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シロアリ駆除

シロアリ駆除の費用や料金相場の仕組みを徹底解説!信頼できるシロアリ駆除業者の選び方【2024年版】

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シロアリ駆除は業者に任せるのが一番です。しかし「どのくらい費用がかかるのかわからず不安…」「どうやって信頼できる業者を選べばいいのかわからない…」という人もいるのではないでしょうか?今回はシロアリ駆除の費用相場や、業者選びのポイントを紹介します。

シロアリ駆除にかかる費用相場

シロアリ駆除にかかる費用相場は1坪あたり5,000円~10,000円です。

30坪の一戸建てをシロアリ駆除する場合は20万円~30万円が相場となり、全国に営業店舗がある大手業者が施工する場合は20~25万円、地域密着型の業者が施工する場合は25~30万円の費用がかかります。

シロアリ駆除にかかる費用は、駆除の範囲と駆除の施工方法によって変わります。具体的には駆除に必要な施工面積が広くなれば費用は高くなり、ベイト工法という作業完了まで何回も作業が必要な駆除方法を選択すると、費用が倍になることもあります。

また、使用する薬剤や工事保証が異なるなど、シロアリ駆除業者によって工事内容や料金体系が異なります。

シロアリ駆除の費用相場(バリア工法とベイト工法)

シロアリ駆除の費用相場(30坪/1㎡/1坪)の場合
シロアリ駆除の費用相場(30坪/1㎡/1坪)の場合

30坪の一戸建て住宅の1階床下基礎をまるごと駆除する場合は、20万円~30万円ほどかかります。

1㎡あたりの単価の相場 1坪あたりの単価の相場 30坪の費用総額の相場
1,500円~3,000円 5,000円~10,000円 20万円~30万円

シロアリ駆除費用は一般的に、建物の1階部分の坪数(平米数)を基準として計算します。シロアリの被害が一部分だけの場合、被害範囲に応じて駆除料金がかかります。

さらに、シロアリ駆除は2つの駆除方法があり、それぞれ費用が異なります。

  • 液体の薬剤を散布する「バリア(散布消毒)工法」
  • 毒エサでシロアリを死滅させる「ベイト工法」

ここからは、それぞれの費用について詳しく紹介していきます。

バリア工法にかかるシロアリ駆除の費用相場

バリア工法(散布消毒)とは、床下などに薬剤や消毒液を散布することで、シロアリを駆除する方法です。すでに家屋内に侵入してしまっているシロアリに対して非常に即効性があり、多くのシロアリ駆除業者で、基本的な駆除方法として行われています。

費用相場から、1㎡あたり2,200円とすると、30坪の場合は21万7千円ほどになります。

1㎡あたりの単価 1坪あたりの単価 30坪の費用総額
2,200円 7,934円 217,800円

シロアリ駆除業者の多くは、料金表の金額を主にバリア工法の場合として掲載しています。バリア工法で使用される薬剤は、匂いがほとんどなく人体にも安全性の高い薬液剤が主流ですが、少しの匂いでも過敏に反応してしまう方や、小動物などのペットや小さいお子さんの健康被害が心配な人は、ベイト工法による駆除をおすすめします。

バリア工法について詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。

ベイト工法にかかるシロアリ駆除の費用相場

ベイト工法とは、ベイト剤という毒餌を専用の容器に入れ、家の周囲の地面に埋めることで、シロアリを巣ごと駆除する方法です。バリア工法に比べて使用する薬剤の量が少ないため、人体や環境に配慮しつつシロアリを退治できます。

費用相場は外周1mあたり6,500円で、30坪の家の場合、外周を40mと仮定すると、総額は30万円ほどになります。

1㎡あたりの単価 30坪の費用総額
8,000円(外周40m) 32万円

ベイト工法はシロアリ駆除が完了するまでに、何回もメンテナンス作業が必要な駆除方法のため、バリア工法に比べて費用が高くなります。

シロアリ予防の費用相場(バリア工法とベイト工法)

シロアリ予防の費用相場
シロアリ予防の費用相場

シロアリの「防除」という言葉、聞いたことがありますか?

