刈り込みと剪定の違いは?自分で刈り込みする方法から依頼する料金相場を紹介
庭木のお手入れに欠かせない「剪定」や「刈り込み」は樹木の不要枝を切ったり、生け垣や低木の植え込みの伸びた葉や枝を切る作業のことです。今回は剪定と刈り込みの違いや、刈り込みする時期や方法を紹介します。
剪定と刈り込みの違いは?
植木や庭木のお手入れに必要な「剪定」と「刈り込み」には違いがあります。
剪定とは?
剪定とは樹木の枝を切って日当たりや風通しよくしたり、樹木の成長をコントロールする作業のことです。芽の方向を考えていい枝を残して不要な枝を切ります。樹木の形を整えるため、時には幹を切ることもあります。
剪定のメリットは日当たりや、風通しがよくなるため病虫害に強くなる効果があります。デメリットは時間がかかりゴミが多くなることです。
刈り込みとは?
刈り込みは単純に伸びた樹木の葉や、枝を切る作業のことです。芽の方向は気にしません。樹木の外側、生け垣や植え込みの外側を刈り込みバサミでバリバリ切るため比較的手軽にできます。
刈り込みのメリットは作業時間が短時間で、ゴミも剪定に比べると少なくすみます。刈り込みのデメリットは葉も枝も途中で切れるため、切断部分が茶色く枯れてしまいます。また、内側の密度が高くなってしまうため、病虫害が増えてしまいます。
庭木を刈り込みする時期は?
庭木を美しく保つために必要な剪定や刈り込みですが、剪定や刈り込みする時期は樹木によって違います。大きく分けると「冬剪定」と「夏剪定」が基本的な時期です。生垣の種類については下記の記事で詳しく紹介しています。
冬剪定
冬剪定は春になって樹木が新芽を出す前に不要な枝や葉を切り整えます。初夏に芽を出す樹木の場合は3月~4月にする場合もあります。
- 常緑針葉樹(スギ、マツ、マキ、ゴールドクレスト)
- 落葉広葉樹(アオハダ、アオダモ、ヤマボウシ、ハナミズキ)
特に落葉広葉樹は冬の間は葉が落ちて枝だけになっているので、剪定や刈り込みしやすいです。
夏剪定
夏剪定は樹木が成長し、伸びすぎた樹木の枝や葉を剪定や刈り込みします。台風が来る前に剪定や刈り込みしておけば、伸びすぎた枝が折れてしまう心配もありません。
夏剪定する樹木
暖かくなりはじめた5月下旬~6月に剪定します。常緑広葉樹は寒さに弱いため、冬には剪定しないようにしましょう。8月~10月に強く剪定すると成長しづらくなるため、軽い剪定程度にとどめておくようにしましょう。
あまり大きく育ってほしくない場合は、あえてこの時期に剪定するのもいいでしょう。
自分で刈り込みするならバリカンがオススメ
庭木を刈り込みする場合は、全体のバランスを見ながら刈り込みます。刈り込みは側面から切りはじめて、そのあと下から上に切ります。最後に天の部分である上面を平らに整えます。そうするとサツキやつつじの植え込みが美しい形に整います。
刈り込みに使う道具は、刈り込み鋏とよばれる鋏(はさみ)です。この鋏の片方の刃を刈り込み面に当て、もう片方の刃を動かして刈り込んでいきます。
しかし、刈り込み鋏で刈り込むのはやはり大変です。慣れていないとバランスが崩れてしまいます。そんな時に便利な道具がバリカンです。バリカンにはエンジン式バリカンと電気式バリカンがあるので特徴を紹介します。
エンジン式バリカン
エンジン式バリカンはパワーがありますが重いです。燃料を含めて5kgくらいの重さがあり、ずっと持ちながら刈り込み作業していると腕が痛くなり、腰にも負担がかかります。力がある人でないと使いこなすのは難しいでしょう。
電気式バリカン
エンジン式バリカンに比べると電気式バリカンは軽いので女性でも簡単に使えます。しかし、電気コードが邪魔になるのが欠点です。
充電式バリカン
充電式バリカンはコードが邪魔にならず軽くて扱いやすく作業効率が上がります。バッテリーを含めて2.5kgくらいです。柄が長くなるタイプのものを選べば、高い木の刈り込みにも使えます。
刈り込みを業者に依頼する料金相場
自分で刈り込むと時間がかかり、思った通りに切れないなど難しいです。切断部分が枯れてしまったり、キレイに形が整えられずにボサボサになってしまったりします。
そこで利用したいのが、庭木の刈り込みサービスです。豊富な知識と経験がある業者を利用することで、自分ではできない庭木を手入れしてもらえます。
刈り込みの料金相場
- 職人1人あたり1日15,000円~30,000円
- 時間制の料金は1時間2,000円~3,000円
料金には単価制のシステムもあります。庭木一本あたりいくら?または㎡あたりいくら?という料金で計算します。
単価制の料金相場
- 灌木や低木の刈り込み・・・300円(㎡単価)
- 中木の生け垣刈り込み(1.8m~2.5m)・・・600円~1,200円(1m単価)
- 低木剪定・・・200円(1本単価)
- 中木剪定(1.5m未満)・・・1,000円(1本単価)
- 中木剪定(1.5m~2.5m未満)・・・2,000円(1本単価)
- 高木剪定(2.5m~3.5m)・・・3,000円(1本単価)
残念ながら腕の悪い職人で「1日ですむはずの作業が2日も3日もかかって、費用も膨らんでしまった…」ということもあります。そうならないためにも前もって見積もりをとり、作業内容や費用項目を明確にしてもらいましょう。電話やメールでの対応や口コミを参考にして慎重に業者を選びましょう。
まとめ
今回は剪定と刈り込みの違いや、刈り込みする時期や方法を紹介しました。自分で刈り込みするには難しいと感じる樹木があったら、プロに依頼するのが無難です。自分でできる簡単な範囲で刈り込みして、ある程度の限界を感じたら一度プロに頼んでみてはいかがでしょうか?
地元の植え込み・生垣の剪定業者を探す
出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持った植え込み・生垣の剪定の専門業者が多数出店しています。
予約前に無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。
すまいのホットラインは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、
200種以上の出張訪問サービスを予約できる、日本最大級の検索予約サイトです。
- 「相場」がわかる
- 総額料金や実際に利用した人の口コミで選べる
- 「人柄」で選べる
- スタッフの技術力や雰囲気・こだわりで選べる
- 「何でも」頼める
- どうすればいいかわからないお困りごとも解決