庭の大きくなりすぎたヤシの木は剪定より伐採がいい!ヤシの木を伐採する方法や料金相場
大きくなりすぎたヤシの木は伐採する必要があります。放置していると台風や地震などで倒れたり、鳥の巣や害虫の対応が難しいなどリスクがあります。今回はヤシの木を伐採するポイントや注意点、業者に依頼する料金相場を紹介します。
ヤシの木は種類がたくさんある
シュロ
一般の家庭で植えられているヤシ科のシュロは、比較的寒さにも強いので広い地域で日本の庭木として愛されています。日本でよく植えられているヤシの種類は「シュロ」が多く日本原産のものです。
ワシントンヤシ
大きな葉が広がっている公共施設などに植えられているヤシの木は、ワシントンヤシというものでアメリカ原産のものとなります。
ワシントンヤシは学校や病院などで見られることが多いのですが、会社などで植えている場合はその施設のシンボル的なものとして配置されていることがあります。記念樹として人々の思いや、思い出となって親しまれている植物です。
ココヤシ
ココヤシはココナッツの実をつける種類で「ヤシの木」といえばこれを想像する人が多いでしょう。ココナッツの実を割って生えている幹は、ユニークな見た目でインテリアに人気です。
テーブルヤシ
テーブルヤシはテーブルの上でも育てられるサイズから名付けられた種類です。高さ30~40cm程度で生長スピードが遅いことから、観葉植物として育てられます。
シュロチク(棕櫚竹)
シュロチク(棕櫚竹)は細い葉っぱが特徴で、和洋どちらのインテリアにも合うためレストランや料亭によく飾られています。常緑で1年中葉っぱを茂らせ、寒さに強いです。
ヤシの木は大きいものだと15m以上にも成長するものがあります。そのため葉や花などが、かなりついた場合には木としての上部が重たくなりすぎるために強風や、台風などで倒れてしまうという危険を伴います。
そして60年ほど経つと20m以上の高さにまで育つ木もあり、成長が止まると葉が落ちてきたりする危険性もあります。適切に伐採して管理する必要があります。
台風や地震でヤシの木が倒れる危険性がある
大きくなりすぎたヤシの木は伐採を検討する必要があります。しかし、ヤシの木は高さがあるため3つの危険性が考えられます。
台風や強風で葉や枝が傷んで倒れる
ヤシの木が大きく高く成長しすぎた場合には、強風や台風などの時に枝や葉が飛ばされたり、木自体が倒れたりすることもあります。
公共施設や病院などでは、子ども達や患者の方などの身に危険が及ぶこともあります。高い位置から飛んでくる葉や枝は、凶器に近い危険性があるともいえます。
高い位置に鳥の巣ができる
ヤシの木の先端部分に鳥が巣をつくっても、高い位置のため取り除くのは困難です。また、虫などがついた場合も駆除するのはかなり難しくなります。大きく成長したヤシの木の葉は剪定するにしても扱いにくくなります。
地震によって倒壊する可能性がある
ヤシの木が地震によって倒れてしまうこともあります。ヤシの木を何本も連ねて植えている場合は、一気にドミノのように倒れることもありかなりの被害が想定されます。
伐採にしてきちんと管理しておけば、このような被害も避けられます。
大きくなりすぎたヤシの木は剪定より伐採する
伸びすぎたヤシの木は剪定よりも伐採した方がいいです。そこで自分でヤシの木を伐採する方法を紹介します。
準備物
- ロープ
- 斧
- 剪定用のハサミ
- チェーンソー
- 長袖の上下
- ヘルメット
- 軍手
- すべりにくい靴
ヤシの木を伐採する手順
- 安全に作業するために上下長袖などの服装に着替え、高所作業のためヘルメットなどを着用する。
- ヤシの木の上部(葉や枝)を剪定する。
- 先端から50cm~60cm程度の長さをカットする。この時に切り倒す方向を決めて、通行人やペットなどがいないか確認して作業する。
- ヤシの木を切り倒す反対側の幹に穴を開けてから、斧などを使って切り落とす。
- 徐々に同様の長さでカットしていき、地面に倒しても安全な高さまで短くしたら切り倒す。
