オキシクリーンで洗濯槽を掃除しよう!オキシ漬けのやり方とコツを解説
洗濯槽はオキシクリーンを使って掃除すれば、溜まった汚れをキレイに落とせます。そこで今回はオキシクリーンを使った「オキシ漬け」のやり方やコツを紹介します。
洗濯槽の「オキシ漬け」とは?

「オキシ漬け」とは、オキシクリーンを使った漬け置き洗いのことです。オキシクリーンは弱アルカリ性の酸素系漂白剤の一つです。漬け置きするだけで皮脂汚れや油汚れ、カビなど酸性の汚れがキレイに落とせます。
オキシ漬けは衣類やキッチン道具の汚れ落としだけではなく、洗濯槽の掃除にも利用できます。オキシクリーンには化学成分が使われていないため、ツンとした漂白剤特有の刺激臭がなく使いやすい洗剤です。オキシクリーンの使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。

洗濯槽の裏側に溜まった汚れが取れる
洗濯槽の裏側には、洗濯物に付いていた油や皮脂など酸性の汚れが溜まります。洗濯した時に、衣類にワカメのような黒い汚れやカスが付いていたら、洗濯槽がカビや雑菌で汚れているサインです。オキシクリーンを使って、洗濯槽に溜まった汚れをキレイに落としましょう。
洗濯槽のオキシ漬けは、1~2ヶ月に1回行うのがおすすめです。洗濯の頻度が高い家庭は、洗濯槽が早く汚れる傾向があります。オキシ漬けの頻度を上げて、汚れや臭いを取り除きましょう。
オキシクリーンが使えない洗濯槽
洗濯機はオキシクリーンが使用できるタイプとできないタイプがあります。ステンレスの洗濯槽は、オキシ漬けを長時間すると変色する恐れがあります。オキシ漬けをする前に、必ず洗濯機の取扱説明書を確認しましょう。
洗濯槽掃除にオキシクリーンは何杯必要?

オキシクリーンにはアメリカ版と日本版の2種類があります。パッケージの文字が英語で書かれていれば「アメリカ版」、日本語で書かれていれば「日本版」です。
アメリカ版は界面活性剤が含まれているため泡立ちがよく高い洗浄力が期待でき、頑固な汚れを落とせます。日本版は界面活性剤と塩素が使われていないため、あまり泡立ちません。アメリカ版より汚れ落ちが悪いですが、手荒れや臭いを気にせず安全に使用できます。


使用するオキシクリーンの分量
オキシクリーンには、専用の計量スプーンが付いています。日本版とアメリカ版では計量スプーン1杯の量が異なるため注意して使用しましょう。
- 日本版の計量スプーン・・・1杯=28g
- アメリカ版の計量スプーン・・・1杯=113g
洗濯機の水量によって使用するオキシクリーンの分量が変わるため、水量に合わせて何杯入れるか計算します。
- 日本版・・・お湯4Lに対し計量スプーン1杯を入れる
- アメリカ版・・・お湯10Lに対し計量スプーン1杯を入れる
縦型洗濯機をオキシクリーンで掃除する方法

洗濯槽のオキシ漬けに必要なオキシクリーン(日本版)の量は、最大水量÷4で計算します。
- 最大水量52L・・・52÷4=13 計量スプーン13杯を入れる
- 最大水量68L・・・68÷4=17 計量スプーン17杯を入れる
準備物
- オキシクリーン(日本版)
- バケツ
- お湯
- キッチンペーパー
- ゴミ取りネット
- ゴム手袋
オキシクリーンで掃除する手順
- 洗濯槽のホコリ取りネットを外す
- オキシクリーンを40~60℃のお湯に溶かす
- 洗濯槽に溶かしたオキシクリーンを入れる
- 洗濯槽の最高水位まで40~60℃のお湯を注ぐ
- 「洗いコース」を選択して、洗濯機を5分ほど回す
- 「一時停止ボタン」を押して4~6時間放置する
- 浮いてきたゴミをゴミ取りネットで丁寧に取る
- 通常の「洗い→すすぎ→排水→脱水」を2回繰り返す。
- 洗濯槽の側面や底に張り付いているゴミをキッチンペーパーで拭き取る
- 蓋を開けたままにして、洗濯槽内部を乾燥させて完了
洗濯槽をオキシ漬けしている間に、外したホコリ取りネットや洗濯槽の縁、洗剤投入口などをキレイにしておきましょう。溶かしたオキシクリーンを付けながらブラシで擦ると効率よく掃除ができます。
ドラム式洗濯機をオキシクリーンで掃除する方法

