落ち葉掃除が楽しくなる|100均の落ち葉掃除グッズから処分方法やコンポストの使い方
落ち葉掃除を効率化するには、ブロワーや熊手を使って広い場所に一度に集め、掃除機で吸い取ると時短になります。早朝や風の少ない日に行うと再び散らばりにくく、適したタイミングです。また、集めた葉はコンポスターで堆肥にすることでエコな再利用が可能です。
落ち葉の再利用方法は?落ち葉は堆肥として再利用するのがおすすめです。広葉樹の葉は特に腐葉土化しやすく、集めた葉をコンポスターに入れ、土や水を混ぜて熟成させると、庭や菜園の土壌改良に役立つ堆肥ができます。また、乾燥させてマルチング材として使うと、植物の根を保温し雑草を防ぐ効果もあります。
落ち葉掃除は面倒ですが、掃除しないと害虫が発生したり、積もった落ち葉で転ぶ可能性があります。そこで今回は落ち葉掃除に適した道具や100均一グッズ、落ち葉を処分する方法を紹介します。
落ち葉掃除のタイミング
落ち葉掃除のベストシーズンは地域や環境によりますが、一般的には秋の深まりとともに落ち葉が増え始め、11月から12月がピークになります。山間部や寒冷地では早めの10月頃から始まり、温暖な地域では12月まで続くこともあります。地域ごとの気候や植生に合わせて、ピークを見極めると掃除の効率が上がります。
また、落葉樹は種類によって葉の落ちる時期や量が異なるため、樹種に応じた頻度設定が効果的です。
- 【カエデやイチョウ】・・・11月に一気に落葉するため、週に1回の頻度が最適
- 【ケヤキやサクラ】・・・徐々に葉が落ちるため、2週間に1回程度の頻度でも対応可能
落ち葉掃除に適した道具と使い方
落ち葉掃除に役立つ道具や使い方を紹介します。
アスファルトの落ち葉掃除には竹箒
竹箒は細い竹を集めて作った箒でとても丈夫なため、硬いアスファルトやコンクリートの上でもサッと落ち葉を集められます。通常使われているシダ箒やプラホーキは毛先が柔らかいので、落ち葉がなかなか集まらず掃除するのに時間がかかります。竹箒なら毛先が強いので広い範囲の落ち葉を一気に集められます。
竹箒を使うポイントは45度に箒を寝かせて、力を入れずなでるように掃くと素早く落ち葉を集められます。竹箒のデメリットは柔らかい土の上だと掃除しづらいことです。軟らかい土は竹箒の毛先に集まってしまい、落ち葉だけを集められません。
土の落ち葉掃除には熊手
熊手は柔らかい土の上の落ち葉掃除に向いています。熊手なら扇状に広がったツメの隙間から土が落ちて、落ち葉だけをたくさん集められます。
熊手の使い方は奥から手前に引き寄せるように使います。力は必要ありません。芝生の上でも使えますが、庭木の根や雑草の根にツメが引っ掛かってしまうことがあるので注意しましょう。
砂利の落ち葉掃除にはブロア
砂利の間に埋まった落ち葉をキレイに取ってくれるのがブロアという掃除道具です。ブロアという名前はドライヤーで髪の毛に風をあてて乾かす「ブロー」からきています。ブロアで落ち葉に風を送ると、砂利の間の落ち葉を一気に吹き飛ばせます。ブロアで落ち葉を集めたら、箒を使って処理しましょう。
仕上げはシダ箒やプラホーキ
竹箒や熊手やブロア―である程度落ち葉を集めたら、砕かれた落ち葉クズや細かいゴミを普通の箒で取ります。細かいゴミを集める時は毛先が柔らかいシダ箒やプラホーキが向いています。竹箒や熊手が入らない植木と植木の間の落ち葉を取る時も便利です。
落ち葉掃除に便利な100均グッズ
100円均一で購入できる掃除道具を紹介します。
ダイソー/立ててゴミ箱寝かせてチリトリ
取っ手を持てばチリトリに、取っ手を立たせて置けばゴミ箱になります。チリトリとゴミ箱の両方に使えるチリトリです。
【参考】
立ててゴミ箱寝かせてチリトリ
ダイソー/ゴミ取り手袋くるんポイ
少しのゴミなら手作業で集めたほうが早いですよね。この手袋は使い捨てのビニール手袋です。濡れた落ち葉でも大丈夫で、掃除した後くるんと丸めて捨てられるので簡単にゴミ捨てができます。
【参考】
ゴミ取り手袋くるんポイ
キャンドゥ/ハイヒールちりとり
チリトリの両脇に溝がついていて、箒についたゴミを除去できます。チリトリの底がかなり深いので、たくさんゴミが入るのも便利ポイントです。
【参考】
