自分で神棚を掃除する方法から注意点のまとめ!女性は神棚の掃除ができない?!
神棚を掃除したいと思っていても、神棚は高い場所にあるために掃除がやりにくいです。今回は神棚を掃除するために必要なものや手順、適した時間帯や時期を紹介します。業者に依頼する時のポイントも合わせて紹介します。
女性は神棚を掃除できない?

自宅の神棚は家の中にある小さな神社と同じ意味がありますので、神様に心地よく過ごしていただくために掃除することは大切なことです。神棚を掃除する時は「決められた人が掃除する必要がある」「女性は神棚に触ってはいけない」など言われることがありますが、そんなことはありません。
しかし、注意したいのが神棚を掃除する者は穢れがないという点です。穢れというのは、神道では出血(生理)や病気などがそれに当たります。そのため男女というのではなく生理中や病気の人が「神棚に触れない」「掃除ができない」という考えがあります。
このような考えは医療などが進んでいなかった時代には出血や、病気などは死に近い状況だったからだとも言われています。そのため穢れとしての考えが生まれたとされています。現代では塩や鏡などを身につけると生理中の人や、怪我している人でも神棚を掃除してもさしつかえないと考えられています。
神棚を掃除する時間帯や掃除頻度は?

神棚を掃除する時間帯や時期
神棚を掃除する時間帯は、はっきりと決められているわけではなく昼間でも夜でも問題ありません。しかし、年末の時期12月29日と31日には神棚を掃除してはいけないとされています。
29日は苦しみを連想させる「9」という数字が入っていることや、「2」のは二重に苦しむということにつながるためだとされています。
12月31日は慌ただしい雰囲気の時期で翌日が新年という前の日であり、滑り込みのようなイメージで掃除を実施するのは恐れ多いという意味合いがあったようです。そのため年末年始に神棚を掃除する時は、12月29日よりも前の日程を計画しておきましょう。
神棚を掃除する頻度
神棚を掃除する頻度は特に決まっていません。神棚がほこりなどで汚れた状態にならないように掃除を心がけましょう。事前に決めておくのであれば、年に2回を目安に掃除するのがオススメです。
12月の大掃除のタイミングと、6月に実施すれば神社の行事の「大祓え」という行事の時期とも一致しますのでオススメです。
神棚を掃除する時は3つの配慮しよう

神棚は神様をお祀りしています。礼儀を忘れないようにしましょう。神棚を掃除する時には、次のような点に配慮する必要があります。
掃除の前に身を清めてお参りする
神棚を掃除する場合は、神社でのお参りと同様に神様にお会いするという意味合いがあり、身を清める必要があります。
準備物
- 清潔な水
手順
身を清めるために清潔な水で口をすすぐ
身を清めるために清潔な水で口をすすぎ手を洗う。
二礼二拍手一礼する
二礼二拍手一礼して、神様に掃除するむねを伝えましょう。
お札の扱い方
最も配慮する必要があるのは、お札の扱い方です。神様がお札に宿っていますので、お札に息がかからないように口に和紙などをくわえて取り扱います。これは人間の息には穢れがあるとされており、神様に吹きかけないためです。
またお札を新しいものと交換する場合や、紙垂やしめ縄など取り外した場合は白い和紙に包み神社に納めてお焚き上げをしてもらうことをオススメします。
掃除する時の注意点を知っておく
神棚を極力床に直接置くことは避ける必要がありますが、どうしても置かなければならない時にはキレイな白い布を準備してその上に置きましょう。また、ほこりに息を吹きかけて、吹き飛ばすのは避けましょう。清潔な布で床や棚などを乾拭きします。
水拭きをしないのは一般的に神棚はケヤキやヒノキなどで作られていることが多く、水拭きをすると木材が変形したり、カビなどが発生したりするためです。
神棚を掃除する時の道具や方法

準備物
- 白い和紙
- 白い布
- 清潔な布を数枚
- ブラシまたははたき
- お供え物(米、お神酒、水、塩、榊やしめ縄、紙垂)
手順
身を清めるために清潔な水で口をすすぐ
身を清めるために清潔な水で口をすすぎ、手を洗う。
二礼二拍手一礼する
二礼二拍手一礼して、神様に掃除するむねを伝えましょう。
白い布を広げて神棚や榊などを置く
白い布を広げて神棚や榊などを置く。
神棚を載せていた棚板を乾いた清潔な布で拭く
神棚を載せていた棚板を乾いた清潔な布で拭く。息がかからないように白い和紙をくえてお札を取り出す。
掃除後は和紙をくえて神棚の所定の場所に戻す
掃除後は和紙をくえて神棚の所定の場所に戻す。装飾やお供え物などを所定の位置に並べ、掃除が終わった旨を神様に報告して完了。
年末の大掃除などでお札を交換する場合は、神様に挨拶する時にできれば家族全員でそろってお礼や感謝を伝えることをオススメします。
また同時にしめ縄や紙垂も大掃除の時に新しいものにかえて、新年を迎える方が望ましいとされています。お札などは神社のお焚き上げの時に納めますが、白い和紙や布、ハタキなどは一般的なゴミの時に処分しても問題ありません。
自分で仏具(仏壇)を掃除する方法や、仏壇の鐘(かね)を掃除する方法については下記の記事で詳しく紹介しています。


神棚の掃除を業者に依頼するポイント

神棚は家族がお世話になっているものなので家の者が掃除するのが望ましいのですが、高い場所にある神棚を掃除するのは大変です。ご高齢の方や不慣れな方などは、業者に依頼するのもオススメです。
掃除してもらうと確実にキレイな仕上がりになります。木の染みなどを取り除く特別な掃除方法を実施してくれる業者もいます。主に神棚掃除はハウスクリーニングや家事代行業者、便利屋などに依頼できます。
依頼する場合は一般的には見積もりなどは問い合わせで対応する業者が多く、神棚の掃除代行としての相場は5,000円程度のようです。ただ神棚のサイズや構造、出張費などによって金額が違います。
業者に依頼した場合のメリットは神棚の掃除以外にもお札やしめ縄、紙垂などをお焚き上げができる神社などに持って行くようにお願いすることも可能です。掃除の後の様々なゴミの処分も請け負ってくれる場合もありますので業社に相談しましょう。
まとめ
今回は神棚を掃除するために必要なものや手順、適した時間帯や時期、知っておきたい注意点や業者に依頼する時のポイントをまとめて紹介しました。ご家庭の小さな神社が神棚です。そのため神棚を清潔に保つことは重要な心掛けとなります。
高い場所にある神棚の掃除が難しい人や、どうしても多忙で掃除ができない場合は業者に依頼することも一案です。その場合は何社かに内容を問い合わせて、自分のご家庭の神棚に合う業者を検討してください。そして口コミや料金なども比較検討して、サービスを予約することをオススメします。
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