芝桜はほったらかしでも育つ?芝桜の植え方や育て方、増やし方や剪定などのまとめ
芝桜はその名の通り、芝のように地面に広がり、桜に似た形の花を咲かせます。今回は芝桜の植え方や育て方、増やし方などまとめて紹介します。
芝桜(シバザクラ)は芝なの?
芝桜という名前ですが、芝生とは全く別の植物で北アメリカ原産多年草で寒さ、熱さに強い常緑の植物です。
インターネットで検索すると「芝桜はほったらかしで大丈夫」とよく目にしますが、結論から言うと間違いです。芝桜を家の庭に植えようとすると土作りや剪定、雑草処理などのお手入れが必要です。
しかし、管理が楽であることは確かです。芝桜を地植えすると水やりの必要がなく、環境が整っていればどんどん育ち勝手に増えることから噂が広がったように感じます。
羊山公園や東藻琴芝桜公園、みさと芝桜公園など秩父や北海道などが有名のようです。
芝桜の育て方
芝桜を育てる場所
- 日あたりのいい場所
- 水はけのいい場所
- 潮風の当たらない場所
日当たりと潮風は改善するのは難しいので、別の植物を検討した方がいいでしょう。
花が咲く時期
地域によっては多少前後しますが、芝桜の開花期は4~5月頃です。
芝桜の種類
芝桜は基本のピンクですが、白、青、赤色など様々な品種があります。1ポット当たり単価は200~400円くらいで購入でいます。
芝桜の植え方
芝桜を植え付ける時期
- 3月下旬~6月下旬
- 9月下旬~11月上旬
植える土
芝桜は水はけが悪いと枯れることがあります。鉢植えする場合は土は耕して、底に軽石や赤玉土を入れましょう。より水はけをよくするために2~3割鹿沼土を混ぜて使うのもおすすめです。
お庭に地植えする場合は、植え付けの1週間前から雑草を抜いて土を耕し、堆肥や腐葉土を2~3割混ぜ込んで土作りしましょう。
植え方
芝桜は鉢植え、地植えどちらでも育てられます。
準備物
- 軍手
- 鉢
- 土
鉢植えする手順
- 軍手をはめてポットから苗を取り出し、手でほぐす。
- 鉢に苗を植える。2株以上植える場合は20~30cm空けて植える。
- 植え付け後は水をたっぷりあげる。
地植えする手順
- 軍手をはめてポットから苗を取り出し、手でほぐす。
- 20~30cm空けて地植えする。
- 植え付け後は水をたっぷりあげる。
芝桜を1m×1mに植えるポット数は16~25ポット/㎡です。
肥料
芝桜の肥料は速効性があるものを避け、緩効性肥料(1年間ゆっくり溶け出す肥料)を与えましょう。
水やり
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら、鉢底から水が出てくるまでたっぷりとあげましょう。根腐れの原因にもなるので、受け皿の水は毎回捨てるようにしましょう。
地植えの場合は植え付け後、根付くまでの2週間程度は土が乾かないように水やりしましょう。根付いた後の水やりはほとんど必要ありません。
芝桜のお手入れ
芝桜の剪定方法
芝桜を剪定するのは花が咲き終わる頃の梅雨の間にしましょう。夏になる前に刈込みすることで、風通しがよくなり蒸れを防げます。草丈の半分くらいを刈込みましょう。
芝桜を増やす時期
芝桜の増やし方は「株分け」と「さし芽」の2種類があります。
- 株分け・・・9~10月
- さし芽・・・4~5月
芝桜を株分けする方法
株分けは増やすだけではなく、元の株の成長にもつながります。
芝桜を株分けする手順
- 3号の育苗ポットにおさまる程度の株を根を残すように掘り起こす。
- 掘り起こした芝桜を新しい培養土に植え替える。
- 植え付け後は水をたっぷりあげる。
芝桜をさし芽する方法
芝桜のさし芽の手順
- 若い葉がついた5~10cmほどの茎を切り取り、切り口を斜めにカットする。
- 3号の育苗ポットに赤玉土を入れ、そこへ切り取った茎を3~5本挿す。
- 挿したあとは水をたっぷりあげて、2~3週間は土が乾かないようにする。
- 発根したら鉢や地面に植え付けて同じように管理する。
まとめ
今回は芝桜の植え方や育て方、増やし方や剪定などまとめて紹介しました。手間が少ない芝桜ですが、やはり多少は手をかけてあげなければ管理できません。芝桜を育てるには日当たりや、水はけが大事です。
自分で植え付けする自信がない人や、広範囲の地植えで大変な時は業者に依頼することもできます。
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