賃貸物件のエアコンクリーニングは大家に相談しよう!賃貸物件のエアコン故障や退去時の対処
賃貸では新しいエアコンを設置できない場合もあり、対処の仕方が難しいです。エアコンが古くても扇風機を併用したり、エアコンクリーニングすれば快適に使えます。そこで今回は賃貸の家にエアコンが1台しかない時や古い時の対処法、新しく設置する時の注意点を紹介します。
賃貸物件のエアコンは勝手に掃除してもいい?
賃貸物件の備え付けの家具や、家電などは基本的に自分で掃除やお手入れして保存できる状態にしておかなければなりません。これは「善管注意義務」といい、法律で定められています。そのためエアコンフィルターなどの自分でできる範囲は許可なく掃除できます。
>>【参考】国土交通省 住宅:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について
専門事業者にエアコンクリーニング(分解洗浄を含む)は、トラブル回避のため依頼する前に大家さんに確認しましょう。
エアコンクリーニングの許可を得る時の確認ポイント
- エアコンクリーニングしたい理由
- 異臭や水漏れなど不具合が発生した時期
- エアコンの使用頻度と掃除状況
- エアコンクリーニング費用は誰が負担するのか
エアコンクリーニングを依頼する
賃貸物件の古いエアコンの内部は汚れがこびり付いていたり、自分で掃除できないことがあります。フィルターを掃除しても臭いが取れない場合は、業者にエアコンクリーニングを依頼しましょう。エアコンクリーニングすると、古いエアコンも冷房の効きがよくなります。
フィルター掃除など簡単なお手入れは許可なく自分でできますが、エアコンクリーニングを依頼する時は、賃貸物件は大家さんや管理会社に必ず許可が必要です。エアコンクリーニングは1台8,000円~10,000円程度の費用がかかります。費用の負担は誰がするのかも合わせて確認した方がトラブルを避けられます。業者がエアコンクリーニングする流れと内容については下記の記事で詳しく紹介しています。
フィルターを掃除する
賃貸物件にはかなり古いタイプのエアコンが設置されていることがあります。古いエアコンのフィルターは、内部にホコリやカビが詰まっているかもしれません。フィルターが汚れていると、冷えにくくなり消費電力が増え電気代が高くなります。
フィルターをこまめに掃除すれば冷房機能が改善されて、少ない消費電力で過ごせるようになり電気代もおさえられます。エアコンフィルターの掃除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
賃貸物件のエアコンが壊れたらどうする?
自分で修理や交換の手配はしない
賃貸物件のエアコンは「壊れたかも?」と思っても自分で修理や交換の手配をしないようにしましょう。賃貸に備え付けられているエアコンは貸主の持ち物です。修理代は貸主である大家さんや管理会社の負担になります。壊れたと思って自分で修理してしまうと修理代も借主が負担することになるため注意しましょう。
残置物は借主が修理する
前の入居者がエアコンを設置して、退去時にそのまま置いていった場合は「残置物」として扱われます。残置物を次の借主が使用すると修理責任は大家さんではなく借主になります。
賃貸借契約する時点でエアコンが残置物で、修理について説明がされていても忘れてしまうことが多いです。エアコンが壊れたら付帯設備なのか?残置物なのか?重要事項説明書を確認しましょう。
新しいエアコンに取り換えてもらう
普通にエアコンを使用していて壊れてしまったら、早めに大家さんか管理会社に連絡して新しいエアコンに取り換えてもらいましょう。基本的にエアコンの交換費用は貸主の負担です。しかし、賃貸のエアコンが壊れているのを放置して悪化させてしまうと、借主に費用が発生する場合があります。
また、借主の不手際で壊してしまった場合は、大家さんに交換してもらえません。連絡しても取り換えてもらえないことも多いです。できれば入居前にエアコンの動作確認しておくと壊れた時にトラブルを避けられます。
賃貸物件を退去する時はエアコンはどうしたらいい?