ドラム式洗濯機の掃除にオキシ漬けは不向き
ドラム式洗濯機はオキシクリーンを溶かしたお湯を洗濯槽に入れて、ドアを開けてもこぼれない程度のお湯を使って掃除することが可能です。しかし、少ない水量で掃除するため汚れを全て落としきれない場合があり、オキシ漬けには不向きと言われています。
オキシ漬けが不向きの理由大きく3つあります。
高水位まで水を溜められない
洗濯槽が斜めに傾いているため洗濯槽全体に水が張れず、汚れを全て取り除けないことがあります。
泡が自動で排水されてしまう
洗濯槽のオキシ漬けは、オキシクリーンの泡で4~6時間ほど漬け置きする必要があります。ドラム式洗濯機は、泡を自動で排水する機能があるため漬け置きができない場合があります。
汚れをすくい取れない
オキシ漬けすると、洗濯槽に汚れが浮いてきます。浮いた汚れをすくい取る必要がありますが、ドラム式洗濯機は途中でドアを開けれないため、汚れをすくい取れません。
ドラム式洗濯機用のオキシクリーン
ドラム式洗濯機はオキシ漬けに不向きと言われていますが、ドラム式洗濯機用のオキシクリーンを使った掃除が可能です。個包装になっているオキシクリーンを1袋入れるだけで手軽に掃除ができます。オキシクリーンを何杯入れるか計算しなくてすむため使いやすいです。

ドラム式洗濯機の掃除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。

オキシクリーンで洗濯槽を掃除する時のコツ

分量を間違えない
オキシクリーンの分量が足りないと、洗濯槽の汚れが落ちません。水量に適した分量が必要です。また、多すぎるオキシクリーンは洗濯槽を傷めます。分量を間違えないことが失敗を防ぐコツです。
40~60℃のお湯でしっかり溶かす
オキシクリーンは40~60℃のお湯でしっかり溶かしてから洗濯槽に入れます。お湯の温度が低くオキシクリーンが溶け切っていないと効果が得られません。蛇口から水を注入するのではなく、バケツやシャワーでお湯を注ぎましょう。
また、入浴剤入りの残り湯を注ぐと洗浄力が落ちます。オキシ漬けに使うお湯は、入浴剤が入っていないお湯を使いましょう。
最大6時間漬け置きする
洗濯槽の汚れをしっかり落とすためには、4~6時間程度の漬け置き時間が必要です。6時間以上漬け置きしても問題はありません。就寝前にオキシ漬けをして、翌朝洗い流せば睡眠時間を有効に活用できます。
まとめ
今回はオキシクリーンを使った「オキシ漬け」のやり方やコツを紹介します。洗濯をした衣類に黒いカスや汚れが付着していたら、洗濯槽に汚れが溜まっているサインです。洗濯槽の汚れはオキシクリーンを使った「オキシ漬け」すればキレイに落とせます。
しかし、洗濯槽のオキシ漬けはオキシクリーンの分量やお湯の温度、漬け置き時間に注意しなければ失敗してしまいます。オキシクリーンを使っても汚れが落ちない時は、業者に洗濯機クリーニングを依頼しましょう。専用の洗剤を使って洗濯槽の裏側や、排水口などもしっかり洗浄してくれます。
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