
シロッコファンの特徴は?シロッコファンの取り外し方や掃除方法までまとめて紹介します
シロッコファンとは?他の換気扇と何が違うの?

シロッコファンは換気扇の一種で、正式名称は「シロッコ扇風機」という名前です。シロッコファンとは商品名であり、小型のシロッコ扇風機のことを指しています。また、多くの羽根を持つ扇風機のため多翼ファンとも呼ばれています。
形状は細い羽根がぐるりと輪状に取り付けられた筒形で、回転軸に対して風が90℃方向に出ます。
シロッコファンは普段レンジフードの内部や天井埋込式の蓋の裏に隠されており、むき出しになっていないので羽根が回転しているところを見る機会はありませんが、送風原理上において遠心ファンに分類されるそうです。
シロッコファンが一番多く使われている場所はキッチンです。キッチンのレンジフード正面開口部から油や食品など空気を吸い込んで、レンジフードに連結されているダクトを通じて屋外へ排気し、室内の空気を換気します。
その他にトイレ、脱衣所、作業場の換気用、浴室暖房乾燥機、ノートパソコンのファンなどにシロッコファンが使用されています。
シロッコファンとプロペラファンの価格比較

一般家庭用の換気扇として古くからおなじみのプロペラファンもキッチンで使われています。プロペラファンは3枚~6枚の羽根がついていて、見た目がプロペラに似ていることからプロペラファンと呼ばれています。
シロッコファンがダクトを通して排気するのに対して、プロペラファンはダクトを通さず直接外へ排気します。そのためプロペラファンは、屋外に面している壁にしか設置できません。
プロペラファンは安いものであれば3,000円台から、平均的な価格は5,000円~10,000円程度で購入できます。工事費用を含めた総額も全部で20,000円~40,000円くらいでおさまります。
一方、シロッコファンは本体価格8,000円~10,000円に加え、ダクトなどの工事費用を含めると総額60,000円~80,000円くらいかかります。
シロッコファンを選ぶメリットとデメリット

シロッコファンのメリット
シロッコファンの最大のメリットは、ダクトを通じて換気できるという点です。シロッコファンはダクトを通すことで、家の中のあらゆる場所で換気扇として使用できます。
集合住宅で壁が屋外に面していないキッチンや対面キッチン、またはアイランドキッチンでよくシロッコファンが使用されます。レンジフードでコンロを覆う形状のため、ピンポイントにコンロの煙を吸気できることもメリットの一つです。
音が小さく静かで電気代が安く、直接外気に接していないため外気の影響を受けないことがシロッコファンのメリットです。
シロッコファンのデメリット
シロッコファンのデメリットは、構造が複雑で羽根がたくさんあるため手入れしにくいです。最近ではワンタッチで着脱できるタイプや、コーティング剤が塗ってあり掃除しやす痛いプイが販売されています。
掃除する時は細い薄い羽根で手を切らないように注意しましょう。
費用が高いこともシロッコファンのデメリットです。シロッコファンを設置するためにはレンジフードとダクトを設置しなければならず、プロペラファンに比べて工事費用が高くなり設置に時間がかかります。
シロッコファンを掃除する方法

通常シロッコファンの掃除は業者に依頼する場合がほとんどですが、簡単な掃除なら自分でもできます。シロッコファンの取り外し方と掃除方法について紹介しますが、作業する時は必ず取扱説明書をよく読んでその指示に従ってください。
準備物
- 厚手ゴム手袋
- ドライバー
- ビニール袋または大きめの容器
- アルカリ洗剤
- 古歯ブラシ
- スポンジ
手順
周囲が汚れないよう養生する
厚手のゴム手袋をはめて、換気扇が停止していることを確認して作業に取りかかる。シロッコファンを取り外す前に周囲が汚れないようビニールで覆い、邪魔な物は他の場所に移動させます。
シロッコファンのネジをドライバーで外す
ネジでとめてあるタイプのシロッコファンは手前から順に端のとめてあるネジをドライバーで外す。次にベルマウスというファンを押さえている部品のネジを外す。その次に中央の大きなネジを手で右に回してファンを取り外す。
シロッコファンをつけ置きする
ビニール袋または、大きな容器に50℃くらいの湯とアルカリ洗剤を入れて、その中にファンを入れてつけ置きします。汚れがひどいものは1~2時間、それほどひどくなければ20~30分間つけ置きします。
古歯ブラシやスポンジで汚れを落とす
古歯ブラシやスポンジを使って汚れを落として洗い流す。シロッコファンに付いた水分をよく拭き取って、乾燥させてから元に戻して完了。
おすすめ
最新のワンタッチ式シロッコファンはコーティング加工されているものがあり、そのタイプであれば台所用洗剤で拭くだけで汚れを落とせます。逆に重曹などを使うと、コーティング剤が剥がれてしまいますので注意してください。
シロッコファンの掃除は業者に依頼できます
今回はシロッコファンの特徴や取り外し方、掃除方法をまとめて紹介しました。シロッコファンはプロペラファンに比べて優れた点がいろいろとありますが、高価なので必要最小限の場所にだけ設置することをオススメします。
シロッコファンは自分で掃除できますが、時間と手間がかかります。難しいと感じたら無理せずクリーニング業者に依頼しましょう。
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1970年大阪生まれ。一部上場マンション・ハウスメーカーからの転身者という経歴を活かし、住宅設備を知り尽くしたお掃除マスター」として大手家電量販店のサービスセンター業務に従事。業務用家電ら水回りまで、すまいに特化した清掃コンサルティングを行う。主な資格は、ハウスクリーニング技能士、錠前技工士など。
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