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芝張り

芝の張りは下地が重要!DIYで芝張りの方法や芝を植える時期を解説

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庭に芝生を植えたい時は、切り芝を使えば自分でも簡単に芝生の庭づくりができます。張り方によって費用も変わるため、今回は芝張りに適した時期と場所、芝張りの方法を紹介します。

芝張りの基礎知識

芝張りの基礎知識
芝張りの基礎知識

芝張りとは、芝生のマットを土に張ることです。「切り芝」と呼ばれる四角形に切り取られた天然芝を並べて張る方法です。芝生を植えて育てる方法と違い簡単に芝生の庭づくりができます。

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芝張りに適した時期

芝張りは切り芝がしっかり根付く3~5月が適しています。暑すぎたり寒すぎたりすると根付かないため、植物が活発に成長する春に植え付けしましょう。

梅雨入り前に芝張りすると水やりが楽になり、気温の上昇により芝の発育がよくなります。春に芝張りができない場合は9~10月に植え付けるのがおすすめです。

芝張りに適した場所

芝張りは日当たりや水はけ、風通しのいい場所が適しています。1日に5~6時間程度、よく日が当たり風が通る場所を選びましょう。日が当たらないジメジメした場所は、芝生が育たないだけではなく病害虫が発生することがあります。

住んでいる地域にあった芝生の選び方については下記の記事で詳しく紹介しています。

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芝張りする前に下地作りする

芝張りする前に下地作りする
芝張りする前に下地作りする

雑草や砂利を取り除く

芝張りする前は雑草や、砂利など芝生の成長を邪魔するものを取り除きましょう。石や雑草がある土壌は、通気性が悪く湿気がこもりやすい状態になります。

水がたまると芝生の根が腐ってしまい枯れてしまいます。クローバーやスギナなどは地上部を刈り取っても根が再生するため、土を掘って根もしっかり取り除きましょう。芝生に生える雑草や、雑草対策については下記の記事で詳しく紹介しています。

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水はけのいい土壌にする

芝張りする場所は、水はけのよい土壌作りが重要です。水はけの悪い土は粘土質であることが多いです。手で土を握って、指の跡がつくような固めの土は注意しましょう。

芝生は空気の通りがよく、乾きやすく、少し水分が含まれている砂壌土が適しています。下地が凸凹していると雨が降ったとき表面に水がたまるため、芝張りする場所全体を7cm程度掘って平らにします。さらに水はけをよくするために砂を厚さ4~5cm程度敷き、スコップで砂を平らにならし水を撒き足で踏み固めましょう。

芝の張り方(デザイン)

芝の張り方(デザイン)
芝の張り方(デザイン)

芝張りには「ベタ張り」目地張り」「市松張り」「筋張り」の4種類あります。切り芝の並べ方と隙間の間隔が異なり、使用する切り芝の枚数によって費用も異なります。予算を考え好みの芝張りを楽しみましょう。

ベタ張り(平張り)

ベタ張りは切り芝を隙間なくびっしり並べて張る方法です。切り芝を一列に並べた後、目地(芝生と芝生の繋ぎ目)が十字にならないように次列は半分ずらして張ります。雑草が生えにくく芝生の庭を楽しめますが、たくさん切り芝が必要になるため芝張りの中でも一番費用のかかる方法です。

目地張り

目地張りは切り芝同士の隙間を3~4cmほど空ける芝張り方法です。芝張り直後は隙間が目立ちますが、芝生が成長するにつれて隙間が埋まり目立たなくなります。ベタ張りに比べて、芝の量が2/3程度ですむため費用の節約になります。

市松張り

市松張りは切り芝を市松模様のように目を飛ばして張っていく芝張り方法です。張る場所と張らない場所を交互に作るため隙間が多くなります。芝生が全面に広がるまで時間がかかりますが、ベタ張りや目地張りよりも費用を半分におさえられます。

筋張り(スジ張り)

筋張りは一列すき間なく切り芝を並べたら、次の一列分を飛ばして一列並べる芝張り方法です。使う切り芝の量がベタ張りの半分程度ですむため費用をおさえられます。しかし、芝生が全面に生えるまで時間がかかり外観がよくありません。芝張りにかかる時間も少なくすみますが家庭の庭には不向きです。

