テレビ配線のやり方|テレビの配線を隠すグッズも合わせて紹介
テレビを買い替えた時や、引っ越しの時に問題になるのがテレビの配線です。そこで今回はテレビの配線方法や、配線を隠すグッズを紹介します。
テレビ配線の繋ぎ方
テレビの買い替え時や引っ越しの時に悩むのがテレビの配線です。テレビの配線はそんなに難しくないので3ステップで配線できます。
準備物
- 電源ケーブル
- アンテナケーブル
- B-CASカード
テレビの配線接続
- 電源ケーブルをテレビの電源端子(AC IN)とコンセントに繋ぐ。
- アンテナケーブルを壁面のアンテナ端子とテレビのアンテナ入力を繋ぐ。
- 地デジとBS/CSを視聴する場合は地デジは地デジ、BS/CSはBS/CSに繋ぐ。
- B-CASカードを傷つけないようにゆっくり優しくB-CASカードスロットに挿す。
この後チャンネル設定します。チャンネル設定は画面に従い、お住いの地域の郵便番号を入力するだけです。これだけでテレビは映ります。
壁面のアンテナ端子にはいろんな形状があります。地デジだけでなくBS/CSも視聴するかにより配線に必要なアンテナケーブルの形状や配線方法が異なります。まずは壁面のアンテナ端子を確認してみましょう。
- F型端子(丸く中心に穴があいている端子)が1個
- F型端子が2個
- 直付端子(ドライバーで固定する金具が付いた端子)
- フィーダー端子(ネジ式のつまみが付いた端子)
地デジが映らない原因や、BS放送が映らない原因や対処法、4k放送については下記の記事で詳しく紹介しています。
レコーダーの配線の繋ぎ方
テレビとレコーダーの配線方法をアンテナ端子ごとに紹介します。全てのアンテナ端子の形状に共通しますが、地デジのみ視聴する場合はBS/CSに関するものは必要ありません。
F型端子が1個でBS/CS対応の場合
準備物
- 分波器(ケーブル付き)
- アンテナケーブル×2
- HDMIケーブル
>レコーダーの接続方法
- 分波器を壁面のアンテナ端子とレコーダーのアンテナ入力地デジ・BS/CSに繋ぐ。
- アンテナケーブルをレコーダーのアンテナ出力地デジ・BS/CSと、テレビのアンテナ入力地デジ・BS/CSに繋ぐ。
- HDMIケーブルをレコーダーのHDMI出力とテレビのHDMI入力に繋ぐ。
地デジとBS/CSの挿し間違いに注意しましょう。
F型端子が1個でBS/CS非対応の場合
準備物
- BS/CSアンテナ
- アンテナケーブル×4(内1本は室外アンテナからレコーダーまでの長さの屋外用)
- HDMIケーブル
- 配線カバー
レコーダーの接続方法
- アンテナケーブルを壁面のアンテナ端子とレコーダーのアンテナ入力地デジに繋ぐ。
- 屋外用アンテナケーブルをBS/CSアンテナとレコーダーのアンテナ入力BS/CSに繋ぐ。
- BS/CSアンテナからの配線は配線カバーで配線隠する。
- アンテナケーブルをレコーダーのアンテナ出力地デジ・BS/CSとテレビのアンテナ入力地デジ・BS/CSに繋ぐ。
- HDMIケーブルをレコーダーのHDMI出力とテレビのHDMI入力に繋ぐ。
F型端子が2個の場合
準備物
- アンテナケーブル×4
- HDMIケーブル
レコーダーの接続方法
- アンテナケーブルを壁面のアンテナ端子とレコーダーのアンテナ入力端子地デジ・BS/CSに繋ぐ。
- アンテナケーブルをレコーダーのアンテナ出力地デジ・BS/CSとテレビのアンテナ入力地デジ・BS/CSに繋ぐ。
- HDMIケーブルをレコーダーのHDMI出力とテレビのHDMI入力に繋ぐ。
直付端子の場合
準備物
- BS/CSアンテナ
- 直付端子用加工アンテナケーブル
- テレビプラグ
- アンテナケーブル×3(内1本は室外アンテナからレコーダーまでの長さの屋外用)
- HDMIケーブル
- 配線カバー
レコーダーの接続方法
- 直付端子用加工アンテナケーブルにテレビプラグを取り付ける。
- 壁面のアンテナ端子とレコーダーのアンテナ入力地デジを繋ぐ。
- 屋外用アンテナケーブルをBS/CSアンテナとレコーダーのアンテナ入力BS/CSに繋ぐ。
- BS/CSアンテナからの配線は配線カバーで配線隠する。
- アンテナケーブルをレコーダーのアンテナ出力地デジ・BS/CSと、テレビのアンテナ入力地デジ・BS/CSに繋ぐ。
- HDMIケーブルをレコーダーのHDMI出力とテレビのHDMI入力に繋ぐ。
フィーダー端子の場合
準備物
- BS/CSアンテナ
- 整合器
- アンテナケーブル×4(内1本は室外アンテナからレコーダーまでの長さの屋外用)
- HDMIケーブル
- 配線カバー
レコーダーの接続方法
- アンテナケーブルに整合器を取り付ける。
- 壁面のアンテナ端子とレコーダーのアンテナ入力地デジを繋ぐ。
- 屋外用アンテナケーブルをBS/CSアンテナとレコーダーのアンテナ入力BS/CSに繋ぐ。
- BS/CSアンテナからの配線は、配線カバーで配線隠する。
- アンテナケーブルをレコーダーのアンテナ出力地デジ・BS/CSとテレビのアンテナ入力地デジ・BS/CSに繋ぐ。
- HDMIケーブルをレコーダーのHDMI出力とテレビのHDMI入力に繋ぐ。
部屋にテレビのアンテナ端子がない時の解決策
家族の成長に伴い今までテレビを設置していなかった部屋にテレビを設置する際、部屋にアンテナ端子がない場合もあります。そんな時の解決策を7つ紹介します。
