エアコンの結露は放置しないで!エアコンが結露する原因から対策までまとめて紹介
エアコンの結露は室内機と室温の温度差によって生じます。今回はエアコンに結露が発生する4つの原因や、日頃からできる結露対策を紹介します。
エアコンに結露ができる4つの原因
室内機と室温の温度差が原因
エアコンの結露は室内機と室温の温度差によって生じます。エアコンは室内の暖かい空気を取り込んで内部の冷却フィンで冷却し、低温にしてから冷風として室内に出す仕組みです。
目に見えませんが空気には水蒸気が含まれています。空気が含められる水蒸気量(飽和水蒸気量)は決まっており、限界値を超えると発生するのが結露です。
飽和水蒸気量は空気の温度によって異なり、温かいほどたくさんの水分を含めます。暖かい空気が急激に冷やされると飽和水蒸気量が減り、含み切れなくなった水蒸気が水滴となり結露が発生します。
フィルターの汚れが原因
エアコンの吹き出し部分に水滴がつくこともあります。これはフィルターの汚れが原因と考えられます。
フィルターにたまった汚れが邪魔して室内の空気を上手く取り込めず、空気の流れが悪くなることで冷却された空気がエアコンに滞留します。吹き出し口付近で室内の暖かい空気とエアコン内の冷却された空気がぶつかり合い、温度差ができて結露が発生します。
冷却フィン(熱交換器)の汚れが原因
フィルター掃除しても結露が発生するなら、冷却フィン(熱交換器)が汚れている可能性が高いです。冷却フィンに汚れがたまると空気の流れが悪くなり、冷えた空気がエアコン内部に停滞することで結露が発生しやすくなります。
室内配管に結露が発生している
エアコンには室内機と室外機を結ぶ配管があり、配管で結露が発生していることがあります。室内配管は冷却された空気の通り道になるため、エアコン運転時には5~10度くらいに温度が下がります。その結果、配管の温度と室内の温度差が原因で結露が生じます。
配管に断熱材を巻くことで結露対策していますが、施行不良や老朽化に伴い断熱材が破れて結露が発生する場合もあります。
エアコンの結露を防止する4つの方法
設定温度を高くする
結露を防ぐためには、いつもより設定温度を少し高くしてみましょう。猛暑日などはキンキンに冷房の温度を下げたくなるものですが、気温差が広がるほど結露が発生しやすくなります。どうしても温度を下げたい時は、設定温度を徐々に低くしましょう。
送風を強めに設定する
結露を防ぐためには、送風を強めに設定することも効果的です。夏の暑い日にエアコンの設定風量が弱すぎると、部屋中を冷やすまでに時間がかかります。その結果、エアコンの吹き出し口付近に冷たい空気が滞留して、結露ができる原因になります。
エアコンを入れてすぐの段階では風量を強めに設定して、室温が下がってきたら風量を弱めるのがオススメです。
結露防止運転機能を活用する
エアコンによっては結露防止運転機能として「除湿」や「内部クリーン」がついている商品もあります。これらの機能はエアコン内部の水分を除湿し、結露やカビなどの発生を防ぐのに役立ちます。
使い方は簡単でエアコンを切る前に結露防止運転機能を設定するだけです。機種によっては、室内の空気が一定以上の湿度になると自動で除湿してくるエアコンもあります。
ルーバーの角度を上向きにする
エアコンのルーバーに結露が付着している場合は、ルーバーの角度を上向きにすると効果的です。上下の風向きを調整するルーバーが下向きになっていると、エアコンの冷風がずっとルーバーに当たり続けるので結露が発生しやすくなります。
ルーバーの角度を変えるには、リモコンで風向きを上向きに設定するだけです。結露が発生している時にルーバーが下を向いていたら角度を上げましょう。
エアコンの結露を対策する3つの方法
フィルター掃除する
エアコンの結露がなかなか改善しない場合は、フィルター掃除しましょう。掃除する時はホコリを吸い込まないようにマスクを着用するのをオススメします。
準備物
- 掃除機
フィルター掃除する手順
- エアコンの外部カバー外して、中にあるフィルターを取り外す。
- 掃除機でフィルターに付いたホコリを吸い取る。
- フィルターを水洗いして乾かし、フィルターが乾いたら元の位置に戻して完了。
エアコンのフォルター掃除については下記の記事で詳しく紹介しています。
冷却フィン(熱交換器)を掃除する
エアコンを長く使用している場合は、冷却フィン(熱交換器)に汚れがたまっているかもしれません。冷却フィンが汚れていると、フィルターと同じように空気の通り道がふさがっている状態です。
冷却フィンの掃除はエアコン内部に及ぶため、フィルターと比べると複雑で手間がかかります。洗剤が残るとカビや不具合の原因にもなるので注意しましょう。冷却フィンの掃除はエアコンクリーニング業者に依頼するのがオススメします。
結露防止テープを貼る
配管の結露防止に役立つのが結露防止テープです。配管にはエアコンを設置したときに断熱材が巻かれていますが、長期間使っているとテープが劣化して結露が発生しやすくなります。新しい結露防止テープに交換すると改善できます。
結露防止テープの使い方
- 貼り付け部分のホコリや汚れを取り除く。
- 配管の結露が気になる部分あわせて、下から上に結露防止テープを巻き上げる。
- 先端部分をビニールテープで止める。
エアコンの結露を放置すると健康被害に繋がる
エアコンの結露を長期間放置すると、たまった水分がエアコンの湿度を上げてカビが生えやすくなります。その結果、エアコンから排出される空気にカビが含まれて不快なニオイや、喉の痛みなどの原因になります。
エアコン内部にカビを発生させないためにも、日頃からの結露対策が大切です。カビが発生してしまうと自分で対処するのは難しいので、エアコンクリーニング業者に依頼してエアコン内部をキレイに掃除してもらいましょう。
エアコンが臭い時や、エアコンで喉が痛くなる原因については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回はエアコンに結露が発生する4つの原因や、日頃からできる結露対策を紹介しました。エアコンの結露が発生する原因はさまざまです。まずは運転方法を変えて、掃除するなど自分でできることから試してみましょう。
結露対策のためにも、定期的な掃除が大切です。自分で掃除できないところは、プロの業者に頼むのがオススメです。見えない汚れや小さな異常を知るきっかけになります。
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