腐葉土の正しい使い方や作り方、選ぶポイントを紹介!腐葉土は土の状態を改善させる
家庭菜園やガーデニングの土作りにとても役に立つのが腐葉土です。そこで今回は腐葉土の正しい使い方や作り方、質の良い腐葉土を選ぶポイントを紹介します。
腐葉土とは?
家庭菜園やガーデニングで植物を育てる上で土は重要です。土で必ず使われているのが腐葉土です。腐葉土とは土の状態を改善させるために使われる補助用土です。
腐葉土とよく間違われるのが培養土です。培養土は配合した土のことで、腐葉土は培養土を配合する時によく使われる堆肥のひとつです。言葉は似ていますが、まったく意味合いが異なるので注意しましょう。
秋から冬にかけて枯れた落ちた葉が堆積し、それを虫や微生物がそれらを細かく分解して土のような状態になったものを腐葉土と言います。腐葉土を使う効果や用途を紹介します。
土の栄養分が増える
痩せてしまった土に腐葉土を加えると、土壌自体に微生物が増えて土壌の栄養分が増え改善されます。
通気性や保水性、水はけがよくなる
腐葉土には枯れ葉がさまざまな形や大きさに分解されているため、土の中で隙間を作り出し通気性や保水性が高くなり水はけをよくします。保水性や通気性のいい土は植物に水分と栄養分をたっぷり与えてくれます。
マルチング材
腐葉土は保温効果もあるため土壌を覆って地熱を上げ、保温や保湿の効果をもたらし植物の生育を助けます。マルチングとは植物覆うことを言います。土壌で覆うことにより厚さや寒さ対策に有効です。
カブトムシ用
腐葉土はカブトムシの幼虫のエサになります。ホームセンターで購入する時は腐葉土に殺虫成分が含まれていないか確認しましょう。植物用として購入する時もカブトムシ用の腐葉土を購入しないよう注意しましょう。
腐葉土と堆肥(たいひ)の違いは?
堆肥(たいひ)とは牛などの動物のフンや動物由来の素材、生ゴミなどを原料として分解し土になるまで完全に発酵させたものです。
腐葉土との違いは原料が枯れ葉か動物のフンであるかという点と、発酵具合が中途半端なものか、完全に発酵させているのかという違いがあります。
堆肥がもたらす効果に腐葉土と同じように保水性、通気性、排水性に優れた土壌へと改善させる効果があり生産機能を向上させます。
堆肥は土壌に多種多様な微生物を繁殖させるため、さまざまな微生物が共存し特定の微生物だけが繁殖するという状況を回避できます。
腐葉土の正しい使い方
腐葉土と土の割合は腐葉土1:土2の割合で混ぜて使います。腐葉土の量が多すぎてしまうと通気性や水はけが悪くなってしまい植物の根が不安定になってしまったり、腐らせてしまうことがあります。反対に腐葉土が少なすぎると効果を発揮できません。
腐葉土は土に混ぜる以外の使い方もあり、土の表面が隠れるくらい腐葉土で覆うことで雨など株元に水が溜まって病原菌が増えたり、雨水が土壌内の植物に触れることを防ぐ効果があります。
また、暑さや寒さからも守ってくれます。植物を育てる地域や環境によって活用方法を変えてみてください。腐葉土は乾燥すると軽くなり、風に吹かれてしまう場合があるので注意しましょう。
腐葉土はホームセンターなどに売られているので手軽に購入できます。厚手のビニール袋に入って売られていることが多いです。購入した腐葉土の臭いが気になる場合は、風通しをよくして2週間程度放置すると臭いが気にならなくなります。
腐葉土は購入してからしばらく使用せずに置いておくのがオススメします。腐葉土の中には未熟なものもあり、しばらく置いておくことで腐葉土の発酵を促し安心して使えます。
質の良い腐葉土を選ぶ2つのポイント
ニオイ
腐葉土を購入する時は可能であればニオイを確認しましょう。発酵ができている腐葉土はニオイがしません。変な臭いがしないものを選びましょう。
変な臭いとは酸っぱい刺激臭や、腐ったような腐敗臭などです。酸っぱい刺激臭がする腐葉土は、人工的に短期間で作られたものなので質のいい腐葉土とは言えません。
葉の形や色
葉の形がほとんど崩れずそのまま残っているもの、黒っぽく腐った葉がそのまま入っているものは質の悪い腐葉土です。
質の悪い腐葉土を使うと効果を発揮できないだけでなく、病害の元となる病原菌の繁殖につながります。根を傷める原因にもなるため使用するのはおすすめできません。
自分で腐葉土を作る方法
庭に落ち葉を毎年片付けていませんか?いつも捨てている落ち葉を使って自分で腐葉土を作ってみるのもいいですね。腐葉土の作り方を紹介します。
準備物
- 容器または枠
- 落ち葉
- 土
手順
腐葉土を作るための場所を準備する
落ち葉を集めておける容器や枠を用意する。場所に比較的余裕があるご家庭の場合は、庭などに穴を掘って作業できる。風通しがよく、水はけのいい場所を選ぶ。
落ち葉を集める
腐葉土に向いている落ち葉を集める。広葉樹の落ち葉でクヌギやナラなどが向いている。集めた落ち葉は容器や枠などに入れる。発酵を促すために米ぬかや生ゴミ、水を入れる。入れてもいい生ゴミは野菜のくず、果物、小麦粉、卵の殻、お茶の葉です。積み上げた葉の上に土をかぶせ、落ち葉が見えないくらいにまんべんなく覆う。雨に濡れないようにフタやビニールシートをかぶせる。
定期的にかき混ぜる
週に1回程度かき混ぜ、腐葉土全体に新鮮な空気がいきわたるようにする。腐葉土が乾燥しているようであれば水を足す。
発酵具合を確認する
落ち葉の形が崩れてなくなっていれば完成。匂いも嗅いでみてください。不快な匂いがなければ問題ありません。質のよい腐葉土が出来上がった証拠です。匂いがあるようなら、発酵がまだ不順分でかき混ぜが少なかったのということです。かき混ぜて様子をみましょう。
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まとめ
今回は腐葉土の正しい使い方や作り方、質の良い腐葉土を選ぶポイントを紹介しました。花や野菜がうまく育てられなかった人は、腐葉土の使い方をよく知らず植物を傷めていたのかもしれません。この記事が植物を育てるうえでお役に立てば幸いです。
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