洗面台のヘアキャッチャーの掃除方法とおすすめの代用品を解説
ヘアキャッチャーは排水管を詰まらせないために必要なアイテムです。さまざまな汚れが溜まりやすく、こまめな掃除が必要です。そこで今回はヘアキャッチャーの役割と簡単な掃除方法、便利な代用品を紹介します。
ヘアキャッチャーの役割とは?

ヘアキャッチャーとは、洗面台の排水口に付いているゴミ取り排水栓です。ポップアップ式になっており、水を流したり溜めたりできます。
排水口に髪の毛が流れるのを防ぐ
ヘアキャッチャーは洗面台に落ちた髪の毛が排水管に流れないように、受け止める役割をしています。髪の毛が排水管に流れてしまうとヌメリや汚れに絡まり詰まってしまうため、とても重要な住宅アイテムです。

ヘアピンなど固形物が流れるのを防ぐ
洗面台は家族が身だしなみを整える場所です。髪型を整えたり、アクセサリーを身に付けたりしているとヘアピンやピアスなどが洗面台に落ちることがあります。固形物が排水口に流れてしまうと排水管の排水トラップが詰まってしまいます。ヘアキャッチャーは、固形物が排水管に流れないようにする役割も担っています。
ヘアキャッチャーを掃除する必要性は?

汚れが溜まって水が流れなくなる
洗面台は洗顔や歯磨き、手洗いなど1日に何度も使う場所です。排水口のヘアキャッチャーには、髪の毛や皮脂汚れ、石けんカスや化粧品の油分などさまざまな汚れが付きます。
ヘアキャッチャーの細かい網目に汚れが溜まってしまうと水が流れなくなります。こまめに掃除して水の流れをよくしておきましょう。
黒カビが生えて悪臭を放つ
ヘアキャッチャーの汚れをそのままにしていると、黒カビが生えて悪臭を放ちます。黒カビは洗面台に付いている石けんカスや、皮脂汚れを栄養源に繁殖したものです。髪の毛や汚れを取り除き清潔に保つようにしましょう。
ヘアキャッチャーを掃除する方法

ヘアキャッチャーは、日ごろから掃除をきちんとすることが大切です。強い洗剤が苦手な方は、重曹とクエン酸で汚れを浮かして落とします。ヘアキャッチャーを外さず掃除ができるため、掃除が面倒くさいと感じている方におすすめの方法です。
重曹とクエン酸で掃除する方法
準備物
- 重曹
- クエン酸
重曹とクエン酸で掃除する手順
- 排水口に重曹とクエン酸を振りかけて、水をかけると炭酸の泡が汚れを浮かせます。
- そのまま30分程度放置する。
- 排水口を水でしっかり洗い流して完了。
軽い汚れは中性洗剤で掃除する
ヘアキャッチャーのピンクの水垢汚れには、中性洗剤を使います。スプレータイプの洗剤を使うと、万遍なく洗剤を吹き付けられるためおすすめです。
ヘアキャッチャーの外し方は、取扱説明書を読んでから行ってください。
準備物
- 中性洗剤
- スポンジ
- 古歯ブラシ
- キッチンペーパー
- ゴム手袋
中性洗剤で掃除する手順
- 洗面台からヘアキャッチャーを外す。
- 古歯ブラシとスポンジで溜まった汚れとゴミを擦り取る。
- ゴミやヌメリをキッチンペーパーで拭き取る。
- ヘアキャッチャーに中性洗剤をスプレーし、10~15分放置して汚れを分解させる。
- 時間が経ったら洗剤を水で洗い流す。
- 水気をしっかり拭き取って完了。
黒カビは塩素系漂白剤を使う
ヘアキャッチャーに発生した黒カビには、塩素系漂白剤が効果的です。ゴム手袋とマスクを着用し、換気をしっかりして掃除しましょう。外せない形状のヘアキャッチャーは、漂白剤を排水口に注いで15分ほど経ったら水で汚れを洗い流します。
準備物
- 塩素系漂白剤
- スポンジ
- 古歯ブラシ
- キッチンペーパー
- ゴム手袋
- マスク
黒カビを塩素系漂白剤で掃除する手順
- ゴム手袋とマスクを付けて、洗面台からヘアキャッチャーを外す。
- 溜まった髪の毛やヌメリをキッチンペーパーで拭き取る。
- ヘアキャッチャーに塩素系漂白剤をスプレーし、15分ほど放置する。
- 時間が経ったら塩素系漂白剤を水で洗い流し、古歯ブラシとスポンジで擦り洗いする。
- 水で汚れを洗い流し、水気を拭き取って完了。
洗面台の掃除については下記の記事で詳しく紹介しています。

