日本人だから「やはり畳が落ち着く」と、一部屋は畳の部屋があるお宅も多いと思います。
絨毯、カーペットは張替えたり買い替えたりしますが、畳はどのタイミングで張替えたらいいのでしょうか?
畳の張替え費用は、いくらくらいかかるのでしょうか?
意外に畳ってわからないことが多いですよね?
畳の事を知り、畳の張替えのタイミングや、費用の決まり方を知れば納得できますよね?
そこで今回は、畳の構造や、畳を張替えるタイミングや、畳を張替える費用相場について紹介します。
畳を長持ちさせる方法も合わせて紹介しますので参考にしてくださいね。
【畳の張替え】畳を張替える前に畳の構造を知っておこう!

普段何気なく使っている畳ですが、「畳の張替え時期や寿命を考えたことがない!」という人がほとんどではないでしょうか?
畳の構造、種類など畳について知れば、畳の張替の重要性を知ってもらえると思います。
畳の構造はシンプルで、畳床、畳表、畳縁から構成されています。
【畳の構造】土台の畳床について知っておこう!
畳の土台ともいえる畳床は、稲わらを圧縮して作っています。
たっぷりの空気層に加え、稲わらの調湿性も相まって断熱性、湿度の吸質性、弾力性を兼ね備えています。
さらに近頃では、畳床の素材もポリスチレンフォームや、インシュレーションボード、稲わらとの複合と幅を広げより高い断熱性、湿度の吸質性、弾力性を実現し防カビ、防虫の工夫も施されているんです。
畳床も進化しています。
【畳の構造】い草でできている畳表について知っておこう!
い草を編んでできているのが畳表で、畳床を覆っている文字通り畳の表面です。
心癒してくれる手触りや、畳の臭いを実現しています。
い草の産地により様々なグレードがあるんです。
安価なため中国産の畳表も多く出回っています。
また、畳表の素材も進化していて元来のい草の他に、ポリプロピレンや和紙などの畳表も出現し変色しにくい防カビ、防虫などに役立っています。
【畳の構造】長辺の布の畳縁について知っておこう!
畳縁とは畳の長辺につけられる布のことで、その昔畳縁で身分を表していたとか?
今ではそんなことなく、自由に模様も色も選べます。
畳縁の役割は畳表の角の摩耗を防ぎ、畳と畳の間のすき間を埋めることです。
また、畳縁の色柄で、畳の雰囲気がガラッと変わります。
畳を張替える前に畳のリラックス効果について知ろう!

畳のメリットを知ると改めて、畳のよさに気づきますよね?
畳は断熱性、保温性、遮音性、弾力性に優れている!
畳床には空気層がありこの空気層が断熱性、調湿性、遮音性、弾力性を高めています。
冬暖かく、夏涼しい!足音や衝撃も緩和してくれる、ありがたい存在ですね。
また調湿性や弾力性に関しては、い草の畳表も貢献しています。
い草が呼吸することで湿度調整もしてくれ、空気を蓄えたい草の畳表がスポンジのように心地よい弾力性を与えてくれているんです。
【畳のメリット】畳にはリラックス効果がある!
畳の香りは気を落ちつかせ、リラックスさせてくれます。
また植物であるい草が呼吸することで、空気清浄の役割もしてくれるんです。
いいことづくめの畳ですが、長いこと使っていればつぶれて畳床の空気層が減り、畳のい草もつぶれたり、傷んだりして思うように呼吸ができなくなってしまいます。
この結果、調湿性が下がり水分を吐き出せず、カビやダニの発生を促してしまうんです。
このため畳はきちんとお手入れしたり、張替えたりしなくてはいけないのです。
畳を張替える「タイミング」と畳を「張替える3つの方法」

畳のメリットを最大限に生かすためには、畳の張替えは必要不可欠です。
では、具体的に畳の張替えにはどんな方法があり、どんなタイミングですればいいのでしょうか?
そこで畳の張替え方法と、畳を張替えるタイミングを紹介します。
【畳の張替え方法】畳を裏返してキレイな畳にする!
畳の部屋の使用頻度にもよりますが、畳は3~5年で日焼けしたり、かすれて傷んできます。
この時にするのが裏返しです。
表が日焼けしてしまったり、傷んでしまったら裏を使えばいいんです。
畳表を裏返して張替えるのが「裏返し」という訳です。
ただ5年以上経った畳表の裏面は変色している可能性が高く、あまり見栄えがよくありません。
また畳表が切れたり、裂けてしまっていれば裏返しすできません。
やはり理想は、3~5年以内に裏返しすることです。
【畳の張替え方法】表だけ張替える表替えする!
裏返しをしてから3~4年でするのが表替えです。
裏返しをしていない畳なら、6年経過していれば表替えをした方がいいでしょう。
表替えとは畳床はそのままに、畳表だけを新しく張替える方法です。
畳表が新しくなれば、見た目も香りも新品同様の畳のようになります。
ただ畳床は変わらないので、畳がつぶれてへこみがある場合や、弾力性が失われてしまったりしている場合は、これらは蘇りません。
【畳の張替え方法】新畳とは新しい畳にする!
読んで字のごとく新しい畳にすることです。
定期的に裏返し、表替えをしていれば20年~40年畳は持ちます。
ただ弾力性が全くないとか、逆にフカフカしていたり、凹凸が激しかったり、畳がカビたり、腐ったりしていれば、すぐに新畳にした方がいいでしょう。
畳の張替えのタイミングは、部屋の使用頻度や状態(日当たりや風通し)などにより大きく変わってきます。
また、普段の畳のお手入れも、張替えのタイミングを大きく左右するため、注意が必要ですよ。
畳の張替えにかかる費用はどれくいらい?張替えの費用相場

