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車内清掃(車内クリーニング)

車のコーティングは必要?自分で車をコーティングする方法や長持ちさせるポイントを紹介

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頻繁に洗車してワックスがけするのは大変です。車にコーティングすれば、ワックスよりも楽に車をキレイな状態で保てます。今回はワックスとコーティングの違いや、自分でコーティングする手順を紹介します。

車のコーティングとは?

車のコーティングとは?
車のコーティングとは?

車をキレイに保つにはボディケアが欠かせません。車のボディケアはワックスとコーティングがあります。ワックスとコーティングの違いを確認してみましょう。

ワックスとコーティングの違い

ワックスの主成分は蝋(ロウ)や石油系の溶剤で、油の被膜により艶と撥水効果を得ています。しかし、熱や雨、洗車による影響を受けやすく劣化しやすいです。車の保管状況にもよりますが、1週間~1ヶ月程度しか効果が持続しません。

コーティングは塗装の上に落ちにくい強力な被膜を作り、紫外線や汚れから車の塗装を守ります。効果の持続期間はコーティングの種類により3ヶ月~7年と大きく異なりますが、ワックスとの持続期間の差は明らかです。

コーティングの特徴

コーティングが登場するまでは、車のボディケアといえばワックスしかありませんでした。ワックスは耐久性が低く、高頻度でワックスがけしなくてはなりません。ワックスの主成分である蝋(ロウ)が残ってしまい水アカの原因になったり、雨で溶けだしたワックスがフロントガラスに広がり油膜の原因になるなどのデメリットもあります。

コーティングは耐久性が高く、紫外線や汚れから長期間にわたり車を守ってくれます。コーティングは落ちにくいため、ワックスのように水アカや油膜の原因になる心配がありません。車のボディケアといえばワックスからコーティングへと変わりつつあります。

車のコーティングを選ぶ3つのポイント

車のコーティングを選ぶ3つのポイント
車のコーティングを選ぶ3つのポイント

車のコーティングは大きく分けて3種類あります。油脂系のコーティングもありますが、油脂系のコーティングはワックスと変わらないため除外しています。

また、ガラスの原料になるケイ素化合物などを含むガラス系コーティングというコーティングもありますが、ポリマーコーティングの一種なのでポリマーコーティングに含めて紹介します。

車のコーティング費用相場と持続期間
コーティングの種類 費用相場 持続期間
ポリマーコーティング (シリコンやフッ素、ケイ素化合物による被膜を作るコーティング) 2~5万円 3ヶ月~1年
ガラスコーティング (ガラスの被膜を作るコーティング) 4~15万円 3~5年
セラミックコーティング (金属や酸素、窒素、炭素などからなる化合物が主成分のコーティング) 10~25万円 5~7年

車のコーティング費用は車の大きさと、施工する業者により大きく異なります。軽自動車と3ナンバーの車では施工面積が異なり、カーディーラー、カー用品店、ガソリンスタンド、コーティング専門店など、施工する業者により取り扱うコーティング剤の内容も異なります。

車のコーティングは価格と持続期間が比例しています。全ての車におすすめのコーティングは高いコーティングなのか?というと、そうでもありません。費用対効果を考えて選びましょう。

車の色

炎天下に車を置いておいた場合、車の色で車の表面温度は大きく異なります。白を中心とした淡色車は日差しを反射し濃色車に比べ熱を持ちにくいのに対し、黒を中心とした濃色車は日差しを集め淡色車より高熱になります。車の表面が高熱になると車に汚れや、水アカが焼き付き落としにくくなります。

白を中心とした淡色車は自分でコーティングする場合は、安価なポリマーコーティングでも十分でしょう。業者に依頼する場合は、持続期間の長さと費用を考慮してガラスコーティングがおすすめです。

黒を中心とした濃色車は自分でコーティングする場合でも、ガラスコーティングがおすすめです。よほどまめに洗車とコーティングするのならポリマーコーティングでもいいですが、ガラスコーティングの方が安心です。業者に依頼する場合はガラスコーティングでも十分ですが、心配ならセラミックコーティングを選びましょう。

車の保管状況

屋根付き駐車場と青空駐車では、車の汚れ方、汚れの焼き付き方が大きく異なります。炎天下や雨風にさらされる青空駐車が車に与えるダメージは大きいです。

屋根付き駐車場に駐車している車を自分でコーティングする場合は、安価なポリマーコーティングでも十分でしょう。業者に依頼する場合は、持続期間の長さと費用を考慮してガラスコーティングがおすすめです。