- 切り落としたヤシの木は、小さくカットして処分する。
このようにヤシの木の伐採は複雑ではありませんが高所での作業となるため、落下によるケガなどの注意しましょう。
ヤシの木を管理する時のポイントと注意点
ヤシの木を伐採する方法を紹介しましたが、素人が気軽伐採するのは難しいです。そここでヤシの木を管理するポイントや注意点を紹介します。
ヤシの木を伐採する時は斧を使う
一般的な樹木を伐採する場合は、効率的に短時間で伐採するためにチェンソーを使用することが多いです。しかし、ヤシの木やシュロの木の伐採は、斧を使用して伐採することをオススメします。
ヤシの木やシュロの木は幹が硬くノコギリの刃では切れません。幹に毛のような繊維がありチェンソーに細かい刃が絡まってしまい上手く動かせなかったり、動かなくなったりします。斧であれば幹を打ち続けることで繊維も切れて硬い幹も切り落とせます。斧を使う作業はかなりの根気と労力が必要ですが、チェンソーよりも安全で効率的な伐採方法となります。
隣家に配慮する
ヤシの木を伐採する場合は、ある程度の時間がどうしても必要となります。また、ヤシの木の近くに電線や柱などがある所は触れないように注意して伐採する必要があります。
どんなに注意をはらっても思わぬことが起こり近隣トラブルにつながることもあります。伐採を実施する前には、必ず近隣の方に知らせて了解をいただいておくと安心です。
ケガに注意する
高所からの落下以外にもケガのリスクが考えられます。作業中に気をつけていても剪定した枝が顔に落ちてきたり、足元がふらつき木から落ちたりすることもあります。予想できないことが起こりますので、さまざまな危険を事前に十分に想定してケガを未然に防げるようにしましょう。
伐採したヤシの木を処分する
伐採した後の木の処理は責任をもって処分しなければなりません。木が大きく処分する量が多すぎる場合は処理業者や、自治体のクリーンセンターなどを活用するといいでしょう。
ヤシの木の伐採を業者に依頼する料金相場は?
ヤシの木が育っている環境や、木の生育状況などで伐採方法も変わります。そのため専門の業者に依頼するのがオススメです。経験豊富な造園業者なら、一般家庭の庭から大きな施設での伐採まで幅広く対応してもらえます。
業者にヤシの木の伐採を依頼した場合にかかる費用は大きく分けて3つあります。
- 作業費
- 処分費
- 出張費
ヤシの木の高さや幹の太さ、伐採する本数や周りの環境などによって費用が異なります。
例えば、伐採場所の近くに電柱や隣接する家がある場合は、作業に困難になることがあり費用が高くなります。業者によって異なりますが1本5,000円程度~条件によっては30,000円以上と高額になります。
相見積もりして料金比較して伐採方法についての説明や、接客対応から判断して業者を決めましょう。
まとめ
今回はヤシの木を伐採するポイントや注意点、業者に依頼する料金相場を紹介しました。高さのあるヤシの木やシュロの木の伐採は様々なリスクがあるため専門の業者に依頼した方が安心です。
ヤシの木は家庭や施設などのシンボルとして長年親しまれてきたものです。大切に扱い感謝の気持ちを持って管理しましょう。
地元の庭木の伐採・抜根業者を探す
出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持った庭木の伐採・抜根の専門業者が多数出店しています。
予約前に無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。
すまいのホットラインは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、
200種以上の出張訪問サービスを予約できる、日本最大級の検索予約サイトです。
- 「相場」がわかる
- 総額料金や実際に利用した人の口コミで選べる
- 「人柄」で選べる
- スタッフの技術力や雰囲気・こだわりで選べる
- 「何でも」頼める
- どうすればいいかわからないお困りごとも解決