振袖の着付け方!成人式の着付けはどこに予約する?振袖の着付けに必要な物を解説
浴衣と違い振袖の着付けはプロに依頼するのが一般的です。購入またはレンタル先、美容院、着付けの経験をもつ家族や友人に依頼します。今回は振袖の着付けを依頼する料金費用や、当日の持ち物をまとめました。
振袖の着付けを依頼する料金相場は?
振袖は、未婚の女性が着る正装の着物です。長い袖が特徴で結婚後は袖を切るといういわれがあることから、恋人を振るの「振る」は振袖が語源だという説があります。
振袖はその長い袖ゆえに、確かに自分で着ようとすると、長い袖が邪魔で帯が上手く結べません。振袖の着付けをプロに依頼すると費用がかかるので、自分で着付けたいと思う人もいるかもしれませんが、プロに依頼してキレイに着付けてもらった方がいいでしょう。
振袖の着付けを依頼できる場所
着物の着付けを依頼できるのは、3つが一般的です。
- 振袖を購入または、レンタルした店
- 美容室
- 着物の着付けができる家族や知人
振袖の着付けを依頼する料金相場
振り袖の着付けだけなら5,000円~10,000円、ヘアメイク込みの値段であれば10,000~30,000円が相場です。
振袖の着付けを予約するタイミング
成人式などの混み合うシーズンは早めに予約しておかないと、希望日に予約が取れない場合があります。3~6ヶ月くらい前に申し込んでおけば安心です。
最近は年々早くなっていて、成人式のなんと2年も前から予約する方もいるようです。「早ければいい!」というわけでもないので、気になるお店に問い合わせてみましょう。
写真撮影料金が含まれたフルセットプランを用意している店もあり、振袖を購入またはレンタルすると初回の着付けが無料サービスというお店もあります。いろいろ調べて比較して、お得なところを選んで下さいね。
振袖の着付けに必要な持ち物
振袖の着付けを依頼したら、必要な持ち物を教えてくれます。色々と細かいものが必要なので、知っておきましょう。
インナーや小物
準備物
- 肌襦袢
- 裾除け
- タオルやパッド
- 足袋
まずはインナー類を揃えましょう。肌襦袢は洋装の下着でいうキャミソールのような役割のもので、汗や肌の汚れを吸い取るために着用します。そして裾除けは、裾の汚れを防ぐために着けるものです。
肌襦袢と裾除けの上下に分かれているタイプと、肌襦袢と裾除けが一体になったワンピースタイプのものがあります。ワンピースタイプのものは「着物用スリップ」という名称で販売されています。
インナーと着物の間に必要な物
準備物
- 長襦袢
- 襟芯
- 半襟
- 伊達襟
肌襦袢と長襦袢は名前が似ていますが肌襦袢は下着であり、長襦袢は下着と着物の間に着るものという違いがあります。襟芯は襟の形を整えるものです。洋装で例えるなら学生服やYシャツに使う襟カラーにあたります。長襦袢の襟に通して、襟の形をキレイに見せるために使います。
そして半襟とは、その名の通り襟半分の幅の布です。襟元はメイクや汗で汚れやすいため、長襦袢の襟にかぶせて使います。もし襟元が汚れても、半襟だけ取り外して洗濯し付け替えればすみます。大切な着物を綺麗に保つための昔からの知恵ですね。
半襟には汚れを防ぐという実用的な役目の他に、個性的な色や柄の半襟をつけてお洒落を演出するという用途もあります。装飾用の襟としては伊達襟も必要です。伊達襟は汚れを防ぐという役割はなく、ただお洒落のためだけの着物小物です。
半襟は長襦袢につけるものですべての着物に必要ですが、伊達襟は着物の襟につける「重ね襟」で必須ではありません。ただ、振袖が未婚女性の礼装だという格式の着物であることから、礼装にふさわしい装飾として伊達襟をつけるのが一般的です。
仕上げに必要な物
準備物
- 伊達締め
- 帯締め
- 帯揚げ
- 帯板
- 帯枕
- 着崩れ防止に使う腰紐
- 振袖用草履
