ヤブ蚊に刺されるとかゆい腫れる?ヤブ蚊の発生場所からヤブ蚊対策までまとめて紹介
蚊の中でも刺されるとひどい痒みがるのがヤブ蚊です。今回はヤブ蚊を予防する方法や、ヤブ蚊を室内に入れない方法を紹介します。
ヤブ蚊とイエ蚊の違いは?
ヤブ蚊の特徴
ヤブ蚊といわれているのはヒトスジシマカという種類の蚊で、特徴として黒色の縞模様があります。
以前にデング熱が国内で発生し問題となりましたが、その感染源となったのがヒトスジシマカで日本での通称がヤブ蚊です。ヤブ蚊の生息地は本州にはどこででもいます。東北地方の宮城県あたりまでみかけます。
ヤブ蚊が吸血する時間帯は朝方から夜までですが、特に注意したいのは昼~夕方頃にかけてです。
ヤブ蚊の発生時期
ヤブ蚊は名前の通りに発生する場所は、草が生い茂っている草むらや藪、そして緑の多い公園などです。そこから近くにある家などに侵入します。
ヤブ蚊の発生・繁殖箇所
ヤブ蚊は雨水がたまりやすい場所が発生源となります。メスは水際に百数十個の卵を産卵し、卵は2~5日でボウフラと呼ばれる幼虫になります。水中で7~10日間過ごしサナギになり、3日程度で羽化します。成虫の体長は5mm程度の大きさで、寿命は2~3週間程度です。
イエ蚊の特徴
イエ蚊は「アカイエカ」という種類の蚊がもっとも多く見られるため、日本ではイエ蚊はこの種類を指すことが多いです。ヒトスジシマカに比べてアカイエカは薄い茶褐色をしています。
イエ蚊の発生時期
アカイエカは夜行性で、発生時期は9月~12月にかけてです。冬になると雄は死んでしまいますが、雌は成虫のまま冬を越せます。条件次第では1年を通して発生することがあるので注意しましょう。
イエ蚊の発生・繁殖箇所
イエ蚊は卵を豊富な水のある水田や、流れのない用水路などに産み付けることが多いです。
ヤブ蚊に刺されると腫れる?
ヤブ蚊(ヒトスジシマカ)に刺されると、腫れとともにかゆみが生じます。ヤブ蚊は針のような口を刺して吸血します。その際に痛みを麻痺させるために「だ液」を注入します。唾液によってアレルギー反応を引き起こし腫れと痒みがが起こります。
アブに刺された(噛まれた)時の対処方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
ボウフラが発生する場所
- 植木鉢の受け皿
- 空き缶、空き瓶、ペットボトル
- 境界ブロックの穴
- 排水マスや雨水マス
ヤブ蚊が発生する場所
- 公園
- 墓地
- 庭
ヤブ蚊を発生させないためにボウフラを駆除する
ヤブ蚊を発生させないためには産卵できるような環境や、幼虫が育つような環境を作らないことが重要です。そのために水がたまるような場所を作らないようにすれば、ヤブ蚊の増殖もおさえられます。というのも蚊は水場で産卵して、幼虫のボウフラがわいて成虫の蚊になります。
気温は25℃~30℃くらいを好み、産卵から蚊になるのは10日間程度ですので水があるところは注意が必要です。ボウフラは2週間程度で成虫の蚊になるので、2週間を基準として点検するとヤブ蚊の発生が予防できます。
庭などに水たまりを作らない
植物の水やりで鉢植えの水受けやバケツ、ジョウロなどの水があるなら必ず捨てましょう。
ボウフラを見つけたら駆除する
ボウフラを発見したら、水の中に塩素系の漂白剤を少し入れるだけで駆除できます。
水が流れにくい側溝や排水溝に駆除剤を使う
排水溝や側溝など水が流れにくくなっている場合は問題です。水が流れにくくなっている場合は殺虫剤などを使って予防しましょう。錠剤の駆除剤もあるのでホームセンターなどで購入できます。
銅製品で駆除して予防する
ボウフラは銅イオンの効果で駆除できます。水を捨てにくい場所にボウフラが発生している時には、銅の製品を入れると銅イオンの効果で死滅できます。1Lの水に10円玉であれば20枚入れると死滅するので試してみてください。
