窓のサッシを手早く掃除する方法|サッシ掃除のコツからカビの除去もまとめて紹介
サッシには砂やホコリ、髪の毛が溜まって汚れやすい場所です。そこで今回はサッシの掃除方法や、カビの除去方法を紹介します。
サッシ掃除は必要?
サッシとは窓ガラスを建物に取り付けるための枠と、ガラスフレームのことを指します。アルミニウム、樹脂、木など、さまざまな材質のものがあります。一般住宅では加工しやすく軽くてサビにくいアルミニウムサッシや、樹脂サッシが使われることが多いです。
また、サッシのレール部分を「窓のさん(桟)」と呼ぶこともあります。桟とは戸や障子などの骨組みを指す言葉です。窓のさんも窓を支える重要な建材のため、掃除をしてキレイ使うようにしましょう。
砂・ホコリ・花粉・排気ガスが付く
サッシには風に乗って飛んでくる砂やホコリ、花粉や排気ガスの粉塵などが付きます。近年では大量に飛んできた黄砂が付着し、黄色い汚れとなることも多いです。
また、室内に舞うホコリや衣類から落ちる糸クズ、髪の毛ペットの毛なども付着し、掃除を怠ると湿気を含みこびりついて取れにくくなります。
汚れを放置するとカビが発生する
窓ガラスは結露が付きやすい場所です。サッシの汚れを放置していると、結露と合わさりカビが発生してしまいます。カビが繁殖すると壁やカーテンに広がり、胞子が飛んで身体に悪影響を及ぼすかもしれません。
汚れが溜まりやすいサッシは、月1回こまめに掃除することが大切です。軽く砂やホコリ取って水拭きするだけでもキレイになります。ただし、花粉や黄砂が飛ぶ時期や窓に結露ができやすい冬は、月2~3回念入りに掃除しましょう。
サッシを手早く掃除する方法
準備物
- サッシブラシ(古歯ブラシ)
- 爪楊枝
- 掃除機
- メラミンスポンジ
- ペットボトル
- 雑巾(キッチンペーパー)
サッシの掃除手順
- サッシブラシと爪楊枝を使い、サッシに付いた汚れやホコリを掻き出す。
- 集めた汚れを掃除機で吸い取る。
- メラミンスポンジに切りこみを入れて水で湿らせる。
- レールをメラミンスポンジで挟んで、こびり付いた汚れを擦り落とす。
- ペットボトルに水入れ、サッシに流して汚れを洗い流す。
- 乾いた雑巾やキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。
サッシの掃除に使える便利グッズ
ペットボトルブラシ
ペットボトルブラシは、ペットボトルに取り付けられる掃除用の小さいブラシです。サッシの細かいすき間に溜まっているゴミを掻き出し、水を流しながら擦り洗いができます。
マーナ/サッシブラシ/ブラシカバー付き
サッシのレールをサッと掃除できるペン型タイプのブラシです。カバーがヘラになっているため固まった汚れも掻き出すことができます。使用後はカバーをはめてブラシを収納可能です。
霧王/加圧式/掃除用ブラッシングスプレー
ペットボトルに取り付けてジェット噴射で汚れを洗い流すことができます。ブラシの先が山切りになっているため、サッシのすき間も掃除がしやすいです。
サッシを掃除するときのコツ
サッシの素材に合わせて掃除する
サッシは使われている素材に注意して掃除する必要があります。アルミニウムサッシと樹脂サッシは、表面に細かいキズが付くため、柔らかいブラシやスポンジを使って掃除しましょう。
木製サッシは水に弱いため少量の水を使うようにして、最後にしっかり拭き取ることが大切です。
中性洗剤または弱アルカリ性を使う
サッシの掃除に洗剤を使う場合は、中性洗剤か弱アルカリ性洗剤を使いましょう。サッシのレール部分はアルミ製でできており、酸性やアルカリ性の洗剤を使うと変色してしまいます。塩素系漂白剤も適していません。基本的にサッシには洗剤を使わず水だけで掃除するのがおすすめです。
水で流すのは最後にする
サッシを掃除するときは、乾いた状態で掃除機やブラシをかけてから水で流しましょう。水を最初に流してしまうと砂やホコリが濡れて落ちにくくなります。さらに水に濡れた状態でブラシをかけると、細かい砂やホコリでサッシの表面をキズ付ける恐れがあり注意が必要です。
仕上げに乾拭きする
サッシを掃除した後は、最後に必ず乾拭きをしましょう。濡れたままにするとカビが発生します。仕上げに窓を開けて換気をして乾かすことが大切です。
サッシに発生したカビを除去する方法
サッシに発生したカビには、重曹とクエン酸が効果的です。重曹とクエン酸を発泡させ、カビや汚れを浮かせ拭き取るだけでキレイになります。クエン酸がない場合は、酢でも代用できます。酢を2倍の水で薄めて使用しましょう。
準備物
- 重曹小さじ2
- クエン酸小さじ2
- 水を入れたペットボトル
- 雑巾2枚
サッシに発生したカビを除去する手順
- 小さい容器に重曹とクエン酸を入れて混ぜる。
- カビの部分に①を振りかけ、少量の水をかける。
- 30分程度放置して、カビや汚れが浮くのを待つ。
- 濡れた雑巾で浮いたカビと汚れを拭き取る。
- 乾いた雑巾でサッシの水分をしっかり拭き取る。
カビを防ぐポイント
サッシにカビを発生させないためには結露をこまめに拭き、換気することが重要です。結露は暖められた空気が冷えることで、空気中の水分が水になる現象です。室内の水蒸気が多いと結露ができやすくなるため、換気して水蒸気を外に逃がすようにしましょう。窓に新聞紙や結露シートを貼り湿気を取る方法も効果的です。
窓ガラスの掃除方法
窓ガラスの掃除手順
カビの発生を防ぐためには、窓ガラスもキレイに保つことが大切です。サッシを掃除する時は、窓ガラスも一緒に掃除しましょう。
窓ガラスを拭くときは右端から左端まで真っすぐ拭いた後、雑巾の幅だけ下にずらして左端から右端まで真っすぐ拭く動作を繰り返すとムラなく拭けます。
準備物
- ガラスクリーナー
- マイクロファイバークロス
- 雑巾2枚#
窓ガラスを掃除する手順
- ガラスクリーナーを雑巾に吹きかけて、窓ガラスを拭く。
- 水で濡らして固く絞った雑巾で窓ガラスを拭く。
- マイクロファイバークロスで仕上げ磨きする。
ガラスクリーナーで掃除するポイント
窓ガラスを掃除する際は、ガラスに直接クリーナーを吹きかけないようにしましょう。直接吹きかけるとムラができたり、液垂れしたりキレイに仕上がりません。必ず雑巾にクリーナーを吹き付けてから、ガラスを拭くことが大切です。
また、クリーナーが乾いてしまうと折角浮き上がらせた汚れが再度ガラスにこびり付いてしまうため、クリーナーが乾かないうちに水拭きするようにしましょう。
まとめ
今回はサッシの掃除方法や、カビの除去方法を紹介しました。汚れを放置していると、カビが発生することがあります。できるだけ定期的に掃除をして清潔に保つことが大切です。汚れやカビをそのままにしていると、こびり付いて自分では落とせないかもしれません。そんなときは業者に窓・サッシクリーニングを依頼しましょう。プロの技術で細かい部分もしっかり磨いてキレイにしてくれます。
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