蛍光灯の外し方や付け方|蛍光灯(直管型・丸型)が回らないからといって焦らないでOK
電球交換の方法は、たったの2ステップで難しいものではありません。今回は蛍光灯の外し方や、付け方を紹介します。また、蛍光灯を交換するには新しい蛍光灯が必要です。正しい蛍光灯の選び方や交換時の注意点、蛍光灯を正しい外し方・付け方で交換したのに点灯しない原因も合わせて紹介します。
蛍光灯の選び方

蛍光灯を交換する際には、新しい蛍光灯を用意しておかなければなりません。蛍光灯選びを間違えると交換できない、使用できない、照明器具の不具合や故障、蛍光灯の寿命を縮めるなどの可能性があります。
必ず古い蛍光灯に表示されている型番を確認しましょう。型番は次のように表示されています。

①点灯方式
記号 | 点灯方式 |
---|---|
FL | グロースタータ形 |
FLC | グロースタータ形 |
FLR | ラピッドスタート形 |
FHF | インバーター形 |
②サイズ
管型蛍光灯の場合には蛍光灯の長さ、丸型蛍光灯の場合は外径を表しています。家庭で一般的に使われる照明電球の口金は「E26」というサイズです。他にはハロゲンライトやスポットライト等に使われる「E11」、シャンデリア等に使われる「E17」が、日本での主な電球の口金のサイズです。
③太さ
蛍光灯の太さを表しています。
④色
記号 | 色 | 色の特徴 |
---|---|---|
D | 昼光色 | 青みを帯びた白い光 |
N | 昼白色 | 自然な白色の光 |
EL | 電球色 | オレンジ系の光 |
部屋で使うのであれば、太陽光に近い明るめの「昼白色」がいいでしょう。廊下や玄関、トイレやお風呂はオレンジがかった「電球色」がオススメです。少し暗めですが、落ち着く色の電球です。間接照明に使うのにもいいですね。
「昼光色」は、少し青く感じるほど白く明るい色の電球です。仕事部屋など、細かいところまではっきり見える照明がほしい時に使うといいでしょう。また、青は食欲を減退する色なので、あえてダイエット目的で使ってみるのも一案です。
⑤始動補助方式(ラピッドスタート形のみ)
ラピッドスタート形のみにある記号で、始動補助方式を表しています。
⑥消費電力
消費電力を表しています。白熱電球の主なW数は「20W」「40W」「60W」です。電球の消費電力の量を数字で表しています。「20W」より「60W」の電球の方が、消費電力が大きいため明るくなります。
しかし、照明器具の使用W数が決まっており「20Wの照明器具に「60W」の電球をつけても、明るさは変わらないばかりか、無駄な熱が生じて故障の原因になるので注意しましょう。LED電球は、消費電力が少ないので10W以下でも十分明るくなります。
蛍光灯の外し方や付け方

蛍光灯の外し方や、付け方を紹介します。電球型蛍光灯の外し方や、付け方は回すだけなので省きます。「直管型蛍光灯」と「丸型蛍光灯」の外し方と付け方を紹介します。
直管型蛍光灯の外し方
感電及び火傷を防ぐため、照明器具の電源を切り、しばらく待ちましょう。直管型蛍光灯には回転させるタイプ・片側に押し込むタイプがあります。それぞれの外し方は次の通りです。
カバーを中央に寄せるタイプもありますが、一般家庭ではほとんど見かけません。ちなみに、外し方は両端のカバーを中央に向けスライドさせると外せます。付け方は逆の手順です。
回転させるタイプ
蛍光灯を90度回して外す。
片側に押し込むタイプ
蛍光灯をどちらか片側に押し込み、反対側の端を下または横にずらして外す。
回転させてみて回らない場合は押し込む
回転させるタイプか片側に押し込むタイプか分からない時は、まずは回転させてみて、回らない場合には、片側に押し込んでみましょう。回転させるにも押し込むにも、力加減には注意してください。力任せにやると蛍光灯が破損してしまう可能性があり危険です。
直管型蛍光灯の付け方
回転させるタイプ
蛍光灯の口金(金属でできた角のように出っ張った部分)を、照明器具の蛍光灯を取り付ける部分にある溝にはめ込み90度回します。
片側に押し込むタイプ
蛍光灯の口金を照明器具の蛍光灯を取り付ける部分にある穴に入れ、そのまま押し込み、反対側も穴に入れます。
丸型蛍光灯の外し方
丸型蛍光灯の外し方手順
- 感電及び火傷を防ぐため、照明器具の電源を切りしばらく待つ。
- 照明器具にカバーがある場合はカバーを外す。
- コードと蛍光灯をつないでいるコネクタを引き抜く。
- 蛍光灯を留めてある留め具のツメから蛍光灯を外す。
カバーの外し方は回して外すタイプや、カバーを軽く引き下げてから金具を外すタイプなどがあります。詳しい外し方は、カバーに貼ってあるので確認してください。外し方が貼っていない場合は、取扱説明書などを確認しましょう。
丸型蛍光灯の付け方
丸型蛍光灯の付け方手順
- 蛍光灯を照明器具の留め具にはめる。
- 蛍光灯にコネクタを差し込む。
- カバーがある場合はカバーを取り付ける。
蛍光灯を交換する時の注意点