シロアリは巣ごと駆除するだけでなく、今後起きうる新たなシロアリ被害を予防する必要があります。シロアリ駆除で使われる薬剤はおよそ5年ほどで効果が無くなってしまうため、5年の周期でシロアリ予防対策することが重要です。

シロアリ予防の費用相場(30坪一戸建て)

シロアリ予防にかかる費用は、駆除にかかる費用と大きく変わりません。その理由は、予防で行う工事と駆除で行う工事の内容に、大きな差はないからです。30坪(外周40メートル)の一戸建て住宅の場合の料金は以下となります。

施工単価(シロアリ予防) 総額費用
6,000円 / 坪 バリア工法 18万円
7,000円 / メートル ベイト工法 28万円

業者によっては、定期的に予防施工を依頼することで費用を安くしてくれる場合もあります。以前にも駆除や予防を依頼したことがあれば、同じ業者に相談してみるのがおすすめです。

シロアリ駆除予防にかかる費用を決める6つの要素

シロアリ駆除予防にかかる費用を決める6つの要素
シロアリ駆除予防にかかる費用を決める6つの要素

建物の状況によっては別枠で費用が発生する場合があります。ここではそのような諸々の費用を決める要素を紹介します。

  • 建物の大きさ(1階の延べ床面積)
  • シロアリの種類と被害規模
  • 建物構造と施工方法
  • 使用するシロアリ駆除薬剤
  • 工事後の保証内容
  • 出張費やコインパーキング代、休日料金

建物の大きさ(1階の延べ床面積)

シロアリ駆除業者はこの床面積をベースにして作業料金を決定します。自分の家の大きさに施工単価を掛けるだけで計算できるので「この業者にシロアリ駆除をお願いしたらこれくらいだな」という概算は自分である程度計算できてしまいます。

逆にいえば、自分で計算した費用の概算と実際にシロアリ駆除業者に提出された総額費用が大きく異なる時は「あれ?おかしいな?」と疑った方がいいでしょう。

シロアリの種類と被害規模

日本でシロアリの被害というと、その大半は「ヤマトシロアリ」によるものです。ヤマトシロアリや主に西日本に生息する「イエシロアリ」は駆除方法が確立されているので、シロアリ駆除にかかる費用も最初の概算から大きく違ってしまうことはありません。

しかし、被害を出しているシロアリが外来種の「カンザイシロアリ」であった場合には駆除にかかる費用が当初の予算と大きく違ってきてしまう可能性があるので注意が必要です。

特にカンザイシロアリは「完全な駆除が難しい」「被害に遭っている場所の特定が難しい」などの理由で、何度も駆除しなければいけない可能性もあり、その分費用がかさんでしまうことがあります。

建物構造と施工方法

建物が木造なのか、鉄骨なのか、コンクリート造なのか、といった条件によってシロアリ駆除の金額を変えているシロアリ駆除業者もあります。

施工方法については先ほどご紹介した通りで、バリア工法やベイト工法など、施工方法によって費用が異なります。

使用するシロアリ駆除薬剤

同じ施工工法でも使用する薬剤によってシロアリ駆除にかかる費用を変える業者もあります。例えば、床下に薬剤を散布するバリア工法でも「少し費用はかかりますが天然成分だけを使った薬剤をお選びいただくこともできます」といった具合です。

ベイト工法に関しても、どういった毒エサを使うのか、どのようにシロアリをおびき寄せるのかなどの具体的な方法はその業者が取り扱う商品によりまちまちで、更に商品によってメンテナンスしなければいけない間隔も変わってくるので、それに応じてシロアリ駆除に必要な費用が変わってきます。

工事後の保証内容

シロアリ駆除には工事後5年間、再消毒が無料となる「工事保証」がついていることが大半です。

出張費やコインパーキング代、休日料金

自社で施工している会社の中には対応エリアが限られていて、それ以外のエリアでのシロアリ駆除には遠方への出張費として別途費用が上乗せされるケースもあります。シロアリ駆除を申し込む際は対応地域を確認するようにしたほうがいいでしょう。

また、シロアリ駆除は半日~1日ほどかかります。もし自宅前に車を停めるスペースがない場合は車両のコインパーキング代が別途必要になる場合もあります。

加えて、点検や工事の希望日は土日に集中する傾向があります。特にシロアリ駆除の依頼はGW明け頃に例年集中して寄せられるので、その前後の土日は休日料金が別途必要になる業者もあります

シロアリ駆除の費用を節約するには?