- バック
- ショール
- 髪飾り
着崩れ防止に使う腰紐は、最低でも3~4本用意しておきましょう。
最近では、帯関係の小物と草履やバッグなど、すべて一式になったセットがあります。ひとつずつ揃えるよりそちらを購入またはレンタルすると便利です。
当日に必要な物
準備物
- 大きめのバック
着物に必要な小物以外に、着付け当日に自分が着て行った洋服を入れる大きめのバックを忘れずに持参しましょう。
当日はジーンズやブーツなど厚手の素材やかさばる履物ではなく、たたんでもシワにならない軽めの洋服を着て行くのがオススメです。
振袖の着付け当日に準備する事
着付け当日の服装ですが、当日着て行くものの準備があります。
- 下着やキャミソール類は、かぶりものは避ける
- あらかじめ和装用ブラジャーを着用しておく
- トップスは前開きのものを着用する
- イヤリングやピアスといったアクセサリーは付けずに行く
振袖の着付けはヘアメイクしてから振袖の着付けという流れになります。トレーナーやセーターを着て行くと、脱ぐ時に完成させたヘアメイクを崩してしまうおそれがあります。アクセサリーも着付け前にはつけないで、着付けが終わってから装着しましょう。
そして着付け当日はノーメイク、髪にスプレーやワックスなどのスタイリング剤をつけずに出かけましょう。自分でメイクやヘアセットしても、着付け用のへアメイクする時落とさなければなりません。どうしてもメイクしたい場合は、ごくごく薄いメイクにとどめ、すぐに落とせるようにしておきます。
ノーメイクで髪をスタイリングせず外出することに抵抗があるという方は、出張着付けサービスを選ぶのも手です。着付けサービス業者が自宅やホテルの部屋に出張して着付けしてくれるので、当日の自分の格好を気にせずすみます。
振袖の着付け当日の流れ
振袖の着付け当日の流れについて紹介します。なかなか着る機会もないので、着付けそのものも楽しんでみて下さいね。
振袖の着付け当日の流れ
- 足袋を履いてインナーを身に着ける。
- 長襦袢を着て襟に襟芯を入れる。
- 振袖を着て襟や胸元を整える。
- 帯をきつく締めてゆるまないようにする。
- 最後に振袖全体のシワを整えて完成。
振袖を着た時の注意点
普段あまり着ない振袖は、着慣れていないうえに振袖そのものが動きづらい恰好であるため、いつも通りに行動するというわけにはいきません。注意する4点を紹介します。
歩き方
歩く時は大股より小股で、背筋を伸ばして草履を引きずらないように気をつけましょう。階段を登る時は長い袖の端を腕にかけ、着物の上前を軽くつまみ、裾を引っ張り上げながら階段を登るようにします。
座り方
椅子に座る時は、浅く座りましょう。深く座ると帯が潰れてしまいます。
トイレ
トイレに行く時は、袖を帯締めや帯にはさみます。そして着物の裾と裾よけと、長襦袢を一つにまとめて手で持ちます。洗濯ばさみを用意しておくと、ひとまとめにはさんでおけるので便利です。
帯がゆるんでしまった時
帯がゆるんでしまった場合は最悪締めなおさなければなりませんが、応急処置としてタオルやハンカチを挟んでおくとゆるみを防げます。
まとめ
今回は振袖の着付けを依頼する料金費用や、当日の持ち物を紹介しました。振袖は一人で着るのが難しく、他人に着付けを頼むのが一般的です。振袖をレンタルまたは購入したお店、美容室、着付けができる家族や知人に着付けを依頼しましょう。
また、オススメなのが出張着付けサービスです。インターネットで予約でき、自宅やホテルなどどこへでも指定した場所に来てもらえます。ヘアメイクや着付けの内容によっては時間がかかることも考えられますので、予定時間ギリギリにならないように余裕をもってスケジュールを組み依頼しましょう。
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