庭のヤブ蚊対策はヤブ蚊が嫌う植物を植えよう
家庭でヤブ蚊が発生しないように気をつけても、ヤブ蚊は外から敷地内に進入してきます。そこで庭などにヤブ蚊が入りにくい環境をつくることも重要です。
ヤブ蚊が嫌う臭いの成分を持っているハーブがあるので庭に植えたり、窓辺に鉢植えとして置いたりすることでヤブ蚊の侵入を防げます。ヤブ蚊が嫌う植物はペパーミント、ゼラニウム、ユーカリ、蚊嫌草などです。
調理などにも利用できるハーブも効果的です。大葉やバジルはプランターなどでも手軽に育てられて、香り付けとして料理にも使えます。ローズマリーも調理に使用できます。
また、レモンバームの精油は虫除けのスプレーにも使用されて、ナチュラル素材の蚊よけ製品に使われる事が多いです。
レモングラスにはシトロネラという成分が含まれており、蚊よけのキャンドルなどの製品もあります。また、レモングラスの刺激のある香で、庭にいる人間の体臭などを蚊が感知できなくなるとも言われています。
どちらも丈夫な植物でどんどんと広がるので効果的です。同様にレモンの木も効果があります。これらの植物には、昆虫を忌癖する作用のある成分などを含んでいますので、自然の蚊よけガードとなります。
敷地内に水盤や池などがあるの場合は、メダカやフナなどを飼うとボウフラを食べるので蚊の発生をおえられます。
ヤブ蚊を室内に入れないための4つの予防対策
ヤブ蚊が室内に入り込まないようにするには4つの予防対策を紹介します。
蚊除けスプレー
ヤブ蚊が室内から出ようとする時に、蚊除けスプレーを庭の方に向けてスプレーすれば室内には入りにくくなります。
庭で作業したりガーデニングしたりする時も、あらかじめ草むらなどにスプレーしておけばヤブ蚊が弱り刺されることが少なくなります。
蚊取り線香や電気蚊取り器
蚊取り線香は昔から馴染みのあるグッズです。室内でも窓際やドア付近においておけば、ヤブ蚊が室内に入るのを防いでくれます。風向きによって効果が違うため蚊取り線香は風上に置きましょう。
また、効果のある範囲は直径5cmほどで、煙が広い範囲に拡散すればそれだけ効果を感じるられます。蚊取り線香の煙が漂っている場所でいればヤブ蚊に刺されることもありませんが、庭などで活動するのであれば携帯用の腰から下げるタイプの蚊取り器などを使用しましょう。
電気蚊取りで薬剤を発散させるタイプもあります。火を使用しないのでお子さんがいる家庭でも安全です。
モスキートトラップ
あまり日本では見かけないかもしれませんが、光を利用して二酸化炭素を人工的に発生させるもので、それによってヤブ蚊などを駆除するものです。
扇風機の風
扇風機の風を室内から庭の方へ送ることで、ヤブ蚊を近づけないようにする方法です。蚊の飛ぶ速さは時速2kmほどなので、風がある程度ある場所では飛ばされます。そのため扇風機などの風があると近づくけません。
また、人間などの体温や二酸化炭素など、強い風にあたると感知できなくなるということで蚊が近寄りにくくなります。
まとめ
今回はヤブ蚊を予防する方法や、ヤブ蚊を室内に入れない方法を紹介しました。ヤブ蚊は1日に1kmは移動すると言われており、対策を一度しただけでは効果が期待できないため定期的に実施しましょう。
ヤブ蚊に刺されないようにするためには、庭やベランダで蚊が発生しないように水場となる所をなくすことが重要です。ヤブ蚊が嫌う植物を植えたり、ヤブ蚊が嫌う環境にすることがポイントです。庭木や雑草がお生い茂っている場合は夏がくる前に対処しましょう。自分で庭木や雑草に手入れが難しい時は業者に依頼できます。
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