洗濯機の黒いカスの対処法|黒いカスがなくならない時の対処法から予防法までまとめて紹介
黒いカスは洗濯物に付いたり、悪臭の原因になったりします。黒いカスの発生を防ぐためには、定期的なお手入れのほか、洗濯機の使い方にも注意が必要です。そこで今回は洗濯機の黒いカスの正体と原因、黒いカスの対処法と予防法を紹介します。
洗濯機に付く黒いカスの正体は?
黒いカスは「黒カビ」
洗濯機の中に付く黒いカス(ワカメのような)の正体は「黒カビ」です。洗剤の溶け残りや衣類に付着している皮脂汚れが洗濯槽に残っていると、空気中のカビの栄養源となり黒いカスとなって現れます。
洗濯物に黒いカスが引っ付くようになったら、洗濯槽が汚れているサインです。黒いカスは一度発生すると何度洗濯機を回してもなくならないため、早めに対処しなければなりません。
洗濯機の掃除が必要
洗濯機の黒いカスが発生したら、洗濯機の掃除が必要です。水のみではカビや汚れを取り切れません。黒カビの除菌に効果のある洗濯槽クリーナーを使って、黒いカスを取り除きましょう。
洗濯機の黒いカスがなくならない場合の対処法
洗濯槽クリーナーを変えてみる
洗濯機を掃除しても黒いカスがなくならない場合は、洗濯槽クリーナーを変えてみましょう。市販の洗濯槽クリーナーには「塩素系」と「酸素系」があります。
塩素系クリーナーは塩素でカビや雑菌を分解できますが、酸素系クリーナーは汚れを落とせますがカビを除菌する力は弱いです。オキシクリーンなど酸素系クリーナーを使った場合、まだカビの根が残っている可能性があります。再びカビが発生し黒いカスが出てくるため、塩素系クリーナーで掃除する必要があります。
特徴 | 塩素系クリーナー | 酸素系クリーナー |
---|---|---|
メリット | 手早く掃除ができる、メーカーが推奨している、ドラム式にも使える | 刺激臭が少ない、汚れを目で確認できる、手にやさしい |
デメリット | 刺激臭がある、混ぜると危険、手が荒れることがある | 汚れを取る必要がある、除菌能力が低い、ドラム式には使えない |
所要時間 | 40分~1時間 | 6~7時間 |
洗濯槽クリーナーで黒いカスを取る方法
市販の洗濯槽クリーナーは、パッケージに記載されている掃除手順にそって進めます。それぞれの洗濯槽クリーナーの特徴を踏まえて使いやすいタイプを選びましょう。
塩素系クリーナーの使い方
- 洗濯槽の高水位まで水を入れる
- 塩素系クリーナーをゆっくり投入する
- 1時間ほど浸け置きする
- 槽洗浄コース、または標準コースで洗濯機を回す
- 運転が止まったら糸くずフィルターに溜まった黒いカスを取り除く
- フタを開けて洗濯槽を乾燥させる
酸素系クリーナーの使い方
- 洗濯槽の高水位まで40℃程度のお湯を入れる
- 酸素系クリーナーをゆっくり投入する
- 標準コースで5分ほど洗濯機を回す
- 2~3時間放置する
- 浮いてきた黒いカスをゴミ取りネットですくい取る
- ③~⑤を2~3回繰り返す
- ゴミが出なくなったら、もう一度標準コースで運転する
- フタを開けて洗濯槽を乾燥させる
業者に洗濯機(洗濯槽)クリーニングを依頼する
洗濯槽クリーナーで掃除しても黒いカスがなくならない場合は、通常洗浄では取り切れないカビや汚れが蓄積しているかもしれません。業者に洗濯機クリーニングを依頼して徹底的に洗浄してもらいましょう。
乾燥機能付き縦型洗濯機やドラム式洗濯機は、構造が複雑なためクリーニング料金が高めに設定されていることが多いです。縦型洗濯機は12,000~15,000円、ドラム式洗濯機は25,000~30,000円が料金相場です。
洗濯機の黒いカスはメーカーの純正洗濯槽クリーナーで取る