自分で芝張りする方法

自分で芝張りする方法
自分で芝張りする方法

準備物

  • スコップ
  • レーキ
  • 芝張り用の切り芝
  • 床砂(床土)
  • 散水ホース
  • カッター
  • 目土(目砂)

芝張りする手順

  1. 芝張りする場所の雑草と砂利を取り除き下地を作るする。
  2. スコップで土を深さ20~30cmほど耕してレーキで整地する。
  3. 床砂を厚さ3cm程度敷き、レーキで平らにならす。
  4. 散水ホースで土壌を水で濡らし、足でしっかり踏み固めて段差やデコボコをなくす。
  5. 切り芝を一つ一つ手で押さえて敷き詰める。半端な切り芝はカッターで切る。
  6. 切り芝の上から5mmほどの厚さに目土を撒く。
  7. 散水ホースで水を全面にたっぷりかけて完了。

床砂とは砂の大きさが5mm以下の水はけのいい砂のことです。

目土(目砂)とは肥料が含まれたサラサラした水はけのいい土のことです。

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芝張りの4つのコツ

  • 土壌作りを疎かにしない
  • 家の近くから遠くに向かって張る
  • 隙間に目土を施す
  • 切り芝を十字に張らない

庭一面に芝張りする場合は、まず家の近くから切り芝を張るようにします。家に近いところから遠くへ向かって張り、半端にカットした部分を目立ちにくい庭の隅に張ります。

切り芝の上にかぶせる目土は肥料が含まれているため、切り芝と土のなじみを促し芝生がしっかり根付く手伝いをしてくれます。目地張りや市松張りなど隙間のある張り方をした場合は、隙間から見える土が隠れるように目土を敷きます。ほうきを使うと広げやすいです。

芝張りは目地が十字にならないように切り芝を並べます。十字にすると雨が降った時に目土や、床砂が流れてしまい根付いてきた芝生が剥がれてしまいます。レンガを積むようにずらして張りましょう。芝生に目土を入れる方法については下記の記事で詳しく紹介しています。

芝生 目土
芝生に目土を入れるのは初心者でもOK!芝生に目土(めつち)を入れる方法

DIYで芝生の張り替え方法と費用(動画)

時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。

芝張り後に必要な3つの作業

芝張り後に必要な3つの作業
芝張り後に必要な3つの作業

芝を圧着させる

芝張り後は敷き詰めた切り芝の上から板や転圧ローラーなどで圧力をかけましょう。この作業を圧着(転圧)といい、芝生と土壌の空気を抜いて密着させ根付きを促します。足で踏み固めると芝生が凸凹になってムラができるため、均一に圧着するように板を使うことが一般的です。

たっぷり散水する

張ったばかりの芝生は乾燥に弱いため、たっぷり散水します。芝張り後、根付くまで5週間程度は芝生を乾燥させないようにしなければいけません。毎日芝生が水浸しになるまで水やりして芝生の乾燥を防ぎましょう。土が湿っている場合は2~3日おきに水やりしましょう。

芝刈りを怠らない

キレイな芝生を育てるためには、手入れを怠らないことが大切です。芝張り後は芝刈りや除草、施肥して管理しましょう。特に芝刈りを怠ると芝生が雑草のように伸びて病気になったり、害虫がつきやすくなったりします。さらに風通しや日当たりが悪くなり、芝生の成長も悪くなります。芝生を元気に育てるために定期的な芝刈りが大切です。

まとめ

今回は芝張りに適した時期と場所、芝張りの方法を紹介しました。芝張りは切り芝を張る前に雑草を取り除いて、水はけのよい土壌にすることが重要です。この作業を疎かにしてしまうとキレイな芝生が育ちません。

芝張りは憧れの庭づくりができる便利な方法ですが、張り方を間違えるとすぐに枯れてしまいます。自分で芝張りをするのが難しいと感じたら、経験豊富な業者に依頼しましょう。

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