クッションフロアに生えたカビを落とす方法|カビが落ちない時の対処方法も紹介
クッションフロアとは、トイレや洗面所など水回りの床によく使われているビニール製の床材のことです。価格が安く掃除がしやすいのがメリットですが、カビが生えたり劣化しやすいデメリットもあります。今回はクッションフロアにカビが生える原因や、カビの落とし方を紹介しました。
クッションフロアとは?
クッションフロアとは塩化ビニールで作られたシート状の床材で、表面に木目調やタイル調、チェック柄などいろいろなデザインがプリントされています。裏面は一般的には不織布が貼られています。
他にも防音性や衝撃吸収効果を高めるため、薄いスポンジが貼られているクッションフロアがあります。厚みは2mm~4mm程度です。主に住宅用は1.8mm、店舗用には2.3mm以上のクッションフロアがよく使われています。
クッションフロアの価格
厚みがあればあるほど、クッションフロアの価格が高くなります。店舗用に使われているクッションフロアの中には、傷をつきにくくするために表面加工が施されている製品もあります。その分価格がやや高くなりますが、それでもクッションフロアは他の床材に比べて価格が安い床材です。
一般的なクッションフロアの価格は、1㎡あたり2,000円~3,000円程度です。10cm単位で購入できますので、使いたい部屋のサイズに合わせて購入できます。工事料金の相場はリフォーム会社などに依頼した場合は、1㎡あたり2,500円~4,500円くらいが料金相場です。6畳1間であれば50,000円程度で床をクッションフロアにリフォームできます。フローリングの張り替え方法や、フローリングにする費用については下記の記事で詳しく紹介しています。
賃貸DIYできると人気のクッションフロア
賃貸物件にも人気の敷くだけのクッションフロアは、簡単に和室から洋室に変えられます。DIYが苦手な方でも手軽にできます。畳の部屋をフローリングに変える方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
クッションフロアの5つのメリット
クッションフロアは価格が安いだけでなく、他にもさまざまなメリットがあります。
お手入れが楽
クッションフロアは、ビニール素材なので水をはじきます。液体をこぼしてしまっても、さっと拭き取ればキレイになります。キッチンやお風呂場、トイレなどの水回りにぴったりな床材です。
デザインが豊富
床のデザインで部屋の雰囲気は大きく左右されます。クッションフロアにはいろいろな種類のデザインがあるので、自分好みのデザインを選べます。
踏み心地が柔らかく安全
クッションフロアとは、その名のとおりクッション性が高い床材です。フローリングやタイルに比べて防音性が高く、衝撃を吸収する力が優れています。小さな子どもがいる家庭や、ペットがいる家庭に適しています。
価格が安い
フローリングに比べて、材料費も工事費も約半額程度です。
DIYが簡単
クッションフロアはハサミやカッターで簡単に切れます。既存のフローリングに両面テープで貼り付けるだけで、床にクッションフロアを敷けます。業者に施工依頼せずに自分でDIYできます。
クッションフロアの3つのデメリット
とても魅力的なクッションフロアにもデメリットはもちろんあります。
劣化しやすい
クッションフロアは熱に弱く、すぐ変色します。柔らかい床材なので安全面に優れている一方、重い家具などを乗せるとへこんでしまうという欠点があります。経年劣化についても、クッションフロアはフローリングより早く進みます。フローリングであれば20年程度もちますが、クッションフロアは10年程度です。
安っぽい
価格が安い分、どうしても高級感に欠けます。
通気性が悪い
防水性が高く掃除が簡単だという長所がある反面、通気性が悪いという短所があります。クッションフロアと床材の間に湿気がこもり、下地の床材にカビが生えてしまうことがあります。
クッションフロアのカビが生える条件は?
クッションフロアはビニールでできているため空気や水分を通しません。基本的にクッションフロア単体ではカビが発生することはありませんが、フローリングや畳の上にクッションフロアを敷くと、湿気がこもりカビが生えてしまうことがあります。
クッションフロアにカビが生える条件
- 温度が0~45℃(20℃~30℃が最も生えやすい)
- 湿度が70%以上
- 空気(酸素)や栄養分(アカや食べカスなど)がある
カビは暖かく湿っていて、栄養分があるところに生えます。クッションフロアは水回りに施工されることが多く、トイレやお風呂場の脱衣所や洗面所など常に水があってカビの栄養分がある場所に敷きます。そのためカビが発生しやすいです。
カビが一度生えてしまうと、完全に取り除くのは困難です。カビは水虫やアトピー性鼻炎、胃腸炎、肺炎などの病気を引き起こす原因となります。カビを発生させないためには24時間換気に注意して、こまめに掃除することが不可欠です。
クッションフロアに生えたカビを落とす方法
準備物
- バケツ
- 雑巾3枚
- アルコールスプレー
- 中性洗剤
- 手袋
クッションフロアに生えたカビを落とす手順
- カビの生えた場所にアルコールスプレーを吹き付けて除菌する。カビだけでなく、その周囲にも吹き付けて少し待つ。
- 雑巾に水で薄めた中性洗剤を含ませて、カビを広げないように中心に集めながら拭き取る。
- 新しい雑巾を水で濡らして洗剤を拭き取る。
- 乾いた雑巾を使って水分を拭き取って完了。
手あれが気になる場合は、手袋をはめて掃除しましょう。カビは水分を好みますので、最後は乾拭きして水分を拭き取るのがポイントです。
クッションフロアのカビが落ちない時の対処方法
アルコールスプレーと中性洗剤でも落ちないカビは、カビキラーやカビハイターなどもっと強い塩素系クリーナーを試してみましょう。
準備物
- ビニール手
- 袋
- バケツ
- 雑巾
- 塩素系クリーナー
カビが落ちない時の対処手順
- ビニール手袋をはめて塩素系クリーナーをカビが生えた場所に吹き付けて5分程度待つ。
- 雑巾で塩素系クリーナーを拭き取ってから、水拭きする。
- 乾いた雑巾を使って水分を拭き取って完了。
塩素系クリーナーの放置時間はクリーナーによって違います。クリーナーの使用方法を確認sましょう。
これでもクッションフロアのカビが落ちない場合は、下の床材が傷んでいる場合があります。床材に生えた黒カビは専用のカビ取り剤が必要です。家庭では難しいので、業者に依頼した方がいいでしょう。
まとめ
今回はクッションフロアにカビが生える原因や、カビの落とし方を紹介しました。掃除がしやすく低価格が魅力のクッションフロアですが、通気性が悪いためカビ対策が必要です。クッションフロアに一度カビが生えると、掃除してもまたすぐにカビが生えてしまいます。
もしカビが生えてしまったら、早めに掃除してカビを取り除きましょう。ただし、クッションフロアの下の床材にまでカビが広がっていたら、素人では解決が難しいので業者に相談することをオススメします。
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