洗濯機の黒いカスの取り方は「メーカーの純正洗濯槽クリーナー」を使う方法もおすすめです。洗濯機を製造しているパナソニックや日立、シャープでは、黒いカスを掃除するための洗濯槽クリーナーを販売しています。市販の洗濯槽クリーナーよりも高額ですが、キレイに掃除ができるため安心して使えます。
使い方は市販の洗濯槽クリーナーとほぼ同じです。ドラム式用や縦型全自動用など、自宅の洗濯機タイプに合わせたクリーナーを選びましょう。ただし、メーカーの洗濯槽クリーナーは、カビの洗浄効果が高い分、衣類に付くと脱色してしまうことがあるため取り扱いに注意が必要です。
洗濯機の黒いカスを防ぐ6つの方法
洗濯槽を月1回掃除する
洗濯機に黒いカスが発生する原因は「洗濯槽内の黒カビ」です。洗濯槽を月1回掃除して黒カビの発生を防ぐようにしましょう。酸素系クリーナーで月1回、塩素系クリーナーで2~3ヶ月に1回ほど掃除するのがおすすめです。
さらに糸くずフィルターや、乾燥フィルターのゴミをこまめに取り除くようにするとカビの繁殖を防げます。
洗濯機のフタを開けておく
洗濯した後は、洗濯機のフタをしばらく開けておきましょう。洗濯機が濡れたままになっているとカビが繁殖しやすくなるため、内部を乾燥させて繁殖を防ぎます。「槽乾燥」機能が付いていれば、週1回ほど洗濯後に乾燥運転すると黒カビが発生しにくくなります。
洗濯物は洗濯カゴに入れる
洗濯槽を洗濯カゴ代わりにすると、衣類に付いている雑菌が洗濯槽に付いて黒カビのエサになってしまいます。また、汗によって洗濯槽内に湿気が籠る場合もあります。汚れた衣類は洗濯カゴに入れて、洗濯する時に洗濯槽に入れるようにしましょう。
できればお風呂の残り湯は使わない
お風呂の残り湯には皮脂汚れが含まれているため、時間が経つと雑菌が繁殖します。洗濯にはできればお風呂の残り湯は使わない方がいいです。残り湯を使う場合は洗濯機の掃除頻度を増やしたり、風呂水洗浄剤を使用したりして黒いカスの発生を防ぎましょう。
洗剤と柔軟剤の使用量を守る
洗剤と柔軟剤を入れ過ぎると、余分な量が洗濯槽に残りカビや雑菌を繁殖させる原因になります。パッケージに記載されている指定の使用量を守りましょう。
すすぎを2回する
節水のために「すすぎ」コースの回数を減らしていませんか?すすぎの回数が少ないと、洗剤が残って黒いカスが付着する原因になります。できるだけすすぎは2回して洗剤を残さないようにしましょう。
洗濯物に付いた黒いカスの取り方
洗濯物を乾燥させて剥がす
洗濯した衣類に黒いカスが付いてしまった場合は、そのまま干して乾燥させて剥がしましょう。濡れた洗濯物から黒いカスを取り除こうとすると、繊維の奥に絡まってしまい取りにくくなります。乾燥させるとカスから水分が抜けて、洗濯物を軽く振るだけで取れます。
酸素系漂白剤に浸け置きする
黒いカスが取れてもニオイが気になる場合は塩素系漂白剤に浸け置きして、もう一度洗濯するとキレイになります。漂白剤が使える素材かどうか洗濯表示を確認してから使用しましょう。
まとめ
今回は洗濯機の黒いカスの正体と原因、黒いカスの対処法と予防法を紹介しました。洗濯機に黒いカスが付くようになったら洗濯槽の裏側が汚れています。洗濯槽クリーナーで掃除をする必要がありますが、汚れがひどい場合は黒いカスがなくならないかもしれません。
洗濯槽掃除をしても黒いカスがなくならない時は、プロに依頼して洗濯機(洗濯槽)クリーニングをしてもらいましょう。分解洗浄して隅々までキレイに掃除してくれます。
洗濯機を掃除しても黒いカスがなくならない時は、洗濯槽クリーナーを変えて掃除したり、業者に洗濯機(洗濯槽)クリーニングを依頼する。「洗濯機の黒いカスがなくならない場合の対処法」で詳しく紹介しています。
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