は、季節によって適した剪定方法や注意すべき点が異なります。それぞれの季節に応じた剪定のポイントを押さえることで、シマトネリコの健康と美しさを保ちましょう。
春の剪定と注意点
春はシマトネリコの成長が始まる時期であり、新芽が出ることで木全体に活力がみなぎります。この時期に剪定すると、切った部分から新しい枝が早く育ち、形を整えやすくなります。しかし、成長期の剪定は、エネルギーを必要以上に消耗させる可能性があるため、強剪定は避け、軽めの剪定を心がけましょう。
注意すべき病害虫
春は病害虫が活発になる季節でもあります。特にシマトネリコにとってはアブラムシや、カイガラムシが発生しやすい時期です。剪定後は切り口からこれらの害虫が入り込まないように、殺虫剤や切り口保護剤を使用して対策しましょう。
夏の剪定と注意点
夏はシマトネリコの成長がピークに達する時期であり、枝葉が密集しやすくなります。そのため、風通しを良くするための剪定が重要です。過度な剪定は避けつつ、内部の枝を少し整理することで、健康的な成長を促します。また、強い日差しを避けるため、早朝や夕方に剪定するのがいいでしょう。
暑さ対策と水やり
夏場は高温で乾燥しやすいため、剪定後の水やりが重要です。剪定後は樹木が水分を多く必要とするため、土の乾燥を防ぐために適度な水やりをしましょう。また、マルチングなどを活用して根元の温度を下げ、乾燥を防ぐことも効果的です。
秋と冬の剪定と注意点
秋から冬にかけてシマトネリコは成長が止まり、休眠期に入ります。この時期に剪定すると、樹木がエネルギーを蓄えることができ、新しい成長の準備が整います。しかし、冬の剪定は寒さに弱い部分を露出させるリスクがあるため、寒冷地では注意が必要です。
寒冷地での対策
寒冷地では、冬に剪定する際は防寒対策をしっかりしましょう。剪定後の切り口には必ず切り口保護剤を塗布し、寒風や霜害から守るために、木全体を風除けシートなどで覆うといいでしょう。また、根元にワラや落ち葉を敷くことで、土の温度を保てます。
不安を感じたらプロへ依頼するのがおすすめ
今回はシマトネリコを剪定する時期や、剪定方法を紹介しました。シマトネリコを剪定してみたけど上手く剪定できない人や、剪定の失敗が怖い人もいると思います。そういう時は業者に依頼できます。大きく育ちすぎて剪定の難しいシマトネリコも的確に剪定してくれます。
庭木の剪定はすまいのホットラインで依頼できます
出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持った庭木の剪定の専門業者が多数出店しています。
予約前に無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。
すまいのホットラインで庭木の剪定を利用した方の口コミ
すまいのホットラインで、実際に庭木の剪定サービスを利用した方の口コミを一部紹介します。
利用者の口コミ
すまいのホットライン
すまい快適マガジン編集部「ハウスクリーニング」「不用品回収」「リフォーム」まで、すまいに関する「こまった!」「どうしよう!」を解決するために、200ジャンルを超えるお悩み解決コンテンツを発信しています。
庭園管理士
福嶋店長(造園業)造園会社で2年間修行した後に独立。年間施工500件以上の作業実績あり。個人宅、事業所、マンションの植栽管理などに主に携る。
すまいのホットラインは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、
200種以上の出張訪問サービスを予約できる、日本最大級の検索予約サイトです。
- 「相場」がわかる
- 総額料金や実際に利用した人の口コミで選べる
- 「人柄」で選べる
- スタッフの技術力や雰囲気・こだわりで選べる
- 「何でも」頼める
- どうすればいいかわからないお困りごとも解決