アルカリ電解水とは?酸性汚れの掃除に効果がある!アルカリ電解水の使い方や注意点
アルカリ電解水は水に科学的処理をした電解水でpH11~12程度です。今回はアルカリ電解水を使える場所と使えない場所、アルカリ電解水の基本的な使い方を紹介します。
アルカリ電解水とは?
アルカリ電解水とは、水を電気分解してアルカリ性にしたもののことで、人間や環境に優しい洗剤として知られています。洗浄力と除菌力があり、水拭きだけでは取り切れない汚れや雑菌を落としてくれます。
掃除洗剤としてホームセンターやインターネット通販ではもちろん、最近では100円ショップやスーパーなどでも販売されています。アルカリ電解水には3つのメリットがあります。
安全な洗剤
アルカリ電解水は水ほぼ100%から作られた洗剤のため、安全性が高く安心して使えます。ほぼ100%の水というのは水を電解するため、0.1~0.2%程度の塩化ナトリウムや炭酸カリウムを使用しています。この2つは天然由来の成分ですので安心です。
アルカリ電解水は残ってしまっても乾くと何も残らないため、小さいお子さんやペットのおもちゃの掃除にもオススメです。
除菌できる
除菌に使えるアルカリ性の値はph12~ph13ですが、アルカリ電解水もpH12〜pH13程度あるため除菌が可能です。
サルモネラ菌など食中毒の原因になる菌にも効果的です。しかし、黄色ブドウ球菌にはあまり効果がないため、なんでも除菌できるわけではありません。それでも除菌用として日々使うには十分です。
酸性の汚れに効果的
アルカリ電解水は油汚れや手垢、血液、湯垢、食べこぼしなど酸性の汚れに効果的です。筆者は換気扇周りの掃除に使っていますが、ツンとしたニオイもなくサッと油汚れを落とせるため非常に重宝しています。
アルカリ電解水の基本的な使い方
アルカリ電解水の使い方には「直接吹きかける」「布に染み込ませて使う」の2つがあります。
直接吹きかけて使う
準備物
- アルカリ電解水
- 布
直接吹きかけて使う手順
- 汚てれが気になる箇所にアルカリ電解水を直接吹きかけて、布でキレイに拭き取ったら完了。
簡単に掃除できるので、直接吹きかける方法は毎日の掃除にピッタリです。ダイニングテーブルを拭く時に使えば掃除と除菌が一緒にできます。
この方法で汚れが落ちない場合はアルカリ電解水を吹きかけて5~10分そのまま放置したり、お湯で絞った布で拭き取ったりすると汚れが落ちやすくなります。
布に染み込ませて使う
準備物
- アルカリ電解水
- 布
布に染み込ませて使う手順
- 布にアルカリ電解水を吹きかけて染み込ませて、汚れを拭き取る。
- 水気が気になる場合は、乾いた布で仕上げ拭きして完了。
布に染み込ませて使う方法は液だれしたくない場所や、水を吹きかけるのに抵抗がある場所におすすめです。筆者は窓ガラスや高い場所にある換気扇の掃除などの時に、この方法で掃除しています。また、ゴミ箱の掃除や小さいお子さんのおもちゃの掃除にもこの方法が適しています。
アルカリ電解水は使用しても洗剤成分が残らないため、二度拭きや水拭きは必要ありません。掃除に時間や手間がかからないため忙しい人にもオススメの洗剤です。
もっと時短したい場合はアルカリ電解水が含まれた掃除用シートを購入するといいでしょう。ホームセンターや100円ショップなどで気軽に手に入れられるので、気になる方は一度使ってみてください。
アルカリ電解水を使える場所と使えない場所
安心安全で色々な場所に使える洗剤として知られているアルカリ電解水ですが、使えない場所もあります。
アルカリ電解水を使える場所
- 水拭きできる箇所
- トイレ
- テーブルや椅子
- ドアノブ
- 窓ガラス
- 下駄箱
- おもちゃ
アルカリ電解水は上記の場所を掃除する時の洗剤としてはもちろん、ゴミ箱の中のニオイを軽減する消臭スプレーとしても使えます。
タバコのヤニもアルカリ電解水をスプレーするだけでドロドロに溶けて掃除しやすくなるため、壁紙などに付いたタバコのヤニが気になる人はぜひ使ってみてください。
アルカリ電解水を使えない場所
- 水を使用できない箇所
- アルミや銅
- 漆器
- 皮革類(車のシートや洋服など)
- 絹製品
- 宝石など貴金属
- 塗装されている物
- クリアコーティングされている物(テレビ画面、パソコンのモニター、メガネなど)
- クリーナーの使用ができない箇所
アルカリ電解水を使えない場所に使ってしまうと、シミがついたり塗装やコーティングがはげたりする可能性があります。一度付いたシミは取るのが難しく、コーティングも元に戻すことは厳しいので使用場所には注意してください。
なかには「車のシートの掃除に使ったらシミが付いて取れなくなった…」という人もいますので、心配な人はアルカリ電解水のラベルに書いてある説明を確認してから使用するといいでしょう。
アルカリ電解水を使う時の注意点
アルカリ電解水は人や環境に優しく、とても使いやすい洗剤ですが使用上の注意点が4つあります。
肌が弱い人はゴム手袋を着用する
アルカリ電解水は安全な洗剤ですが、強力なアルカリ性なので酸性の肌を傷める可能性があります。肌が弱い方や長時間使用する場合はゴム手袋を着用しましょう。ゴム手袋が苦手という人はビニール手袋でも大丈夫です。アルカリ電解水に直接触れないようにしてください。
マスクやメガネを付ける
直接目や口に入ると具合が悪くなることもあるため、掃除中はマスクやメガネを着用すると安心です。もし目や口に入った場合は、すぐに水で洗い流すようにしましょう。
アルカリ電解水を使って掃除した直後は湿り気があり、アルカリ性の成分が残っています。乾くまでは触らないようにしましょう。
目立たない場所で試してから使う
掃除する場所や物によってはシミができる可能性があるため、アルカリ電解水を使って掃除する時は、目立たない場所で試してから使うといいでしょう。「使っていい場所だから大丈夫!」と思い一気に掃除したら色あせてしまったということもあるので、シミや色落ちなどがないか試してから使うと安心です。
保管する時は直射日光を避ける
アルカリ電解水は直射日光に当たったり、高温になったりするとアルカリ性から中性に近付き効果が軽減されます。そうならないため日当たりのいい場所や、高温になりやすい冷蔵庫の横などではなく棚の中や風通しのいい場所などで保管しましょう。また、できるだけ早く使い切るといいでしょう。
まとめ
今回はアルカリ電解水を使える場所と使えない場所や、アルカリ電解水の基本的な使い方を紹介しました。頑固な汚れや長年蓄積した汚れは、アルカリ電解水を使っても落ちない時があります。そんな時は専門業者にクリーニングを依頼するといいでしょう。
専門業者はその道のプロなので、自分では落とせない汚れもキレイにしてくれます。また、掃除の準備や後片付けまで全てお任せできるから仕事や家事、育児などで忙しい方も気軽にお願いできます。
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