シロアリ駆除の費用を節約するには?
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シロアリ駆除は価格を決める要素がいくつもあり、工事内容に差があるので、「かかる費用の安さだけで選んではいけない」という点は大事です。

しかし、いくら注意しなければいけない業者がいるとはいえ、「シロアリ駆除にかかる費用をできる限り抑えるような工夫をしたい」と思うのも当然のことなので、ここではシロアリ駆除にかかる費用を安く抑えるための工夫について紹介します。

複数の業者で相見積もりをして費用と保証を見比べる

「シロアリの被害にあっているのに、そんな気楽な事をしていて大丈夫なの?」と思う方もいるかもしれませんが、シロアリは非常に小さい生き物なので、被害も急速に拡大することはありません。焦らずにしっかりとした業者を選ぶようにしましょう。

雑損控除や火災保険を利用する

現時点では残念ながら、シロアリ駆除に関する補助金の制度は存在しません。しかし状況によっては以下の方法でシロアリ駆除の費用の負担を減らす事ができます。

火災保険

火災保険ですが、シロアリの被害が起きた原因が「自然災害が原因で起きた建物の不具合」であることが認められれば、火災保険の補償の対象となる場合があります。具体的には「自然災害」とは台風や雪、「建物の不具合」は雨漏りです。雨漏りが起きた状態で建物を放置すると、木材の腐朽が急速に進んでしまいます。木材は腐朽するとシロアリを引き寄せる性質があるので「これがシロアリの被害が起きた原因だ!」という言い分が認められる事もあるようです。とはいえ状況は非常に限られていますので多くの方にはあまり関係がない話だと思います。

雑損控除

所得税を控除する方法の中に「雑損控除」というものがあります。これは災害や盗難・横領で資産が損害を受けてしまった場合に利用できる控除の制度ですが、対象となる損害の項目の中に「害虫などの生物による異常な災害」というものがあります。

この制度を利用すると、シロアリ駆除や被害を受けた部材の補修にかかる費用の一部の額を所得税から差し引く事ができます。差し引かれるのが具体的にどれくらいの額になるかは国税庁のホームページにも公開されているので確認してみてください。

申請する際の領収書について注意点があります。多くのシロアリ駆除工事はそれがそのまま予防工事の役割も果たしているので見積書や領収書も基本的には「予防と駆除をひとくくりにして1つの工事」という扱いにしています。しかし控除の対象は「駆除に関する部分だけの費用」になります。領収書を発行してもらう際は、「シロアリ駆除の領収書」と「シロアリ予防の領収書」とを分けてもらうようにしましょう

複数のシロアリ駆除業者の費用を比較する時の注意点

複数のシロアリ駆除業者の費用を比較する時の注意点
複数のシロアリ駆除業者の費用を比較する時の注意点

ネットや広告で謳っている費用と実際の費用は異なる場合がある

シロアリ駆除の坪単価の価格はあくまでも「基本料金」で、この料金を元に追加で様々な費用が付け足される事があります。具体的に以下の例を見てみましょう。たとえばA社が2,500円/㎡(8,264円/坪)、B社が1,800円/㎡(5,950円/坪)だとします。相見積もりを頼んだとすると…。

A社 単価 金額
シロアリ駆除工事(50㎡) 2,500円 125,000円
B社 単価 金額
シロアリ駆除工事(50㎡) 1,800円 90,000円
浴室処理 一式 35,000円
玄関タタキ処理 一式 26,000円
諸経費 一式 12,000円
合計 163,000円

㎡の単価だけを見るとA社が2500円、B社が1800円なので単価に700円もの差がありB社のほうが安くみえます。しかし、見積りの合計を見てみると、B社の方が38,000円も高くなっています。B社の合計金額から㎡単価に換算すると、実際には平米単価は「3,260円/㎡」となるのです。A社とB社を見比べた時に何が違うかというと「浴室や玄関の処理が別料金でかつ一式価格になっているか」「諸経費があるかどうか」という点です。

先ほどご紹介した通り、玄関や浴室のシロアリ駆除は床下とは別に一式で見積もる事があります。その理由は、玄関や浴室のシロアリ駆除は床下よりも作業内容がより複雑になるからです。玄関や浴室ではタイルの目地・ドア枠などに小さな穴を開けて薬剤を注入するのが基本です。しかし床下で薬剤をただ散布する作業に比べ時間もかかってしまいます。