アンテナ端子を使っていない部屋から延長する
長いアンテナコードを用意し、他の部屋の使っていないアンテナ端子から配線すればテレビを視聴できます。
他の部屋のアンテナ端子を分配して共有する
アンテナ端子が余っていない時は分配器を用意してアンテナ端子を2つに分けて、長いアンテナコードで配線すればOKです。2分配器の他、3分配器、4分配器などもあります。
アンテナ端子を増設する
アンテナを延長したり分配するとケーブル類が邪魔になり、すっきりしないことです。配線カバーで配線を隠ししても気になるのであれば、専門業者にお願いしてアンテナ端子を増設してもらいましょう。
室内アンテナを使う
アンテナ端子がない部屋でテレビを視聴する方法として、室内アンテナを設置する方法もあります。ただ、室内アンテナは屋外アンテナよりも電波の感度が弱く、映りが悪い、受信できないチャンネルがあるなどの可能性が高いです。
電波を増幅させるブースターを使えば改善することもありますが、屋外アンテナの感度にはかないません。
光回線を利用する
光回線を利用する場合は、チューナーまたはインターネット対応テレビが必要になります。チャンネル数も多く快適なテレビライフを送れますが別途料金が必要です。
無線LANで映像を共有する
無線LANルーターや無線LANコンバータ、インターネットやDLNA(Digital Living Network Alliance)に対応しているテレビなどが必要ですが、無線LANで映像を共有する方法もあります。
ポータブルテレビやテレビチューナー
ワンセグ・フルセグチューナーが内蔵されたポータブルテレビや、テレビチューナーをパソコンやタブレットに接続すれば地デジを視聴可能です。ただ、地域や電波状況によっては受信できない場合があります。
テレビに他の機器を接続する方法
レコーダー以外にもテレビに接続する機器はあります。代表的な接続機器の配線方法を紹介します。テレビとアンテナ端子は配線済みとし手順を紹介します。
録画用外付けHDDを接続する
レコーダーではなく外付けHDDにテレビ番組を録画する方法です。外付けHDDを増やせば録画時間を増やせます。テレビが外付けHDDに対応していなければなりません。2010年以前のテレビは対応していない可能性が高いです。取扱説明書などで確認してください。
準備物
- USBケーブル
録画用外付けHDDを接続する手順
- USBケーブルを外付けHDDとテレビの録画用USB端子に繋ぐ。
- テレビの設定画面で外付けHDDを登録する。
サウンドバーを接続する(ARC対応テレビ)
高音質、迫力ある音響でテレビを楽しむには、ホームシアターシステム/サウンドバーがオススメです。
準備物
- HDMIケーブル
- ARC対応HDMIケーブル
サウンドバーを接続する手順
- HDMIケーブルをレコーダーのHDMI出力とホームシアターシステム/サウンドバーのHDMI入力に繋ぐ。
- ARC対応HDMIケーブルをホームシアターシステム/サウンドバーのHDMI出力とテレビのHDMI入力に繋ぐ。
サウンドバーを接続する(ARC非対応テレビ)
準備物
- 光デジタルケーブル
- HDMIケーブル×2
サウンドバーを接続する手順
- HDMIケーブルをレコーダーのHDMI出力と、ホームシアターシステム/サウンドバーのHDMI入力に繋ぐ。
- HDMIケーブルをホームシアターシステム/サウンドバーのHDMI出力とテレビのHDMI入力に繋ぐ。
- 光デジタルケーブルをホームシアターシステム/サウンドバーの光デジタルTV入力とテレビの光デジタル音声出力に繋ぐ。
テレビの配線をすっきりさせるグッズ
テレビに接続する機器が増えると快適なテレビライフを送れますが、配線が増え見た目がすっきりしません。また、掃除もしにくいです。
そこでテレビの配線をすっきりさせるグッズを紹介します。
ケーブルカバーやケーブル結束マジックテープなどで配線をまとめるとすっきりします。
100円ショップで手に入るワイヤーネットを粘着フックでテレビ背面や壁などに固定し、まとめた配線をフックや結束バンドでワイヤーネットにかければ、配線を浮かせられてすっきりします。また、掃除もしやすくなります。
まとめた配線を100円ショップで手に入るファイルボックスやカゴに入れれば、配線が見えなくなりすっきりします。
配線をまとめて隠せるケーブルホルダーやケーブルクランプ、マジックテープ、ケーブル収納ケースなどがセットになっているものもあります。
ワイヤレス接続に対応したテレビやレコーダー、無線LANルーターなどが必要ですが、ワイヤレス接続にすれば、配線する必要がないのですっきりします。また、録画した映像をWi-Fiで飛ばすので、アンテナ端子がない部屋でも受信可能です。
まとめ
今回はテレビの配線方法や、配線を隠すグッズを紹介しました。テレビの配線は、壁面のアンテナ端子や接続する機器に合わせて配線すれば、自分でもできます。
ただ、自分でやったけど上手くできない、自分でやる自信がない、そもそも自分でやるのが面倒くさい、アンテナ端子を増設したい時には、プロにお任せしましょう。
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