室外機に日除けすると冷房が効く！日除けカバーの選び方からオススメ商品を紹介
室外機に日除けを設置して温度を下げると、冷房の効きがビックリするくらいよくなります。また省エネ効果もあります。ニトリや100均などで様々な商品が販売されています。今年の暑い夏は室外機に日除けして乗り切りましょう。
エアコン室外機に日除けすると冷房が効く理由
直射日光があたる室外機に日除けすると冷房の効きがよくなります。冷房の効きがよくなると、使用電力も少なくてすむため省エネ効果も期待できます。
その理由を知るにはエアコンの仕組みと、室外機の役割を知る必要があります。
室内機と室外機が役割を果たすと冷房が効く
エアコンには室内機と室外機があり、それぞれの役割をはたしています。冷房時を例にすると、室内機の役割は部屋を冷やすことです。部屋の暑い空気を吸い熱を取って、冷たい空気を吐き出しています。
室内機が奪った熱は冷媒ガスと共に、室外機へ運ばれて排熱されます。室外機の役割は排熱です。また、熱を取り除き冷たくなった冷媒ガスを室内機へ送っています。室内機と室外機がそれぞれの役割を果たすことで部屋を冷やせます。
室外機や室外機周辺の温度が低いと冷房が効く
室外機の役割は排熱ですが、室外機や室外機周辺の温度が高いと十分に排熱できないため冷房の効きが悪くなります。冷房の効きが悪いということは同じ室温にするのに、電気が余分にかかってしまいます。
室外機や室外機周辺の温度が低い方が、効率よく部屋を冷やせます。
室外機に日除けして温度の上昇を防ぐと冷房が効く
室外機に直射日光があたると当然室外機の温度は上昇し、直射日光による室外機の劣化に繋がります。
室外機は日陰に設置するのが理想的ですが、日なたに設置しなければならない場合も多々あります。このような時は室外機に日除けして日陰を作りましょう。室外機に日除けすれば直射日光を避けられるため室外機の温度上昇を防げます。
室外機の日除けカバーを選ぶ3つのポイント
室外機に日除けするのに手っ取り早いのが、室外機日除けカバーを設置する方法です。そこで室外機の日除けカバーを選ぶポイントを紹介します。
風通しがいいものを選ぶ
室外機日除けカバーは種類が多く形も様々です。室外機日除けカバーは目的に合わせて選びましょう。冷房の効きをよくするには直射日光をさえぎることと、風通しがいいことです。室外機の日除けカバーは直射日光をさえぎるため、風通しがいいか確認しましょう。
室外機のサイズにあった日除けを購入する
室外機よりも小さいサイズの日除けカバーは十分な日陰を作れません。これでは室外機の温度が下がりません。室外機のサイズを測り、サイズが合った室外機日除けカバーを選びましょう。
違う目的の日除けを設置すると逆効果になる
室外機の日除けは劣化を防いだり、積雪から室外機を守ったり、室外機を隠しオシャレに演出するなどの目的もあります。風通しが悪いと熱がこもり、逆に室外機の温度を上げてしまう恐れがあるため気をつけましょう。
お手軽に設置できる室外機の日除けカバー
お手軽に設置できる室外機の日除けカバーを2つ紹介します。
- ニトリのマグネットタイプの日除けシート
- カインズのエアコン室外機日除けパネル
室外機カバーは100均にもありますが、ホコリや汚れよけ目的のものが多いです。エアコン使用時には外さなければならない場合があるので注意しましょう。
100均でも購入できるすだれで室外機の日除け
風通しがよく直射日光をさえぎれるすだれは、古くから日本で使われている夏の風物詩の1つです。すだれは室外機の日除けとして適しています。
室外機の日除けとして使うすだれは100均で売っているものでも十分ですが、使用する時の注意点を紹介します。
室外機よりも幅の広いすだれを使う
すだれの幅が狭いと室外機全体を日除けできないため、室外機よりも幅の広いすだれを用意しましょう。
室外機とすだれの間を少し離す
風通しが悪いと熱がこもってしまうので、室外機とすだれの間を少し離しましょう。
室外機の吹き出し口をふさがない
吹き出し口をふさぐと排熱できないため、吹き出し口をふさがないようにしましょう。
太陽の向きを確認して設置する
太陽の向きを確認しないと室外機の日除けになりません。なるべく長い時間日陰を作れるように、太陽の向きを確認しながらすだれを設置しましょう。
すだれが飛ばされないように固定する
すだれは台風や強風で飛ばされやすいためブロックで固定したり、台風や強風の時は外しておきましょう。
冬はすだれを外して暖房効率を上げる
冬は室外機が日陰になると室外機の温度が下がり暖房効率が落ちてしまうため、冬はすだれを外しましょう。
オシャレに植物でグリーンカーテンを作る
見た目もよく室外機の日除けができるグリーンカーテンもオススメです。グリーンカーテンの作り方を紹介します。
準備物
- 苗
- プランター
- 肥料
グリーンカーテンを作る手順
- 外機から少し離れた場所苗を植える。
- つるが伸びてきたらネットを張り誘引する。実のなる植物の場合は花が咲いたら受粉させる。
室外機から少し離れた場所にアサガオやフウセンカズラ、キュウリ、ヘチマ、ゴーヤなどのつる性植物の苗を地植えもしくはプランターに植えましょう。植物の種類に合わせて水やりや、肥料をやりましょう。
グリーンカーテンを作る時の注意点
- 室外機を日除けできる位置にグリーンカーテンを作る
- 植物にはしっかり日が当たる場所を選ぶ
- 室外機にあまり近いと風通しが悪くなる
- つるが室外機に巻き付かないように注意する
- 害虫は早めに駆除する
- つるが伸びて隣家やマンションの上下階に迷惑をかけないように注意する
- 見た目が悪くなるので枯れ葉は取り除く
- 台風などの強風で飛ばされる可能性があるため、台風が近づいてきたらネットの上部を外しネットごと地面に降ろす
まとめ
今回は室外機に日除けするだけで冷房の効きがよくなる方法を紹介しました。冷房の効きをよくするには室外機に日除けすることはもちろん、エアコン内部やエアコンフィルターの掃除も重要です。定期的にエアコンクリーニングすることをおすすめします。
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