ヘアキャッチャーのおすすめ代用品

ステンレス製ヘアキャッチャー
ヘアキャッチャーはこまめに掃除する必要があります。しかし、ヘアキャッチャーは複雑な形状なため、掃除が億劫になるかもしれません。掃除をラクに行いたい場合は、ステンレス製のバスケット形状のものに変えてみるのもいいでしょう。
ステンレス製のヘアキャッチャーは、網目が多く水の流れがスムーズになるように設計されています。排水口のサイズに合わせて簡単に装着でき、ゴミをすぐ取れるためおすすめです。

100均のヘアキャッチャー
ヘアキャッチャーを掃除したくないという人には、樹脂製の使い捨てタイプがおすすめです。掃除の必要がなく、100均やホームセンター等で購入できます。ヌメリや汚れが溜まったら新しいものに取り替えるだけ済みます。

また、シール状やスポンジ状のものなど、さまざまなゴミ取りグッズが販売されています。ヘアキャッチャーと併用して掃除の負担を減らしましょう。

水栓止め付きヘアキャッチャー
ヘアキャッチャーの多くは、水を溜めたり流したりできる機能をもっています。しかし、ステンレス製や100均の樹脂製ヘアキャッチャーは洗面台に貯水ができません。水栓止めとヘアキャッチャーがワンタッチで切り替えができるタイプもおすすめです。

ヘアキャッチャーで排水管の詰まりを防げるの?

ヘアキャッチャーは洗面台の詰まりを予防するものです。髪の毛やゴミ、固形物が排水管に流れるのを防止できますが、石けんカスやハンドソープの油分などはヘアキャッチャーをすり抜けてしまいす。洗面台でよく使われるクレンジングオイルや洗顔料など油分を含むものも同様です。
排水管に流れた油分がヌメリとなって蓄積されるため、ヘアキャッチャーだけで完璧に詰まりを防ぐことは難しいです。排水管からゴボゴボと異音がしたり、排水の状態が悪かったりしたら排水管の掃除が必要です。
排水管を掃除する方法
洗面台の水の流れがよくない時は、ヘアキャッチャーを外して排水管内の掃除が必要です。先にヘアキャッチャーを掃除してから、排水口に液体パイプクリーナーを注入します。誤って排水管に歯ブラシなどを落とさないように注意して作業しましょう。
準備物
- 液体パイプクリーナー
- 古歯ブラシ
- ゴム手袋
- スポンジ
排水管を掃除する手順
- ゴム手袋を着用し、排水口のヘアキャッチャーを外す。
- ヘアキャッチャーを掃除する。
- 排水口に液体パイプクリーナーを注ぎ3~5分ほど放置する。
- 排水口の周りをスポンジや古歯ブラシで擦り洗いする。
- 排水口に水をたっぷり流して完了。
パイプユニッシュの使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。

まとめ
今回はヘアキャッチャーの役割と簡単な掃除方法、便利な代用品を紹介しました。ヘアキャッチャーは石けんカスや、皮脂汚れがすり抜けてしまうことがあるため、排水管が詰まることがあります。そうならないためにも、洗面所はこまめに掃除しましょう。
ヘアキャッチャーを掃除しても水の流れが悪い時は、詰まりが取れていません。無理をせず業者に排水管洗浄を依頼しましょう。プロの手で排水管に付着した汚れをしっかり取り除いてくれますよ。
地元の洗面所クリーニング業者を探す
出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持った洗面所クリーニングの専門業者が多数出店しています。
予約前に無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。

すまいのホットラインは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、
200種以上の出張訪問サービスを予約できる、日本最大級の検索予約サイトです。
- 「相場」がわかる
- 総額料金や実際に利用した人の口コミで選べる
- 「人柄」で選べる
- スタッフの技術力や雰囲気・こだわりで選べる
- 「何でも」頼める
- どうすればいいかわからないお困りごとも解決