シンクを掃除する洗剤は?シンク掃除は汚れや素材に合った洗剤を使えば簡単にできる
食べ物を扱うキッチンのシンクは、いつも清潔にしておきたい場所ですね。そこで今回はシンクが汚れる原因、シンクの素材に合った洗剤や掃除方法を紹介します。
キッチンシンクが汚れる原因は?
キッチンシンクは水垢が付きやすく、油の付いた食器や鍋を洗ったりするため様々な汚れの原因があります。
水垢汚れ
シンクが曇ったように白く見えたり、ウロコ状に見えたりする汚れは「水垢」です。水垢は水道水に含まれているミネラル成分と、食品に含まれているカルシウム成分が固まってできています。
早めに掃除をすれば簡単に落ちますが、水分を拭き取らないまま放置すると水垢は蓄積されます。
油汚れ
シンクは油が付着した食器や鍋、フライパンを洗います。シンクに付いた油を放置していると、熱や光の影響で酸化して樹脂のようになってしまいます。油が付着してから数ヶ月過ぎると、一般的な洗剤では落ちにくくなるため早めに対処しなければなりません。
石けんカス
石けんカスには「酸性」と「アルカリ性」の2種類あります。どちらも放置すると落ちにくくなるため掃除を怠らないようにしましょう。
- 酸性石けん・・・石けん成分に皮脂汚れが混ざり合ったもので、黒ずみやベタつきの原因になる
- アルカリ性石けん・・・鍋や食器を洗う洗剤と水のミネラル成分が混ざり合い蓄積した汚れ
排水口のヌメリ
流し台の排水口は食器や鍋を洗った汚水や、食べかすなどが流れます。掃除せずに汚れを溜めたままするとカビや、雑菌が繁殖しヌメリが発生します。ヌメリは排水管を詰まらせたり、悪臭を発生させたりするため、定期的に掃除してキレイにしておく必要があります。
サビ
シンクに塩分濃度の高い醤油や、味噌汁をこぼしたまま放置するとサビの原因になります。また、サビやすい缶詰や金属の鍋を置いたままにしてもサビ付いてきます。
毎日のシンク掃除は3分で簡単にしよう
シンクに汚れを溜めないためには、毎日3分程度の簡単掃除を続けることが大切です。夕飯の洗い物が終わった時など1日1回、掃除を心掛けましょう。
準備物
- 中性洗剤(食器用洗剤)
- スポンジ
- 古歯ブラシ
- 布巾またはマイクロファイバークロス)
3分程度の簡単掃除の手順
- 食器用洗剤をスポンジにつけて泡立てる。
- 泡立てたスポンジでシンク全体と排水口を洗う。
- スポンジで擦れない細かい部分は古歯ブラシでこすり洗いする。
- 洗剤を水で洗い流し、布巾でシンク内の水分を拭き取る。
シンクの汚れに合わせて洗剤を使い分けよう
水垢汚れには「クエン酸」
シンクに付いたアルカリ性の水垢汚れには、クエン酸や酸性の酢が効果的です。クエン酸水や酢水を作って掃除に利用しましょう。汚れている場所にスプレーして1時間ほど放置した後、水で洗い流すとキレイに落とせます。
- クエン酸水・・・水100mLに対してクエン酸小さじ1/2
- 酢水・・・酢と水を1:2で配合する
クエン酸の使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
油汚れには「食器洗い用洗剤」
シンクの油汚れは、食器洗い用の洗剤で掃除しましょう。
準備物
- 食器洗い用洗剤
- 食品用ラップ
シンクの油汚れを落とす手順
- 食品用ラップを丸めて食器洗い用洗剤を付けて、ラップでシンクをこすり洗いする。
- 最後に40℃程度のぬるま湯で洗い流し完了。
掃除に使用するラップは、使用済みのものを使うといいでしょう。
中性洗剤の使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
石けんカスには「重曹」と「セスキ炭酸ソーダ」
アルカリ性の石けんカスは、水垢汚れと同じようにクエン酸で中和して掃除します。しかし、クエン酸で落とせない酸性の石けんカスには、アルカリ性の「重曹」を使って掃除しましょう。重曹の使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
準備物
- 重曹
- スポンジ
シンクの石けんカスを落とす手順
- シンクに重曹を万遍なく振り掛けて1時間ほど放置する。
- スポンジでこすり洗いし、水で洗い流して完了。