また、シロアリを駆除するにはドリルで穿孔し、その部分に薬剤を注入する方法を取った方がいい場合もありますが、比較的安い単価の業者の場合はこの場合も穿孔による薬剤注入処理が単価に含まれてい事があり、「諸経費」のような別料金で計算されることがあります。

結局トータルの金額がいくらになるのかは実際に見積もらないと分からない場合が多いので注意しましょう。対策としておすすめなのは複数の業者で「実際に床下を点検して見積書を出してもらう」ことです。

工事後のトラブルで困らないためには?工事保証の確認方法

工事後のトラブルで困らないためには?工事保証の確認方法
工事後のトラブルで困らないためには?工事保証の確認方法

再消毒保証と最終点検してくれる業者を選ぼう

シロアリ駆除には「万が一シロアリ駆除後に再発してしまった場合は無料でお伺いして再び薬剤を散布しますよ」という保証を出す業者もあります。もちろん物件の被害の度合いにもよって保証がつくかつかないかは変わってきますが、なるべく保証を出してくれる業者を選んだ方がいいでしょう。

ただし「保証がでます!」と謳っていてもいざ困った時にその会社そのものが倒産してしまっていた、ということが無いようにしっかりと実績のある業者を選ぶようにしましょう。

また、薬剤の効力は5年ほどで消失するため、再びシロアリ対策することが望ましいです。また、もし保証を出してくれている物件であれば床下で新たな被害が発生していないかどうかも確認する必要があります。しっかりとしたシロアリ駆除会社であればシロアリ駆除を行なってから薬剤の効果が消失する頃には再び再施工の連絡くれます。

シロアリ損害保険(賠償保険付保証)がある業者を選ぼう

万が一シロアリの被害が発生した場合に、駆除処理を無料で行うとともに、被害にあってしまった部位を修理費用1000万円を上限として蟻害箇所を無料で修理するという保証です。この保険は施工実績があり、企業体質の良い業者しか保有できないため、優良なシロアリ業者を見分けるポイントにもなります。

将来トラブルが起きたときに連絡がとれるかどうか

ついつい目先の「なんとかシロアリ駆除しなければ…」という点にばかりとらわれてしまいがちですが、重要なのは「シロアリ駆除してくれた業者や施工店はこの先もずっと存続するのか?」という考え方です。

こういったリスクはシロアリ駆除においても考えたほうがいいと思います。万が一「またシロアリが出てきてしまったから対応して欲しい」「工事をしたはずなのに建物がシロアリの被害に遭っている!保証で直してもらわなければ」となった時にシロアリ駆除した会社が倒産してしまっていては発効してもらった保証書はただの紙切れです。

シロアリ駆除はもちろん施工の品質も大事ですが、その後のこともしっかり考えた上で選ぶことが大切です。具体的には、実績や従業員数(一人親方でなく複数の施工スタッフがいる)、取引先などを調べれば「すぐに倒産してしまうかもしれない会社」かどうかはある程度の判断ができると思いますので、事前に確認するようにしましょう。

まとめ

今回はシロアリ駆除の費用や料金相場の仕組みをついて紹介しました。シロアリ駆除費用の相場や費用の内訳を知っておくと、極端に費用が安い業者や高い業者には理由を確認するようになるでしょう。そうすると悪徳業者にもひっかかりにくくなるはずです。

シロアリ駆除は何年に一度?
シロアリ駆除で使われる薬剤はおよそ5年ほどで効果が無くなってしまうため、5年の周期でシロアリ予防対策することが重要です。「シロアリ予防の費用相場(バリア工法とベイト工法)」で詳しく紹介しています。

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今回、庭の切り株がシロアリ被害にあっていることが発覚し、家の方にも被害が及んでいないかと怖くなって、すぐにあちこちのサイトからシロアリ駆除業者を探しました。一刻も早く何とかしたい気持ちはありましたが、こちらの業者さんは人気で、予約が取れるたのが3週間後でした。ちょっと悩みましたが口コミが良くて信頼できそうなことや、他の方の口コミにも待った甲斐があったと書いてあったので、その言葉が私の背中を押してくれたので決めました。シロアリ駆除業者にはすこし怖い?イメージがありましたが、すまいのホットラインを通していい業者さんを見つけることができて本当に感謝です。

出典:口コミ|すまいのホットライン

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