トイレが臭い原因は?トイレの臭いを取る掃除方法と臭いを対策する4つつの方法を解説
トイレが臭い原因の第一位は「尿汚れ」つまりアンモニアです。トイレをこまめに掃除していても、構造上便器の裏など見えない部分に汚れがどうしても残りやすいです。そこで今回はトイレの嫌な臭いを落とす掃除方法や、消臭剤と芳香剤を置く場所について紹介します。
トイレが臭くなる5つの原因とは?
トイレの臭いが発生する原因は大きく分けて5つに分けられます。
こもった臭い
この中で断トツに多いのが、見落としがちな細かい場所の汚れが原因です。ウォシュレットや便器の裏側、壁や床など掃除の手が届きづらい箇所に汚れがたまって臭いがしている事が多いです。
尿のアンモニア臭
排尿の飛び散った尿に雑菌が繁殖し発生するアンモニア臭です。男性が立って用を足した場合は、壁や床などにも尿がはねて臭いが発生することがあります。
水まわりや換気扇などに繁殖したカビ臭
トイレは常に水がある場所なので、カビが発生しやすい環境です。タンク内や換気扇、便器の裏側、壁紙などが黒くなっている場合は要注意です。
つまりや水漏れによる下水臭
排水管がつまったり、水漏れしている場合は、下水臭することがあります。トイレの中に溜まっている水が不足して、下水管からニオイが上がってきている可能性もあります。トイレの詰まりを解消する方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
トイレの詰まりや、異音が自分で解消できない時は早めにプロに相談しましょう。
換気扇等から入ってくる外部の臭い
雨水が下水に流れ込んで排水管の圧力バランスが崩れて、臭いが発生することがあります。
また、マンションやアパートは上下隣の部屋の排水管がつながっています。自分の部屋のトイレはきれいでも建物の排水管がつまっている場合は、トイレが臭くなる可能性があります。何日も続くようなら大家や管理会社に連絡しましょう。
トイレの臭いが気になったら5箇所を確認しよう
こまめに掃除していても、見えない汚れがたまりやすい4箇所を紹介します。
ウォシュレットと便器の接続部分
ウォシュレットがついているトイレは、接続部分に尿汚れが蓄積します。日常の掃除でウォシュレットを外して掃除している人も少ないと思いますが、ウォシュレットも定期的に外して掃除しましょう。
便器の根元や床
ウォシュレットを使用した時に汚れが飛び散ることが原因であったり、男性が立ったまま使用すると飛び散った尿汚れが付きやすくなります。床や壁などにまで付着していることも多い汚れです。
準備物
- ゴム手袋
- クエン酸水スプレー
- 雑巾またはメガネ拭き
便器と床の境目を掃除する手順
- クエン酸水スプレーを作る。作り方は水200mlとクエン酸小さじ1杯を混ぜる。
- ゴム手袋を装着し、床や壁にクエン酸水スプレーを吹きかける。
- 床は雑巾、壁はメガネ拭きで拭き取って完了。
男性の立ったままトイレを使用した時は、尿の飛び散りは腰より低い位置に飛び散ります。床から1m以下の高さに集中します。床と1m以下の高さの壁を、集中的に掃除することが効率的です。
メガネ拭きは繊維の目が細かく、壁紙の細かい隙間の汚れを拭きとるのに適しています。ゴシゴシこすらずに叩くように拭くと壁紙を傷めずに掃除できます。
便器のフチ裏
便器の淵の裏側はしゃがみこんで見ないと汚れているかわからない場所です。便器の裏側に尿が跳ね返ってついた汚れが臭いの原因になります。上から見るとキレイに掃除できているように見えても汚れが蓄積していることが多いので、一度確認してみましょう。
天井と換気扇
アンモニア臭の特徴の1つとして空気よりも軽く、上にあがって天井付近で蓄積する傾向があります。また、換気扇のフィルターが詰まっていると換気ができず、トイレ内に嫌な臭いがたまったままになります。
準備物
- 脚立または椅子
- ドライバー
- 雑巾
- 古歯ブラシ
- 中性洗剤
トイレ換気扇の掃除手順
- 安全に作業するため換気扇の電源は切る。電源がわからない場合はブレーカーを落とす。
- トイレの換気扇の電源を切り換気扇カバーを外す。
- トイレの換気扇のファンを外し、水洗いする。
- 水洗いした部品を乾かしている間に、本体に付いているホコリや汚れを雑巾で拭き取る。
- 取り外した換気扇部品を元通りに取付けて完了。
トイレの換気扇のカバーは手前に引っ張るだけで簡単に開く物がほとんどです。外れない場合は説明書を確認しましょう。換気扇の外し方については下記の記事で詳しく紹介しています。