ハイヒールちりとり
セリア/ジョイントちりとり
自立型チリトリで地面に立たせて置けるため、立てたままゴミを入れられます。通常は左手にチリトリ、右手に箒を持ってゴミを集めますがこれなら手でチリトリを持たなくていいので楽です。持ち手に箒をとめるところが付いており、別売の箒をジョイントさせられます。
セリア/カラーゴミばさみ(火ばさみ)
植木の間など箒が入らない狭い場所の落ち葉を取るのには、火ばさみが便利です。セリアのカラーゴミばさみは火ばさみと同じ形状で色がキレイです。緑と茶色の2色で、庭に置いても悪目立ちせずしっくりと馴染みます。通常の火ばさみは銀色の鉄色でお洒落じゃない…と思っている人にオススメの商品です。
掃除して集めた落ち葉を処分する6つの方法
自治体のゴミに出す
一般的な落ち葉の処分方法は、自治体のゴミに出すことです。燃えるゴミの日に家の近くの収集所に出しましょう。
ゴミ処理場に持って行く
落ち葉の量が多い場合は直接ゴミ処理場に持ち込めます。ゴミ処理場によっては予約や手数料が必要です。事前に確認してください。
子どもの工作に使う
落ち葉を掃除したあと、子どもと一緒に工作してみるのもいいでしょう。秋のいい思い出になります。
しおりにする
キレイな落ち葉はラミネートしてしおりにするのもいいアイデアです。
ネットで売る
落ち葉の種類によってはフリマアプリで売ることもできます。
腐葉土にする
掃除後の落ち葉を腐葉土にして再利用すると環境に優しいです。腐葉土にできる落ち葉と、できない落ち葉があります。イチョウや紅葉などの広葉樹は腐葉土にできますが、松や杉などの針葉樹は向いていません。
落ち葉でコンポストしてみよう
英語で「コンポスト」とは堆肥(たいひ)のことです。堆肥とはワラや落ち葉や糞などを微生物の力で発酵させて作った肥料のことです。野菜クズなどの生ゴミも堆肥の原料に使えます。コンポスト容器に生ゴミを入れておくと、有機物を好む微生物がゴミを分解し堆肥化してくれます。
堆肥と腐葉土の違い
腐葉土は落ち葉が堆積しミミズやバクテリアなどの力で分解されて土状になったものです。腐葉土も堆肥の一種ですが、堆肥はいろいろな動植物の有機物を発酵させて作った肥料のことを指すのに対し、落ち葉や枯れ葉だけでできている堆肥を腐葉土と呼んでいます。
自然界では落ち葉が腐葉土になるまでに1~2年かかりますが、人工的に腐葉土を作る時は米ぬかなどの発酵促進剤を混ぜて2~3ヶ月かけて作ります。腐葉土の使い方や作り方については下記の記事で詳しく紹介しています。
コンポストの作り方
ここで紹介する落ち葉コンポストの作り方は人工的に腐葉土を作るやり方とほとんど同じです。
準備物
- バケツやゴミ袋
- 乾いた落ち葉
- 米ぬかや油かす
- 土
コンポストの作り方
- 落ち葉を水で濡らし足で踏んで固める。
- 発酵促進剤の米ぬかや油かすを加えて土をかぶせる。
- 1~2を4~5回繰り返して層にする。
- 定期的に中身をかき混ぜて上下を返し2~3ヶ月おく。
生のまま濡れた落ち葉を使うと腐敗してしまうので、乾いた落ち葉を使いましょう。
落ち葉コンポストに使う容器はバケツやゴミ袋や段ボールなど、落ち葉と土を交互に入れられる大きさの物であれば何でもかまいせん。庭に穴を掘って落ち葉と土を入れ、雨よけのフタ代わりにビニールシートをかぶせてもOKです。
生ゴミを落ち葉に加えて作ることも可能です。コンポストに入れる生ゴミは、ごはんや野菜や果物やコーヒーカスなどが適しています。逆に硬い野菜や果物の皮、魚の骨などは分解しにくいのでコンポストには向いていません。
手に負えない時はプロへ依頼するのがおすすめ
今回は落ち葉掃除に適した道具や100均一グッズ、落ち葉を処分する方法を紹介しました。落ち葉を掃除する時は場所に合わせて道具を変えると効率的に掃除できます。
コンポストを自作すれば落ち葉を再利用できエコになります。自治体によってはコンポストを作る時にかかる費用を助成してくれるところもあるそうです。どうしても忙しくて落ち葉掃除をする時間がないという人は、落ち葉掃除サービスを利用すると便利です。
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