キッチン換気扇を交換する方法は？換気扇交換を業者に依頼する料金相場も紹介
キッチンのニオイが急に気になるようになったら、もしかしたら換気扇の故障が原因かもしれません。換気扇が故障するとキッチンに臭いがこもったり、部品が落ちてくる可能性があります。今回は換気扇の交換目安の時期や交換する方法、換気扇を交換する料金相場を紹介します。
換気扇の交換時期の目安となる症状は？
キッチン換気扇を交換するタイミングは使用頻度や、お手入れ状況によっても変わります。劣化が避けられない換気扇の寿命は約10年だといわれています。交換目安になる症状が出ていなくても、10年以上経った換気扇は寿命なので、安全のためにも交換することをオススメします。
吸い込みが悪くなる
換気扇の吸い込みが悪くなり、換気されなくなったら交換しましょう。「以前よりも料理のニオイが気になる…」「スイッチをオンにしても効果が感じられない…」と思ったら要注意です。
モーターから異音がする
換気扇のモーターから聞き慣れない音がしたら、換気扇が故障しているかもしれません。そのまま使い続けると、部品が落ちてケガしたり、火事になったりする可能性もあります。
異音がしたら早めに換気扇を確認して、必要であれば交換して下さい。換気扇の異音で見分ける4つの原因と対処法については下記の記事で詳しく紹介しています。
時々換気扇が止まってしまう
換気扇が時々止まってしまう時も、交換することをオススメします。時々使えたとしても、それ以上よくなることはあまりありません。ストレスなく快適に換気扇を使うためにも、時々止まる症状が出たら早めに交換しましょう。
プロペラ型（直接排気式）換気扇の交換方法
換気扇にも色々な種類がありますが、ここではプロペラ型（直接排気式）の換気扇の交換方法を紹介します。
準備物
- 新しい換気扇
- マイナスドライバー
- ペンチ
プロペラ型（直接排気式）の換気扇を交換する手順
- 換気扇の型番やメーカーを調べて、新しい換気扇を購入する。
- 事故やトラブルを防ぐために、換気扇の交換前にはコンセントを抜きます。
- 換気扇カバーは壁と換気扇カバーの隙間にマイナスドライバーを差し込んで外す。
- プロペラファンの中心にあるファンキャップを反時計方向に回して外し、プロペラ本体を手前に引っ張ってプロペラも外す。
- 本体を止めている金具を外す。手で外れない時はペンチなどを使って外し、金具が取れたら本体を丸ごと外す。
- 取った時と逆の順番で新しい換気扇を取り付ける。
- 本体から出ているコードの長さを調整してコンセントまで伸ばす。
- プロペラを取り付ける。
- 換気扇のカバーをパチンとはめ込んで交換完了。
コンセントの位置が分からない場合は、ブレーカーを落としましょう。
直接排気式のプロペラファンであれば3,000円～8,000円程度で購入できます。
業者に換気扇を交換依頼する料金相場は？
換気扇の交換が自分でできるとわかっても時間がなかったり、自信がない人にオススメなのが、業者に依頼する方法です。無理に自分で交換して、失敗するストレスを抱えるよりもこちらの方が安心でストレスもありません。
換気扇の交換を業者に依頼すると、直接排気式のプロペラファンのタイプは10,000円前後、レンジフードタイプや最近流行のスリムタイプの場合は20,000円～30,000円前後が相場のようです。
業者によって値段はちがうので、依頼する前に数社で見積もりしてもらいましょう。以下の4点を確認しましょう。
- 古い換気扇を処分してもらえるか？
- 追加費用がかかる可能性はあるのか？
- 出張費がかかるかどうか？
- 自分で新しい換気扇を準備する必要があるか？
作業終了後に「想像以上に費用がかかって大変だった…」とならないためにも、事前に費用を確認しておきたいですね。
見積もりは最低でも3社にしてもらうと、色々な面で比較できていいですよ。手間はかかりますが、安心、安全な業者を選び、費用をおえるためにも見積もりしてもらいましょう。
換気扇交換後のメンテナンスはこまめな掃除
できるだけ換気扇を長く使うために、1番大切なことはこまめに掃除することです。
理想は1日に1回掃除できるといいですが、それはなかなか難しいですよね。できれば1週間に1回、それも難しければ1ヶ月に1回は掃除することをオススメします。
換気扇を外してつけ置き洗いをすると、油汚れはスッキリキレイになります。つけ置き洗いをする時間がなければ、絞った布巾などでサッと拭くだけでも大丈夫です。それだけでも、何も掃除しないよりはキレイになります。
換気扇を掃除する際は、水よりもお湯を使うと油汚れがよく落ちます。また、寒いと油が固まってしまって掃除しにくくなるので、換気扇を大掃除する時は夏にするといいでしょう。
大掃除というと年末に行いがちですが、換気扇に限っては夏の方がオススメです。重曹を使って換気扇を掃除する方法や、換気扇の油汚れをつけ置き掃除する方法、レンジーフードの外し方から掃除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
キッチンと一緒にお風呂換気扇も確認しよう
キッチン換気扇の交換方法について紹介してきましたが、これを機会にお風呂の換気扇も確認してみましょう。お風呂の換気扇の寿命は約8～15年といわれており、10年に1度交換できるのが理想です。
「異音や異臭がする…」「振動する…」「お風呂が換気されていない…」「全く動かない…」などの症状が出ていたら、10年経っていなくても交換する必要があります。
交換せずに使い続けると換気されずにお風呂がカビだらけになったり、換気扇による事故などが起きたりする可能性があります。少しでも異常を感じたら、換気扇の交換や修理が必要かどうか早めに確認しましょう。
お風呂の換気扇には、壁に設置するだけの「プロペラ型（直接排出式）」と天井設置工事や、電気配線、ダクト設置が必要な「シロッコ型（ダクト排出式）」があります。交換時はどちらのタイプか確認しましょう。浴室換気扇の交換時期と料金相場については下記の記事で詳しく紹介しています。
トイレ換気扇の交換方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回は換気扇の交換目安の時期や交換する方法、換気扇を交換する料金相場を紹介しました。キッチンの換気扇は、場合によっては自分でも交換可能です。しかし、安心や安全に換気扇を交換するなら、専門業者に依頼するといいでしょう。
専門業者はその道のプロなので、家の換気扇に合った方法で確実に交換してもらえます。自分でする時と違って、事故やトラブルを起こす心配もないので安心ですね。
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