トイレの換気扇にもプロペラファンとシロッコファンがあります。両方共外せます。ファンの汚れがヒドイ場合は中性洗剤でつけおき洗いし、古歯ブラシでこすり洗いしましょう。
仕上げにカバーの上から貼るだけでホコリをキャッチして、掃除の手間が省けるフィルターが市販されているので貼ってみるのもオススメです。
トイレタンク
トイレがカビ臭いと感じる場合は、トイレのタンクの中が原因かもしれません。タンクを掃除して消臭しましょう。
タンク掃除に重曹を使うことで除菌や、消臭効果ありキレイにできます。月に1度くらいのペースで掃除しましょう。トイレタンクを開けずに(開けて)掃除する方法や予防法については下記の記事で詳しく紹介しています。
トイレの臭いを対策する4つの方法
トイレの臭いを対策するために、ぜひ意識してほしい4つの事を紹介します。
普段からこまめに掃除する
トイレの臭いを対策するには、普段からこまめに掃除するのが一番です。クエン酸水スプレーや市販洗剤を使いやすい場所に置き、普段からこまめに拭き掃除しましょう。トイレ掃除のやり方完全網羅については下記の記事で詳しく紹介しています。
男性には座ってトイレを使用してもらう
座って用を足せば、立って用を足すのに比べ大幅に尿ハネが少なくなります。
フタを閉めて流す
トイレのフタを閉めて流せばウイルスや菌の飛び散りを防げます。汚れるのは蓋裏になるので掃除も楽になり、感染対策にもなります。
フタを閉めて流すと節電にもなるようです。
>>【参考】大人の常識!便座のフタを閉めよう!|信大環境レポート
>>【参考】温水洗浄便座 使い方|でんきの省エネ術 - 東京電力
消臭や芳香剤を使う
トイレ用の消臭剤や芳香剤を置くと、簡単に臭いを緩和できます。臭いを抑えているだけで、根本の解決になっていないことを覚えておきましょう。
トイレの臭いを爽やかないい香りにしてくれるのが「消臭剤」と「芳香剤」です。消臭剤と芳香剤には、それぞれ役割と置き方に違いがあります。
- 消臭剤の役割は、嫌な臭いを除去させる役割がある
- 芳香剤の役割は、いい香りを放つ役割がある
トイレに芳香剤だけ置いてもトイレの消臭はできません。逆に消臭剤だけ置いてもいい香りは長持ちしません。消臭剤と芳香剤の両方の効果がある商品なら、1つ置けば効果はあります。
トイレ用に限らず消臭剤は、効果が発揮する置き場所があります。
- 消臭剤は低い位置に置く
- 芳香剤は高い位置に置く
消臭剤は嫌な臭いを取る役割があり、嫌な臭いは空気より重たいため下にたまります。そこで消臭剤は低い位置に置くと効果を発揮してくれます。
芳香剤は消臭剤と反対で香りを放ってくれる役割があるので、人の鼻の高さに香りが近い場所に置くと効果を発揮してくれます。このポイントを押さえて、トイレに消臭剤と芳香剤を置いてみてください。
オススメの消臭剤と芳香剤
しっかり消臭するから、ほのかで自然な香りが楽しめます。気分に合わせて、お気に入りの香りをお選びください。
無効空間は香りを一切使用していない無香タイプの消臭剤です。各種の消臭作用を持つ食物抽出物を配合し、透明ビーズが生活空間の様々な気になるニオイを効果的に除去します。
クエン酸配合でトイレ特有の尿のとびちり臭や、しみつき臭に従来の3倍効きます。(当社比)※アンモニア処理能力に対する効果です。
アロマ調フレグランスを採用し、トイレをアロマ調の心地よい空間にしてくれます。洗浄や防汚成分配合し、便器の汚れを落として汚れの付着を防いでくれます。バリ島でのアロマスパをイメージしたリラックスアロマの香りが約1ヶ月(3~5週間)使用できます。
まるで香水のような上質な香りのリードディフューザーです。香水瓶のようなガラス製の容器と、香りオイルを吸い上げやすい樹脂性のスティックでオシャレに演出します。
モーションセンサーで必要な時だけ消臭できます。
外出先でも手軽に使える携帯用ミニボトルです。便器内に1~2滴落とすだけですばやく香りが広がりニオイを抑える消臭剤です。
まとめ
今回はトイレの嫌な臭いを落とす掃除方法や、消臭剤と芳香剤を置く場所について紹介しました。掃除方法を試したが、あまりに汚れが蓄積しすぎて「ダメだった…」という場合は諦める前に、ハウスクリーニングを依頼してみるのも一つの手です。
プロならではの知識と経験で、家庭では難しい汚れもキレイに落としてもらえます。
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