元々設置されていた場合はそのまま置いておく
住んでいた賃貸の部屋に最初からエアコンが設置されていたら、退去時はそのまま置いていきましょう。賃貸のエアコンクリーニングは大家さんか管理会社が負担するため、退去時にクリーニング費用を支払う必要はありません。
ただし、エアコン内部にペットの抜け毛が入り込んでいたり、タバコのヤニがこびり付いていたり通常より汚れていると追加でクリーニング費用を請求されることがあります。
自分で設置したら基本は取り外す
賃貸に自分で新しくエアコンを設置した場合は、退去時にエアコンを取り外さなければいけません。引っ越し先に持って行くか、不用品として処分する必要があります。移設費用が高かったり古くなったりして、大家さんに無断で置いていくと残置物として扱われます。
エアコンの取り外し手順と費用相場については下記の記事で詳しく紹介しています。
賃貸の家にエアコンを設置する時の4つの注意点
大家さんや管理会社に許可をもらう
賃貸の部屋にエアコンを新しく設置したい時は、事前に大家さんや管理会社に許可をもらう必要があります。賃貸物件は契約書を交わして借りている家のため、許可なく勝手にエアコンを設置できません。エアコンを設置する時は、設置してもいいか必ず確認を取りましょう。
エアコンの設置条件を確認する
エアコンを取り付けるにはコンセントの有無や、室外機を置く場所など設置条件を満たしていないと設置できません。室外機を置くスペースがなかったり、外壁に配管穴を開けられなかったりすると設置できない場合があります。賃貸では初めから用意されている場所以外は取り付けられないことが多いため注意しましょう。
エアコンの取り付け前に確認する事や、取り付け業者の選び方については下記の記事で詳しく紹介しています。
設置費用は誰が負担するか確認する
大家さんや管理会社からエアコンの設置許可を得られた場合、設置費用は誰が負担するのか確認しましょう。一般的に新しいエアコンの設置費用は、入居者(借主)が負担することが多いです。許可をもらう時に、一緒に確認すると後からトラブルにならずにすみます。
退去時に修繕費用が必要か確認する
賃貸物件は退去時に原状回復の義務が発生します。新しくエアコンを設置した時に、壁に穴を開ける工事をすれば穴をふさぐ工事が必要になります。退去する時に元に戻す修繕費用が必要か事前に確認しましょう。
賃貸の家にエアコンが1台しかない時の対処法
窓用エアコンを設置する
賃貸物件はエアコンが1台しかない場合が多いです。近年は夏の猛暑時にエアコンはなくてはならない家電です。
エアコンが1台しかない時や、新しいエアコンを設置できない時は窓用エアコンを取り付けてみましょう。窓用エアコンならば設置工事ができない賃貸住宅でも手軽に取り付けられます。壁に穴を開ける必要がなく、室外機を置くスペースも必要ないためおすすめです。窓用エアコンのデメリットや取り付け方については下記の記事で詳しく紹介しています。
サーキュレーターや扇風機を併用する
エアコンが1台しかない場合は、サーキュレーターや扇風機を併用すると涼しい空気を広げられます。サーキュレーターや扇風機を併用しても、部屋数が多いと1台では涼しくなりません。部屋と部屋の境目にサーキュレーターや扇風機を置いてエアコンのない部屋に冷気が届くようにしましょう。
サーキュレーターの選び方から正しい使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回は賃貸の家にエアコンが1台しかない時や古い時の対処法や、新しく設置する時の注意点を紹介します。賃貸物件のエアコンは年数が経った古いものが多く、カビやホコリが詰まっており冷暖房が効かないことがあります。
お手入れしてもキレイにならない場合は、業者にエアコンクリーニングを依頼しましょう。依頼する時は必ず大家さんや管理会社の許可が必要なため、賃貸契約書や重要事項説明書の内容をしっかり確認しましょう。
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