ほったらかしで毎年咲く花とは?育てやすい花7選!多年草はプランターで育てられる
ガーデニングや寄せ植えの初心者には栽培の手間がかからない「ほったらかしで毎年咲く花」がおすすめです。庭植えだけではなくプランターでも育てられるため気軽にガーデニングを楽しめます。今回はほったらしで毎年咲く花の特徴と代表的な花を紹介します。
ほったらしで毎年咲く花とは?
多年草
ほっかたらかしで毎年咲く花とは、一度植えれば翌年以降も繰り返して花を咲かせてくれる植物をいいます。ナチュラルで野趣あふれる落ち着いた雰囲気があり、花壇の縁取りやグランドカバーにもおすすめです。
種まきや植え付けしてから1年未満で枯れてしまう植物を「一年草」というのに対し、種まきや植え付け後、開花して種ができるまでのサイクルを2年以上繰り返す植物を「多年草」と呼びます。ほったらかしで毎年咲く花とは、この「多年草」のことを指します。
多年草は一年草のように毎年苗を植え替える必要がありません。手間がかからず苗や種を買うコストがかからない点も魅力です。一年草と多年草を組みあわせて寄せ植えにするとガーデニングを楽しめます。
宿根草
ほったらかしで毎年咲く花には「宿根草(しゅっこんそう)」と呼ばれる種類があります。宿根草も多年草の1つでチューリップやシクラメンなどの球根植物も含まれます。多年草と宿根草は花が枯れた後、地上部の状態に違いで見分けます。
- 多年草・・・花が枯れた後は、葉を落とさず常緑のままで冬を越し、翌年も花を咲かせる植物
- 宿根草・・・生育期が終わると地上部の葉と茎を枯らし根だけで生きて、翌年再び葉を茂らせて花を咲かせる植物
ほったらしで毎年咲く花はプランターでも育てられます。玄関先やベランダに置けば、自然に花を咲かせて季節の訪れを知らせてくれるでしょう。水やりや肥料も少なくても、ほっかたらかしでも丈夫に育つためガーデニング初心者におすすめの花です。冬になっても葉が枯れない多年草をうまく育てると、緑が絶えない庭に仕上げられます。
育てやすいほったらかしで毎年咲く花7選
クリスマスローズ
クリスマスローズは、冬から早春に渋い色味の花を咲かせる多年草です。寒さに強く半日陰でも丈夫に育ちます。花の少ない冬の時期にやさしい彩りを与えてくれる花です。 母の日や誕生日など記念日でのプレゼントや贈り物にも喜ばれます。
原種チューリップ
ほったらしで毎年咲く花として、野生種に近い「原種チューリップ」がおすすめです。一般的なチューリップよりも背丈が短く小ぶりなのが特徴で、3年くらい植えっぱなしで翌年も咲く可能性が高い品種です。花が終わったら、花のすぐ下を切って球根に栄養を残しましょう。
原種チューリップの購入を検討している方は、下記の商品がおすすめなので参考にしてみてください。開花しながら花茎が伸びる品種で、ピンクとイエローの明るい春色カラーが楽しめます。
チューリップの球根の植え方については下記の記事で詳しく紹介しています。
スイセン
スイセン(水仙)は、早春に咲いて春の訪れを告げる球根植物です。ほったらかしにしていても毎年、同じ場所にスイセンが咲いているのを見かけませんか? スラリとした儚げな姿をしていますが、丈夫で育てやすい花です。
スイセンの購入を検討している方は、下記の商品がおすすめなので参考にしてみてください。早く咲いて香りが良い水仙です。房咲きなので1茎から複数の花が咲きます。
ムスカリ
ムスカリはぶどうのような形をした青い小花を咲かせる多年草です。鮮やかな青色が他の花とのコントラストになって魅力的です。冬の寒さにも夏の暑さにも強い、ほったらかしで毎年咲く花として寄せ植えにおすすめです。
ムスカリの購入を検討している方は、下記の商品がおすすめなので参考にしてみてください。スカイブルーの花色と花形が特徴的で、草丈は小さいですが花は比較的大きめなので存在感があります。植えっぱなしでOKな球根で、庭に植えると毎年楽しめます。
ムスカリの球根の植え方や水耕栽培する方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
クロッカス
クロッカスは早春に黄色や、紫など鮮やかで明るい花を咲かせる多年草です。霜や凍結にも負けない強さがあり、冬対策は必要ありません。小さいながら存在感がある、ほったらかしで毎年咲く花です。
