ウォシュレット(温水洗浄便座)の取付けは自分でDIYできる?交換手順と費用を解説
ウォシュレット(温水洗浄便座)を自分で取り付ける手順について紹介します。場合によっては業者に依頼する方がよいケースもあるので、自分で取り付けた場合とプロに依頼した場合の取り付け費用なども解説していきます。
ウォシュレットの設置条件を確認する
ウォシュレットを購入する前に、お使いのトイレにウォシュレットが設置可能かどうか、以下3点を確認してください。
トイレ室内に電源コンセントがあるか確認する
ウォシュレットを動かすには、トイレ室内に電源コンセントが必要です。まずは電源コンセントの有無を確認してください。トイレ室内に電源コンセントがない場合は、電源コンセントの設置工事を事前に依頼してください。
廊下から延長コードを使用して温水洗浄便座を設置すると、感電や漏電による火災につながる可能性があり危険です。絶対に行わないでください。
便器のサイズやタイプを確認する
便器のサイズは大型サイズ(エロンゲートサイズ)と普通サイズ(レギュラーサイズ)の2つがあります。2000年頃以降に新たに設置されたトイレは大型サイズが主流です。お使いの便器がどちらかを確認するには、「便器の取付け穴中心」から「便器先端までの寸法」を測定してください。
※引用:TOTO
トイレ室内の寸法が十分にあるか計測する
ウォシュレットを取り付けるために、トイレ内にはある程度のスペースが必要です。ドアの開閉に支障がないか、障害物がないかも確認しましょう。
自分でウォシュレットを取り付ける方法
ウォシュレット本体を購入すると取扱説明書が付いています。じっくり読んで作業すれば素人でも作業が可能です。また、ウォシュレットの交換時にドライバーなどの工具が必要になるので、事前に準備しておきましょう。
※コンセントがない場合は、コンセント増設できる業者(電気工事士の資格をもっている業者に限る)に依頼する必要があります。
準備物
- ウォシュレット本体
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- スパナ
- モンキーレンチ
手順
止水栓を締めて水を止める
ウォシュレット取り付けの前に水を止めます。トイレタンク横にある止水栓を、マイナスドライバーを使って閉めましょう。止水栓の締めても水が止まらない場合は、水道メーターにある止水栓を締めててください。止水栓は調整されているので、元の位置がわかるように写真を撮っておくと便利です。最後に水が止まったかどうかを確認するため、トイレの水を流してください。
給水管を取り外す
次は給水管を取り外す作業です。モンキーレンチを使って、ナットを緩めると取り外すせます。給水管が壊れないように、上下のナットをゆっくりと緩めて外すようにしましょう。また、取り外す時に水が落ちることがあるため、事前に雑巾を敷いておくと安心です。
分岐金具を取り付ける
止水栓に、ウォシュレットに付属されている分岐金具を取り付けます。止水栓を押さえながら、付属の新しいパッキンを間にはさんで取り付けてください。ナットを締めるときには、分岐金具が傾かないように取り付けましょう。
便座を外す
便座を外すには便座外し工具を使いましょう。便器を固定しているナットが簡単に取れます。便座を外した時に汚れがあれば、その場で拭き取っておきましょう。
ベースプレートとウォシュレット本体を取り付ける
便座を取り付ける穴にベースプレート(着脱プレート)に付属された止めゴムを差し込んで、ベースプレートをネジで締めて固定しましょう。ベースプレートの設置が完了したら、ウォシュレットをベースプレートに差し込みます。正しく取り付けできると「カチッ」と音がします。
給水ホースと電源を接続する
ウォシュレットの取り付けが完了しら、給水ホースを接続してください。給水ホースは曲がりやすいので、注意して取り付けましょう。
給水ホースの接続が終われば、設置はほぼ完成です。電源プラグを差し込んで電源を入れてみましょう。
ウォシュレットの試運転
ウォシュレットのスイッチを押して、試運転してみましょう。給水ホースの水漏れがなければ、ウォシュレットの取り付けは完了です。水漏れした場合は、配管接続部に緩みがないかなどを確認してみましょう。
トラブルが起きたときはどうすればいい?
ウォシュレットの取り付けに慣れていないと、トラブルが発生する場合があります。ここでは特に発生しやすいトラブルを紹介します。
トイレが水浸しになる
水道のトラブルで多いのが、止水栓の締め忘れによる水漏れです。賃貸マンションなどで階下まで浸水してしまうと、現状復旧のために多額の弁償が発生します。費用を抑えるために自分で設置したのに、これでは本末転倒です。
また、水漏れによる感電の恐れもあります。取り付け作業の前には、止水栓がしっかり締まっているか確認しましょう。
工具不足で作業が進まない
部品や工具が足りず、作業が続けられなくなることがあります。作業の前に必ず、取扱説明書を一読するようにしましょう。ネット通販でウォシュレットを購入した場合、必要なパーツがすべて揃っていないトラブルが起きることがあります。ドライバーやスパナ、モンキーレンチなどの工具がすべて揃っているか、事前に確認しておきましょう。
部品が取り外せない
ウォシュレットの部品の経年劣化が原因で、便器から部品が取り外せないトラブルもあります。力任せに外そうとすると便器に傷が入ったり壊れたりします。トイレは陶器のため修復は難しく、破損したら本体ごと交換しなくてはなりません。
止水栓や部品が破損した
部品を外したり締め直すときに、力を入れすぎて壊してしまうケースがあります。もし止水栓や壊れてしまうと、水を止めるために水道の元栓を締めなくはいけなくなり、トイレ修理が必要になります。
取り付けを依頼した時の料金相場
工事費用込みの相場は2万~10万円です。工事費用は8,000~1万円程度、本体代は1万~8万円です。その他にコンセントの増設や止水栓の交換などがある場合は追加の施工費用が発生します。
- 本体+工事の場合:20,000円~100,000円
- 工事費のみの場合:8,000円~10,000円
電源の有無や、水配管の位置などによっては追加工事が必要となります。コンセントの増設が必要な場合の料金相場は、8,000円~10,000円程度です。業者に取り付け依頼する前に作業の内容や、料金を明確に答えてくれる業者を選びましょう。
>>【参考】ヤマダ電機 温水便座の工事料金目安 - ヤマダウェブコム
まとめ
ウォシュレットの取り付け方法について紹介しましたが、失敗するリスクもあります。水漏れをして結局業者に修理を依頼したり、工具や部品を揃えるうちに費用が膨らむこともあります。自分で取り付ける自信がない場合は、専門の業者に依頼しましょう。
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