蛍光灯を外したり、取り付けるのは難しくありません。しかし、照明器具は電化製品ですし、多くの場合は高所に設置されています。安全を確保することが重要です。
電源を切り待つ
蛍光灯の外し方でも紹介しましたが、蛍光灯を外す時には必ず電源を切り、しばらく待ってから作業を始めましょう。電源を切らないと感電する可能性があり、蛍光灯を長時間点灯していた場合は蛍光灯が熱くなっていることがあります。
足元を安定させる
照明器具は多くの場合、高所に設定されています。脚立や椅子を使うことになります。必ず平らな場所に脚立や椅子を置き、足元を安定させることが重要です。不安な場合は誰かに支えてもらいましょう。
力任せに外さない
蛍光灯の外し方や、付け方で重要になるのが力加減です。回らない…外れない…と、力任せにしてはいけません。蛍光灯が破損してしまう可能性があり危険です。
ホコリや汚れは取り除く
蛍光灯交換は照明器具掃除のいいチャンスです。照明器具内のホコリや汚れを取り除きましょう。照明器具の内部配線の絶縁性能が劣化していると、ホコリが空気中の湿気を吸って漏電し、トラッキング現象を起こす可能性があります。トラッキング現象とは漏電し発火する危険な現象です。
蛍光灯を交換したのに点灯しない原因は?

蛍光灯を交換したのに点灯しないことがあります。その場合、蛍光灯以外に原因があります。
グローランプ(点灯管)の寿命
グロースタータの蛍光灯に限りますが、グローランプが寿命を迎えていると蛍光灯を交換しても点灯しません。グローランプも交換しましょう。グローランプの外し方・付け方ですが、グローランプを反時計回りに回せば外れ、新しいグローランプを時計回りに回せば取り付けられます。
照明器具の故障
蛍光灯やグローランプ(グロースタータの蛍光灯の場合のみ)を交換したのに蛍光灯が点灯しない場合は、照明器具の故障が考えられます。照明器具が故障している場合、照明器具を交換しなければなりません。
交換しようとしている蛍光灯と点灯方式・サイズが同じ蛍光灯を使用している照明器具が他にあれば、蛍光灯、グローランプ(グロースタータの蛍光灯の場合のみ)を購入する前に、まずは点灯している蛍光灯やグローランプで確認してみるのも一つの手です。
業者に電球交換を依頼した方がいい場合は?

自分で簡単にできる電球交換の方法について紹介しましたが、次のような場合は、業者に電球交換を依頼しましょう。
- 吹き抜けの照明器具や高所の電球交換
- シャンデリアなど高価な照明器具で、繊細な作業が必要
自分で交換できる程度の高さの照明器具であれば問題ありませんが、非常に高い天井の照明器具の電球交換は業者に依頼した方がいいでしょう。高所の電球交換については下記の記事で詳しく紹介しています。

高価な照明器具やおしゃれな照明器具で、電球交換に技術が必要な場合も、業者にお任せする方が、労力を考えれば電球交換の料金を払っても無難だと言えそうです。
まとめ
今回は蛍光灯の外し方や、付け方を紹介しました。高所にある照明や、技術が必要な電球交換は業者に依頼しましょう。一人で電球交換して、少しでも不安に感じた時や照明がつかない場合は、無理せず業者に相談しましょう。
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