チューリップの球根の植え方!植える時期や咲き終わった球根の保存方法を紹介
春に咲く代表的な花の1つであるチューリップですが、今回はチューリップの植え方や肥料のやり方、咲き終わった後の球根の保存について紹介します。
チューリップの咲き方や花の色は種類によって違う
チューリップは5,000種類以上ある花色や、花姿が豊富な花です。チューリップの花色はピンク、赤、オレンジ、黄、紫、緑、黒、白などの色があります。
チューリップの咲き方はパーロット咲き、ユリ咲き、八重咲き、ユリ咲きがあり、開花時期は「早生種」「中生種」「晩生種」の3つに分かれています。
- 早生種(3月下旬~4月上旬)
- 中生種(4月中旬~4月下旬)
- 晩生種(4月下旬~5月上旬)
開花時期だけでなく、チューリップの花丈も種類によって異なります。チューリップを花壇に植えるのに適している品種は丈が短い20~30cmものです。一般的なチューリップの丈は40~50cmあり、切り花にオススメの品種は丈が50~60cmあります。
このチューリップの開花時期と、花丈は球根が入っている袋に記載されているので購入する時に確認しましょう。
チューリップを植える時に気をつける6つのポイント
水はけのいい土を用意する
市販の草花用培養土ではチューリップには、水はけが悪い場合があります。球根用やチューリップ用の培養土を用意しましょう。砂やパーライトを足してもいいでしょう。
チューリップの球根は状態を見て選ぶ
チューリップの球根を購入する時は、ラベルの写真だけでなく球根の状態を確認してから購入しましょう。バラ売りされている球根であれば、実際に持って重いものを選びましょう。表面に凹凸や汚れがないか確認しましょう。
まとめてネットに入れて売られている球根は、触ってみてふにゃふにゃしないか確認しましょう。チューリップの苗を購入する場合は虫や、白カビがついているものは避けて葉の色がいいものを選びましょう。
球根を植えるのは紅葉が見頃の時期
チューリップの球根が根を出すのは、気温が10℃~15℃になった時です。20℃以上ある場合は根を出さないので注意しましょう。紅葉の見ごろの時期が、最もチューリップの植えに適した時期になっています。
チューリップは寒さに強いため雪が積もる頃まで球根を植えられますが、できるだけ紅葉が終わる頃までに植えるようにしましょう。紅葉の見ごろの時期は地方によって異なります。
- 北海道、東北…10月上旬以降
- 北陸、中国の日本海側…10月下旬以降
- 関東、東海、近畿、瀬戸内海側…11月以降
- 九州…11月下旬以降
日々観察する
チューリッを育てるポイントは毎日観察することです。毎日観察することによって病気を防止できたり、被害を広げないようにできます。
- モザイク病…チューリップには花弁にあるはずのない模様ができる
- 白絹病…根元に白の菌糸がついて枯れてしまう
- 軟腐病…球根や地際が腐る
チューリップはネダニやアブラムシが発生することもあるため、虫害にあったときは専用の薬剤をまいて防除しましょう。
花が枯れたら茎ごと切る
来年もチューリップを育てたい場合は、花が枯れたら茎ごと切り落としましょう。チューリップの葉は光合成して球根に栄養を蓄えるため、葉は切らずに残しておきましょう。
日当たりのいい場所に置く
チューリップに日が当たらないと、花を咲かせないことがあるため日当たりのいい場所に置きましょう。つぼみが色づいてきたら半日陰に移動させましょう。
また、チューリップは寒さに当たらないと花が咲かないため、日当たりの戸外で寒さにあてることも大切です。
チューリップの正しい水やりと肥料の与え方
チューリップがよく育つ水のやり方
チューリップは乾燥に弱いため、毎日こまめに水やりが必要です。鉢植えの場合は、鉢から水が染みだすぐらいに与えましょう。水をやりすぎると球根が腐ってしまうことがあるため、土が湿っている時は水やりはしないようにしましょう。
水やりする時間帯が夕方以降だと、夜間の冷え込みで水が凍ってしまう場合があるため午前中がおすすめです。
チューリップの肥料
鉢植えのチューリップの場合は、芽が出始めたら10日に1度のペースで液体肥料を与えましょう。肥料を過剰に与えてしまうとチューリップの根が肥料やけする可能性があるので注意しましょう。注意書きをよく読んで使用量を守って与えましょう。
自分でチューリップを植えたり植え替える方法
チューリップの「鉢植え方法」「地植えの方法」「植え替え方法」について紹介します。
チューリップを鉢植えする方法
チューリップの球根を用意して15分程度、消毒液につけてから植えましょう。鉢植えはサイズによって球根の数が違ったり、鉢植えで育てる方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
準備物
- 植木鉢5号(直径5cm)
- 培養土
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- チューリップの球根
チューリップを鉢植えする手順
- 植木鉢に鉢底石と鉢底ネットを入れる。その上から培養土を8~10cm入れる。
- 培養土の上に球根の向きをそろえて並べる。複数の球根を植える場合は、球根の間隔を1個分空ける。
- 培養土を入れて球根の頭が2cm程度埋まるよに植えて完了。
チューリップを地植えする方法
地植えする場合は、事前に土を耕しておきましょう。
準備物
- スコップ
- チューリップの球根
チューリップを地植えする手順
- チューリップの球根の高さ2~3個分を目安に穴を掘る。
- あけた穴に球根を並べる。植え付ける感覚は球根2~3個分空ける。
- どこに埋めたか忘れないように、チューリップの球根を植えた場所に印をつけて完了。
チューリップを植え替える方法
チューリップは植え替えを嫌う植物といわれています。そのため目出し球根の苗を購入して、育て始めるくらいにとどめておく方がいいようです。どうしても植え替えたい場合は、根を傷つけないように注意しましょう。
球根の根は1度折れると成長が止まってしまいます。チューリップを別の場所に移したいという場合は、専門家に相談することをオススメします。
咲き終わったチューリップの球根を保存する方法
咲き終わったチューリップの球根は、掘り出して翌年また植えられるように保存します。チューリップの花を摘んだ後に、葉が黄色くなって枯れたらしましょう。6月頃が最も適しています。
チューリップの球根を掘り出す方法
球根のすぐ上の茎を切り、球根をひとつひとつ分けます。小さすぎる球根は翌年花を咲かせないため処分しましょう。
チューリップの球根を保存する方法
球根の土を落として、水洗いして球根の汚れを落とします。キレイになった球根をネットに入れて、風通しのいい日陰につるして乾燥させましょう。乾燥させた球根は、次の秋まで風通しのいい場所で保管します。球根に傷がつくと、翌年花が咲かなくなるため注意しましょう。
チューリップの球根を掘り上げる手順動画
時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。
まとめ
今回はチューリップの植え方や肥料のやり方、咲き終わった後の球根の保存について紹介しました。同じチューリップでも、種類によって開花時期や丈が違うので覚えておきましょう。
チューリップの培養土は、チューリップ専用のものが販売されているので使ってみて下さいね。球根の植える時期は紅葉の見頃の時期です。自分で植えて楽しめる花ですが、植え替えには基本的に向いていません。どうしてもする場合は注意しましょう。チューリップの植え替えする時に不安な時は、業者に相談してみましょう。
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