クロッカスの購入を検討している方は、下記の商品がおすすめなので参考にしてみてください。フラワーレコード、ジャンヌダーク、ピックウィック(花色:紫、絞り咲き、白)です。チューリップより早い時期に、見事な揃い咲きを楽しめます。
シバザクラ
シバザクラは芝のように広がって桜のような小花を咲かせます。地面に幅広く咲かせるのも魅力的ですが、大きなプランターでも育てることが可能です。梅雨前に花ガラ摘みと茎の刈込みをするのがポイントです。
芝桜の植え方や育て方については下記の記事で詳しく紹介しています。
スズラン
鈴のような可愛らしい花を咲かせるスズランも、ほったらかしで毎年咲く花です。地下茎で増えていくため、株が混み合ってきたら間引きをしましょう。夏の暑さが苦手なため、プランターで育てる場合は置き場所に注意が必要です。
多年草をプランターで植える方法
園芸店やホームセンターでは、春や秋に花苗が出回ります。花の種類によって植え付けの時期、花が咲く時期が異なります。ほったらかしで毎年咲く花は、咲かせたい時期を調べてから苗を購入し植え付けましょう。
苗の植え付けには市販されている園芸用の培養土がおすすめです。ほったらかしで毎年咲く花は株を大きくしながら繰り返し花を咲かせるため、大きめのプランターを用意しましょう。
準備物
- 多年草の花苗
- 園芸用培養土
- プランター
- 鉢底石
- スコップ
- じょうろ
多年草をプランターで植える手順
- プランターに鉢底石を敷く。
- 培養土を浅く入れて、苗を並べる。
- プランターの縁の2~3cm下まで培養土を入れる。
- たっぷり水を与える。
ほったらかしで毎年咲く花のお手入れポイント
水を与えすぎない
すぐに地面が乾いてしまう暑い夏は、水やりが欠かせません。しかし、ほったらかしで毎年咲く花は、乾燥を好む植物が多いため、地植えで育てている場合は少量の水だけ丈夫に育ちます。プランターで育てている場合は、根腐れしてしまうため水を与えすぎないようにしましょう。
花ガラ摘みする
咲き終わった花や、枯れた花を取り除く作業を「花ガラ摘み」と呼びます。咲き終わった花をそのままにすると栄養が他の花にまわりません。カビや病気の原因にもなります。花をたくさん咲かせるために、花ガラはこまめに取り除きましょう。
切り戻し剪定する
開花の時期を過ぎたら、切り戻し剪定しましょう。切り戻しとは伸び過ぎた枝や茎を切り落とし、株を小さくする作業です。枝や茎を伸びたままにすると内側が蒸れて枯れてしまうことがあります。風通しを良くしてからほったらかしにすると、毎年元気に花が咲きます。
肥料は年1回
ほったらかしで毎年咲く花は、肥料は年1回で十分です。冬越しの前に株の周りに緩効性肥料を少量散布しましょう。
ほったらかしで毎年咲く花を育てる時の注意点
植え付けの間隔を空ける
ほったらかしで毎年咲く花は、同じ株から毎年枯れずに繰り返して花を咲かせます。年々少しずつ株が大きくなっていくため、植え付ける時は苗の間隔を広く空けましょう。翌年、窮屈そうに感じたら間引きするか、株を他の場所に植え替える必要があります。
園芸用ネームプレートを付ける
冬は葉や茎を枯らして過ごす宿根草は地上部がなくなってしまうため、何も植えていないように見えます。誤って他の植物を植えたり、根を傷つけたりしないようにネームプレートを付けて目印にしましょう。
プランターは植え替えが必要です
ほったらかしで毎年咲く花をプランターで育てる場合は、株がどんどん大きくなり根詰まりします。根詰まりすると花が咲かなくなったり、葉が黄色くなったりします。様子を見て定期的に植え替えするようにしましょう。
まとめ
今回はほったらしで毎年咲く花の特徴と代表的な花を紹介しました。ほったらしで毎年咲く花は「多年草」や「宿根草」とも呼ばれ、毎年植え替えの必要がなく育てやすい花です。
ガーデニングは苗や土、肥料などが必要です。どのように植えればいいのか分からない方もいるでしょう。そんな時は花植えの業者に依頼して「ほったらしで毎年咲く花」を植えてもらいましょう。
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