青空駐車している車は業者にセラミックコーティングを依頼するのがおすすめです。

洗車頻度

週に1~2回洗車する車を自分でコーティングする場合は、安価なポリマーコーティングでも十分でしょう。業者に依頼する場合は、持続期間の長さと費用を考慮してガラスコーティングがおすすめです。

月に1~2回洗車する車は業者に依頼することをおすすめします。ガラスコーティング、セラミックコーティング共におすすめです。

自分で車をコーティングする手順

自分で車をコーティングする手順
自分で車をコーティングする手順

準備物

  • カーシャンプー
  • 洗車用スポンジ
  • 研磨用スポンジ
  • コーティング剤塗り用スポンジ
  • マイクロファイバークロス
  • バケツ
  • ホース
  • 細部専用クリーナー
  • 絵具筆
  • 鉄粉除去剤
  • 鉄粉除去粘土
  • 車用水アカ落とし
  • 車用研磨剤
  • 車用脱脂剤
  • コーティング剤

車をコーティングする手順

  1. 絵具筆と細部専用クリーナーを使い、フロントグリルやエンブレムの隙間に入り込んだ汚れを落とす。
  2. 車全体の洗車はホースの水でホコリや泥をよく落とした後、カーシャンプーとスポンジで車全体を洗車してすすぐ。
  3. 鉄粉が付いている(ザラザラしている)箇所に鉄粉除去剤をスプレーし1~2分程度放置した後、鉄粉除去粘土で優しく擦って鉄粉を除去する。
  4. 鉄粉を除去したらすぐに水で流す。
  5. 車用水アカ落としを塗り水アカや油膜を落とし、終わった面から水でよく流す。
  6. 全体が終わったらマイクロファイバークロスで水分を残さないように拭き取る。
  7. 研磨用スポンジと研磨剤を使い優しく擦る。
  8. 研磨剤のカスが出るので水に浸けよく絞ったマイクロファイバークロスで拭く。
  9. マイクロファイバークロスで車用脱脂剤を塗り、乾いたマイクロファイバークロスで拭き取る。
  10. コーティング用スポンジでムラにならないようにコーティング剤を塗り、マイクロファイバークロスで拭き取り完了。
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車のコーティングは下地処理で仕上がりが決まると言われるほど、重要で時間もかかる作業です。下地処理はしっかり行いましょう。

コーティング剤が乾燥するのに丸一日かかり、この間は水濡れ厳禁です。ガレージなど屋根付きの場所で乾かしましょう。また、晴天の日を選ぶことも重要です。車のコーティング作業は丸一日の作業になり、コーティング剤の乾燥にも丸一日かかります。天気予報を確認し、余裕あるスケジュールで作業しましょう。

コーティング車のメンテナンスのやり方手順動画

時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。

車のコーティングを長持ちさせるポイント

車のコーティングを長持ちさせるポイント
車のコーティングを長持ちさせるポイント

車のコーティングを長持ちさせるのに欠かせないのが、洗車とメンテナンスです。

洗車

コーティングしていても、車を走らせていれば汚れが付きます。汚れは時間が経てば経つほど落としにくいため、汚れが付いたら洗車しましょう。コーティングしていれば楽に汚れを落とせます。

また、汚れの中でも鳥の糞には注意が必要です。鳥の糞を放置するとコーティングの被膜を傷めます。見つけたらすぐに取り除き、その部分だけでも洗車しましょう。

メンテナンス

コーティングしていてもコーティングの被膜に汚れが付き、少しずつコーティングの被膜が劣化します。これを補うのがメンテナンスです。短期間しか持続しないコーティングの場合はメンテナンスではなく、コーティングを施工しなければなりません。

ガラスコーティングやセラミックコーティングのように、長期間持続するコーティングの場合にメンテナンスが必要になります。メンテナンスの方法は洗車後にメンテナンス剤を使いコーティングの被膜に付いた頑固な汚れを落とします。頻度は車の保管状況によりますが青空駐車の場合は3ヶ月~半年に1回、屋根付き駐車場でも年1回しましょう。

まとめ

今回はワックスとコーティングの違いや、自分でコーティングする手順を紹介しました。車にコーティングすれば車をキレイに保てますが、車の外だけではなく中もキレイにしましょう。快適なカーライフを送るには車内清掃が重要です。

車内の汚れや臭いはしつこく、細かい所が掃除しにくいのも事実です。車内清掃はプロにお任せしてみませんか?

車のコーティングは何年もつ?
持続期間はコーティングの種類により3ヶ月~7年と大きく異なります。「車のコーティングとは?」で詳しく紹介しています。

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