ディスポーザーの交換方法は?ディスポーザーを交換する方法や交換費用の相場を紹介
近年分譲マンションでも標準的に搭載されているディスポーザーですが、その耐用期間はおよそ7~8年といわれています。今回はディスポーザーが故障する原因や、自分で交換する方法を紹介します。
ディスポーザーのメリットとデメリット
ディスポーザーとはキッチンのシンク下に設置して、生ごみを粉砕して水と一緒に排水できるアメリカで開発された電化製品のことです。
ディスポーザーのメリット
ディスポーザーのメリットは生ごみが原因で起こる悪臭を消して、虫を発生することを防いでくれます。ごみが減少することでごみ出しの手間が省けることや、掃除が楽になることなど負担が軽減されます。
水分を多く含む生ごみは、多くの化石燃料を使って焼却処分することになります。これによって環境には大きな負荷をかけていますが、生ごみを減らすことでエネルギーの無駄使いを防ぎ、CO2の発生を減らすことにもなり環境問題にも貢献できます。
ディスポーザーのデメリット
ディスポーザーのデメリットは電気、水道など光熱費の負担が増えることです。マンションでは処理設備として浄化槽が設置されるため、維持管理費とメンテナンス費用が必要となります。
また、故障した時は機器を入れ替える費用負担が大きくなります。
ディスポーザーの使い方や流してはいけない物については下記の記事で詳しく紹介しています。
ディスポーザーが故障する原因は?
ディスポーザーは故障することがありますが、症状によっては対応次第で復旧することがあります。ディスポーザーの故障原因や対策について知っておきましょう。
詰まり
ディスポーザーは生ごみに対し水の量が少ない時や、玉ねぎの皮のような繊維質が多く含まれるものや、ティッシュなどの紙類を入れて流そうとした時に排水が詰まり流れなくなることがあります。取扱説明書を読んで、ディスポーザーに入れてはいけないものをよく理解しておきましょう。
ディスポーザーの詰まりが原因で動かない時はトイレに使うラバーカップや、市販されている真空パイプクリーナーを使うことで解消されることがあります。常備しておくのがオススメです。何度か繰り返し行っても症状が改善されない場合は修理を依頼しましょう。
ラバーカップの正しい使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
噛み込み
ディスポーザー内部にスプーンやフォークなど固いものが入り込み、噛み込んでしまい動かなくなることがあります。目視で原因となるものがわかるようならトングなどで取り除き、ロックを解除すれば解決することもあります。原因となるものが見えない場合は、分解して取り除くことになります。
また、噛み込みの衝撃によって軸がゆがんだりした場合は、部品の交換が必要となりますので修理依頼しましょう。
水漏れ
経年によりゴムパッキンが劣化し水が漏れることがありますが、ゴムパッキンを交換することで直ります。
また、ねじを締めすぎて部品に破損が生じることで水が漏れるケースがありますが、部品交換が必要です。いずれにしても、水漏れがあった場合は被害の拡大を止めるため、速やかに運転をストップして修理依頼しましょう。
自分でディスポーザーを交換する方法
ディスポーザーが故障し修理ではなく、交換が必要な場合もでてきます。道具とやる気があれば素人でも交換は可能です。
新しく取り付けるディスポーザーの取り付け説明書にも一般的なディスポーザーの取り外し方が記載されていることがありますので、作業を始める前によく読んで下さいね。
既存のディスポーザーを取り外す方法
準備物
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- スパナ
- レンチ
- ペンチ
- ハンマー
- たらい
- 雑巾
手順
ディスポーザー本体と排水管を分離する
ディスポーザー本体から排水へつながる樹脂部材エルボーと排水管が接続している部分をレンチで分離する。(注1)排水管には水が溜まっていることがあるので、たらいなどで受けておく。(注2)エルボーから下の排水管部分は、不備がない限りそのまま使用することとして立ち上げておく。
シンクのフランジからディスポーザーを外す
シンクのすぐ下にあるディスポーザーとの接続部分に位置するマウント部分とよばれる部材をゆるめる。ドライバーなどの固い棒状の道具で、てこを利用してマウントのリング部品を回転させてゆるめると作業しやすいです。(注1)ディスポーザーの本体は重量が大きいので落下に注意する。(注2)本体が外れてもシンク側にはまだマウント部品が残っているのですべて外す。
ディスポーザーを掃除して乾燥させる
すべての部材を取り除いたら、キレイに掃除して乾燥させせて完了。
新しいディスポーザーを取り付ける方法
準備物
- 新しいディスポーザー本体
- プラスドライバー
手順
マウント部分を排水管に取り付ける
ディスポーザー本体と排水管へとつなぐための樹脂部材エルボーを取り付ける。次にシンク側へ取り付けたマウント部分へディスポーザー本体を取り付ける。ねじ式で取り付けができるようになっていることが多いので、回転させがっちりと固定させる。
ディスポーザーと排水管を接続する
エルボーと元々立ち上がっている排水管と接続する。
ディスポーザーを動作確認する
正常に動くかディスポーザーを確認してから使用開始する。
ディスポーザー 取付の手順動画
時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。
ディスポーザー交換の料金相場は?
ディスポーザーの交換を業者に依頼すると、どのくらいの費用がかかるのか気になりますよね?ディスポーザー交換を業者に依頼した時の費用相場について紹介します。
ディスポーザーの交換にかかる費用相場
- 作業費・・・20,000円~30,000円
- ディスポーザー機器本体費用・・・60,000円程度
- 古いディスポーザーの処分費用・・・3,000円程度
ちなみに、新しいディスポーザーに交換ではなく修理した場合の費用相場は下記のとおりですが、修理の内容によって金額も変わってきます。部品の交換が必要であれば部品代が上乗せされます。
ディスポーザーの修理にかかる費用相場
- 作業費・・・8,000円~15,000円程度
- 部品代・・・必要に応じて
ディスポーザーの使用をやめて通常排水に戻したい場合の費用相場も紹介します。マンションの管理規約によっては、通常排水に戻すことを禁止していることもありますので、事前に確認しておくことが必要です。
ディスポーザーを廃棄するのにかかる費用相場
- 作業費・・・15,000円~20,000円程度
いずれの場合も、業者によって出張費が必要な場合があります。前もって確認しましょう。
ディスポーザー交換後のメンテナンス方法
ディスポーザーは日頃からお手入れをすることで清潔に保てます。長く利用できるように、こまめな掃除を心がけましょう。簡単な掃除方法なので、料理の後片付けのついでにできます。
準備物
- 氷
- 台所用洗剤
ディスポーザーのメンテナンス手順
- ディスポーザー内部に氷10個程度を入れて、上から台所洗剤を少し垂らして作動する。氷が溶けたら完了。
氷を粉砕して流すだけで、ぬめりや汚れを洗い流してくれるのでとても楽ちんです。週1回を目安に掃除しましょう。ディスポーザーの掃除については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回はディスポーザーが故障する原因や、自分で交換する方法を紹介しました。自分でディスポーザーを交換するのは比較的簡単な作業で節約にもなります。しかし、リスクも伴うことも理解しておく必要があります。
水を扱う機器であるため水漏れが一番のリスクです。施工不良による部品の破損は想定されるところですが、破損が水漏れの直接的な原因となることもあります。マンションでは水漏れがおこると階下への影響は甚大なものにもなりかねません。
もし、少しでも不安であれば業者に依頼することをオススメします。快適に暮らすためには打って付けのディスポーザーですが、少しでも長く使えるように日頃の手入れはこまめにして、異常を感じたら早めに対応しましょう。
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