畳の張替えが必要なことは理解してもらえましたか?
気になるのはそのお値段ですよね。
畳の張替え費用を決めるのは、畳表、畳床の素材です。
いいものを使えばその分高いですが、長持ちもします。
また、安価な中国産などを選べば費用はおえられますが、寿命が短いことを覚悟しなければいけません。
畳縁にもいろんな種類があり、畳張替えの費用にも多少関わってきます。
【畳の張替え】畳を裏返した時の費用相場について知ろう!
畳の状態や畳表の素材、新しくする畳縁などにもよりますが、1畳あたり2,000~5,000円くらいが相場でしょう。
【畳の張替え】畳を表替えした時の費用相場について知ろう!
畳表の素材により1畳あたり5,000~15,000円くらいが相場となります。
【畳の張替え】新畳にした時の費用相場について知ろう!
畳床、畳表、畳縁など安いものから、高級品まで幅広くあります。
1畳あたり10,000~25,000円くらいが相場の目安となるでしょう。
畳床や畳表の素材は安いものから高いものまで様々です。
寿命も考慮して、ご自分のライフスタイルに合った素材を選ぶことが重要ですね。
気になる!畳の張替えの料金が業者ごとに違うのはなんで?

畳の張替え業者も様々で畳専門の業者もいれば、リフォーム全般請け負っていて一部門として畳の張替えを請けている業者もいます。
薄利多売で数をこなそうとする業者もいれば、じっくりお客さんと向き合って納得できる仕事をモットーにしている業者もいます。
ビジネススタイルにより、畳の張替え料金も大きく変わってくるのは当然のことです。
「ただなんの説明もなくただ安い、早い業者を好む人」や、
「じっくり相談しながら納得のうえ畳の張替えをお願いしたい!」と考える人もいるでしょう。
要は自分のライフスタイルに合った業者を選べばいいんです。
ただ最低限の説明をしてくれる、質問にきちんと答えてくれる、誠意がある、料金が明確で納得がいく、詳細な見積書を提示してくれることは外せない条件でしょう。
畳の張替えをしたら畳を長持ちさせる6つのポイントを知ろう!

畳の張替えのタイミングは部屋の使用頻度や、状態(日当たりや風通し)などにより大きく変わります。
そして畳のお手入れも大きく関わってきます。
そこで畳を長持ちさせるポイントを6つ紹介します。
【畳の張替えしたら】長持ちさせるために畳の手入れをしよう!
普段から畳のお手入れをすることは、畳を長持ちさせるのには重要になります。
用意するもの
- 必須
- ほうきまたは、掃除機
- 雑巾2枚
ほうきまたは、掃除機を使って畳の目に沿って優しくゴミを取り除く
ほうきまたは、掃除機で畳の目に沿ってゴミを取り除く。畳の目に逆らった掃除は、畳を痛めやすく、畳の寿命を縮めてしまうので注意する。
雑巾を使って拭き掃除してから乾拭きする
畳は空気中の湿気を吸っていますので、必要以上の水分は厳禁です。畳の拭き掃除は乾拭きが基本です。汚れが目立つ場合には固く絞った雑巾で拭いた後に、すぐに乾拭きして完了。
※あくまで水分は残さないことが重要です。
【畳の張替えしたら】飲み物をこぼしてたらすぐに拭きとる!
畳は水分厳禁です。
飲み物をこぼしたらすぐに乾いたタオルなどで水分を拭き取りましょう。
畳の上に絨毯やカーペットを敷かないようにする!
畳の上に絨毯やカーペットを敷くと湿気がこもり、畳の寿命を縮めてしまいます。カビやダニの発生にもつながるのでオススメしません。
【畳の張替えしたら】重い家具を置くのは厳禁です!
湿気がこもりやすいのはもちろん、畳表、畳床がへこんでしまい、畳の寿命を縮めてしまいますのでご注意ください。
【畳の張替えしたら】畳の部屋はこまめに換気する!
天気のいい日は必ず換気して、畳の水分を取り除いてあげましょう。
【畳の張替えしたら】畳を年2回天日干しする!
春、秋年に2回は畳をあげて、外で天日干ししましょう。
畳表はもちろん、畳床の水分も取り除け、天日による殺菌もできますよ。
自分で畳の張替えができないなら業者に依頼しよう!
そこで今回は、畳についての知識や、張替えのタイミングや、畳を張替える費用相場について紹介しました。
畳について少しはお役に立てましたか?
畳はきちんと手入れすれば、張替えのタイミングを遅らせることも可能です。
しかし、必ず畳の張替え時期はやってきます。
畳の張替えは自分ではできません。業者に依頼するしかないです。
自分に合った業者を探すのは一苦労です。
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まずは、ご自身にあった安心な店舗を探してみてください。
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