門扉は家の表情を決める!おしゃれな門扉の選び方から設定費用までまとめて紹介
門扉は素材やデザイン、価格だけではない欠かせない重要なポイントがあります。今回は門扉の種類や選び方、門扉を設置する費用相場を紹介します。
門扉(もんぴ)とは?
門扉は「もんぴ」と読みます。エクステリア工事の中で玄関前の表情を決めるとても重要なのが「門扉」です。
- カーポートの前に設置する伸び縮みするフェンス
- 高級な邸宅の門構えを彩る門戸(もんこ)
- 外回りのフェンスと一体化した開き戸
インターネットで「門扉」というキーワードで検索すると、建材メーカーの製品紹介だけでも丸一日かけても見切れないほどのメーカーの製品紹介がずらりと出てきます。
門扉の素材も木製の物から、アルミ製(最近の個人住宅の場合はアルミ製がほとんどです)、ステンレス製や鉄製の鋳物まであらゆる素材があります。門扉に使われる素材や、デザインによって価格は大きく異なります。
木製のDIYで施工できる製品は比較的リーズナブルですが、鉄製の鋳物の門扉やステンレス製の鏡面加工が施された製品などは門扉「1枚で100万円!」というものあります。
門扉の特徴
門扉を新設したり、交換する時にどんな門扉を選ぶのかが一番の悩みどころです。
- どのような機能を門扉に求めるか?
- 普段のライフスタイルに門扉があっているか?
これによって、その選択方法が変わります。
大きなスライド門扉
車庫への車の出し入れを頻繁にするなら伸縮フェンスか、幅の大きなスライド門扉を選ぶ事が多いようです。
片開きの門扉
防犯の意味合いも兼ねて玄関前や勝手口前に門扉を設置するなら、片開きの門扉を選ぶ事が多いようです。使用頻度の多寡や、耐久性をどこまで求めるかを加味すると素材選びも重要です。
アルミ製の門扉
コストと耐久性のバランスのよさから、現在はアルミ製の門扉を選ぶ方が多いようです。
ステンレス製のスライド門扉
より防犯性を高めるため、鉄製あるいはステンレス製のスライド門扉を選ぶケースが多いようです。鉄製の門扉はステンレス製より安価ですが、定期的に錆落としやペンキの塗り直しが必要になります。
ステンレス製かメッキ加工を施した門扉
海の近くに門扉を設定するなら錆びにくいステンレス製や、鉄製の溶融亜鉛メッキ加工を施した門扉を選ぶと耐久性が上がります。
筆者は門扉付のマンションにこだわって購入したものの、子供が生まれてからベビーカーを押しながら門扉の開け閉めが面倒になりました。抱っこ紐しながらおむつなどの大荷物を抱えて門扉を開け閉めするのが大変で、門扉付にこだわる必要なかったかも…(泣)と思っています。
戸建ての場合は防犯などの観点からも門扉の必要性を感じますが、マンションの場合はセキュリティーがしっかりしていれば、門扉にこだわらなくてもいいのかもしれませんね。(あくまでも個人的な意見です)
自分でエクステリアの門扉を設置できるの?
門扉の施工は自分でできない訳ではありませんが、難易度の高い工事です。門扉を設置する地面の状況により、施工方法が大きく変わります。
門扉を土の上に施工する方法
エクステリアの門扉を土の上に施工する場合は、門柱を地中深く埋め込む必要があるります。大きな穴をあけ、門柱を少なくとも1mは埋め込まなければなりません。大きな穴を掘って、門柱がずれないように固定して土を戻します。土をそのまま戻すだけでは根元がぐらつくので、砂や土を入れて水をかけながら突き固めます。
舗装面の上に門柱を立てて門扉を設置する方法
舗装面をはつり機や、アスファルト(コンクリート)カッターで切断して地中深く掘らなければならないので素人の手には負えない工事です。コンクリート製の沓石(くついし)に、柱を差し込む製品もあります。簡易的な門扉ならよいのですが、沓石を置くだけの製品は中長期使用には不向きです。
門扉を設置する費用内訳
材料費
門扉材料の費用が必要になります。扉本体や門柱の他に、ハンドル部分に鍵がかかるようにするにはオプションでシリンダー錠の費用がかかります。
施工費
職人の手間賃、門柱を固定するために必要なコンクリートやモルタルなどの材料費が別途必要になります。
また、舗装面を切断するには専用の工具が必要になるので、工具使用料や切断機の刃先部分の交換費も発生します。
スライド門扉などを設置する場合は門扉の下側にレールを設置したり、レールが走る部分の舗装面を平らにするための費用がかかります。
現地調査費
門扉の設置箇所がどのような状況なのか、事前に確認してもらうことが非常に重要になります。仮に調査費が有料だとしても、長期間安心して使用し続けるためには費用としてかかるものだと認識しておきましょう。
設計費
門扉を既製品ではなく、オリジナルで作成してもらう場合に設計費が必要になります。デザインだけではなく強度計算や素材選び、施工方法まできちんと検討しなければならないため場合によっては設計費が発生するものと考えておいた方がいいでしょう。
製品の種類やサイズ、施工状況により価格は大きく変動しますので一概には言えませんが目安として例を紹介します。
- 幅0.8m、高さ1mくらい
- 一般的な片開きのアルミ門扉
という条件で、トータル10万円~12万円くらいの費用がかかるようです。
門扉を設置してくれる業者選ぶ3つのポイント
門扉の設置を業者に依頼する場合は、どのような業者に依頼したらいいのか悩みますよね?
- リフォーム業者
- 町の便利屋
- 建設会社
このような業者に依頼する人が多いようです。昨今、大きな台風や地震などが頻繁に発生するようになってきました。門扉も強風で飛んでしまったり、大雨で流されてしまわないようにきちんと施工してもらいたいものですね。
そこで重要なのが、施工の質と気配りのできる業者選びです。規模の大きな会社の方が材料を安く仕入れられるので、費用を安くおえられる可能性があります。
が!!!
大きな会社は施工を下請け業者に丸投げするケースがほとんどなので、その下請け業者の施工の質が左右されます。どの業者に依頼するにしても、気を付けるポイントは3つです。
- 見積明細をきちんと出してくれる
- 現地調査に快く応じてくれる
- 工事中の近隣挨拶がちゃんとできる
エクステリア門扉の設置は専門性が高い工事なので、それなりの知識と経験がなければ、しっかりとした門扉の施工はできません。
安心できる業者は、近隣の住民の方に「〇〇さんのお宅で門扉を設置工事するので、舗装面を切断するときに少々大きな音が出たり、少々コンクリートの粉が飛ぶかもしれません」ときちんとお断りしてから工事に入ります。
信じられない話ですが、筆者が見た酷い業者さんは、門柱を固定するときに使ったモルタルがあまり持ち帰るのが面倒だからと言って水で薄めて道路の側溝に流していました。ありえませんが質の悪い施工業者には、このような方がいるのもまた事実です。
それなりに高価で専門性の高い工事になりますので必ず3社以上の相見積を取り、その会社の施工実績などを調べましょう。
まとめ
今回は門扉の種類や選び方、門扉を設置する費用相場を紹介しました。家や建物の表情を決めると言っても過言ではないのが門扉の設置工事です。いきなり業者に問い合わせて業者の言いなりで設置するよりも、門扉にどこまでの機能を求めるか?どの程度の年数使うか?きちんと決めておくことをオススメします。
その上で必ず3社以上の相見積を取り、施工経験豊富で近隣住民にもきちんと気配りができる業者を選びましょう。この記事が、あなたの素敵で快適な住まいづくりのお役に立てば幸いです。
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