頑固な汚れには重曹よりアルカリ濃度の高い「セスキ炭酸ソーダ」をスプレーすると落とせます。セスキ炭酸ソーダの使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
排水口のヌメリには「重曹と酢」
排水口のヌメリは、重曹と酢水を使ってキレイにしましょう。汚れを浮かして洗い流すため、直接ヌメリを触らず掃除ができます。
準備物
- 重曹
- 酢
- ぬるま湯
排水口のヌメリを取る手順
- 排水口に重曹を万遍なく振りかける。
- 重曹の上から酢とぬるま湯を少しずつかけて、30分ほど放置する。
- お湯で洗い流せば完了。
あまり長く放置すると、汚れが固まってしまうため注意しましょう。
サビには「クリームクレンザー」
こびり付いたシンクのサビは、クリームクレンザーを使って掃除しましょう。研磨力の強いクレンザーはシンクを傷つけてしまうため、マイルドタイプがおすすめです。
スポンジにクリームクレンザーを付けて、サビを擦って洗い流します。
しっかりシンクを掃除する方法
シンクをキレイに保つためには1週間に1回程度、ほったらかし掃除しましょう。ほったらかし掃除には、オキシクリーンなど酸素系漂白剤を使います。
オキシクリーンは除菌や殺菌のほか脱臭効果もあり、ツンとした刺激臭がないため使いやすい洗剤です。シンクに溜めた水を一気に流すことで、排水管の掃除もできます。オキシクリーンの使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
準備物
- オキシクリーンまたは酸素系漂白剤
- ビニール袋
- 50〜60℃のお湯
- 掃除用スポンジ
- 布巾またはマイクロファイバークロス
1週間に1回ほったらかし掃除する手順
- 排水口の外せるパーツを外しておく。
- ビニール袋に水を入れて、空気を抜いて縛る。
- 水の入ったビニール袋で排水口を塞ぎ栓する。
- シンク内に40~60℃のお湯を溜める。
- オキシクリーンを溶かして泡立てる。オキシクリーンの分量はお湯2Lに対し大さじ1の酸素系漂白剤が目安です。
- 2~6時間そのまま放置する。お湯に外した排水口のパーツを浸けておくとオキシ漬けできる。
- 時間が経ったらビニール袋を外して、シンクに溜めた水を一気に流す。
- 掃除用スポンジでシンク内や排水口周りをこすり洗いする。
- 布巾でシンク内の水分を拭き取り完了。
シンクの汚れは、汚れと反対の性質の洗剤で中和して落としましょう。アルカリ性の汚れには「酸性の洗剤」、酸性の汚れには「アルカリ性の洗剤」を使用します。
- 水垢汚れ・アルカリ性石けんカス・カルキ・・・酸性洗剤の「クエン酸」「酢」
- 皮脂汚れ・油汚れ・酸性石けんカス・・・アルカリ性洗剤の「重曹」か「セスキ炭酸ソーダ」
シンクを掃除する時の注意点
シンクの素材に気をつける
キッチンのシンクは、ステンレス製が使われていることが多いですが、ホーロー製や人工大理石が使われていることもあるため、それぞれ素材に気をつけて掃除することが大切です。
- 【ステンレス製】耐熱性と耐久性があり、摩擦に強いため粗めのスポンジでも掃除できる。
- 【ホーロー製】傷を防ぐため柔らかいスポンジで掃除する。メラミンスポンジは避ける。
- 【人工大理石】柔らかいスポンジで円を描くように掃除する。変色を避けるためクエン酸は使わない。
掃除後は水分を拭き取る
掃除後はシンク内の水分をしっかり拭き取りましょう。水分をそのまま放置すると、水垢や石けんカスが溜まる原因になります。仕上げにマイクロファイバーや布巾で乾拭きするとキレイな状態を維持できます。
まとめ
今回はシンクが汚れる原因、シンクの素材に合った洗剤や掃除方法を紹介しました。こびり付いた頑固な汚れは、念入りに掃除しても落ちないことがあります。
シンクの素材によっては掃除が難しい場合もあるかもしれません。自分でシンクを掃除できない場合は、業者にキッチンクリーニングを依頼しましょう。素材に合わせた洗剤を使ってキッチンを隅々までキレイにしてくれますよ。
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