消毒用エタノールとは?消毒用エタノールの使い方や代用品を紹介
コロナウイルス対策に効果があるといわれている消毒用エタノールは、最近はお店や公共施設の入口などでもよく見かけます。ウイルス対策として効果を十分に発揮するには使用するタイミングに気を付けたり、適切な量を使用したりすることが大切です。今回は消毒用エタノールの効果的な使用方法や代用品を紹介します。
消毒用エタノールの特徴
第3医薬品である消毒用エタノールは器具や物品、人の肌など殺菌や消毒に効果があります。新型コロナウイルスが流行り始めた頃は売り切れていることが多かったですが、最近では品切れ状態もなくなり、ドラッグストアなどでよく見かけるようになりました。
消毒用エタノールの原料
消毒用エタノールの原料は天然のサトウキビです。ビールや焼酎のアルコールと同じ原料でキッチン用品や身の回りの物の消毒にはもちろん、人の肌にも安心して使えます。
消毒用エタノールの種類
家庭用の消毒液には「消毒用エタノール」と「消毒用エタノールIP」などがあります。どちらもドラッグストアで簡単に購入できるため、家庭でもよく使われています。
2つの成分は少し異なりますが、殺菌効果に違いはありません。「消毒用エタノール」は第一級アルコールの一種であるのに対して、「消毒用エタノールIP」は第二級アルコールの一種に含まれるので酒税がかかりません。そのため「消毒用エタノールIP」の方が安く購入できます。
消毒用エタノールは感染対策やウイルス予防に効果的
消毒用エタノールは「エンベロープ」という膜を持ったウイルスに対して効果があります。コロナウイルスやインフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、RSウイルスなどがエンベロープを持ったウイルスです。エンベロープを持ったウイルスはアルコールからダメージを受けやすいため、これらのウイルスには消毒用エタノールが有効です。
しかし、エンベロープを持っていないウイルスであるノンエンベロープウイルスは、効果が薄くなります。ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスなどがノンエンベロープウイルスです。これらのウイルスに対しては次亜塩素酸ナトリウム消毒液や、熱湯を使って消毒するのが効果的です。
どんなウイルスも「消毒用エタノールで予防できる!」と思われている人も多いですが、このようにウイルスの種類によって効果的な感染対策や消毒方法は異なります。
コロナウイルスやインフルエンザの予防には消毒用エタノールを使い、ノロウイルスやロタウイルスの消毒には次亜塩素酸ナトリウム消毒液を使うなど、それぞれの場面に合わせた対策するといいでしょう。
消毒用エタノールを正しく使う3つのポイント
エタノール濃度が80%前後
消毒に適したエタノールの濃度は80%前後だといわれています。しかし、消毒用エタノールの濃度は製品によって異なります。毒用エタノールには60%以下のものもあります。
ウイルス対策として使う場合は、パッケージに記載されている濃度を確認して80%前後のものを選んで使うといいでしょう。
15秒以上使う
菌が死ぬのに15秒程度かかるといわれているので、この時間で乾いてしまわない量のエタノールを使うことが大切です。
筆者も15秒程度で乾かないように消毒してみましたが、そのためには少しのエタノールでは足りませんでした。ポンプ式の場合は押し切るまで1プッシュして、多めの量で消毒するといいでしょう。
また、手の平だけでなく、爪の先端や指の間もしっかり消毒することが大切です。
多くの人が触る前後に使う
外出先であれば電車やバスのつり革、エレベーターのスイッチや家の中はドアノブ、照明スイッチや階段の手すりなど、消毒用エタノールは多くの人が触れる箇所に使用するのが効果的です。いつでも使えるように外出時は持ち歩き用の消毒用エタノールを持参することをオススメします。
消毒用エタノ―ルの6つの代用品
エタノールの作り方については下記の記事で詳しく紹介しています。
飲料用アルコール
消毒用エタノールと飲料用アルコールの主成分は同じエタノールです。高いアルコール濃度の飲料用アルコールであれば、消毒用として代用可能です。
次亜塩素酸ナトリウム消毒液
次亜塩素酸ナトリウムは、消毒用エタノールと同様の除菌効果があるといわれています。エタノールと違うのは水で希釈する必要があります。目に入ると失明する恐れがあるので、取り扱いは注意しましょう。
次亜塩素酸水
次亜塩素酸ナトリウムと名前は似ていますが、次亜塩素酸水は全く違うものです。刺激性が少ないので手指の消毒にも向いています。
しかし、汚れると水に戻りやすい性質のため、効果を十分に発揮するにはたっぷりの量を使用する必要があります。
アミノエリア
アミノエリアとは抗ウイルス効果がある抗菌、消臭剤です。主成分は大豆アミノ酸です。常温に置いておいても10年は大丈夫なので、長期間の保存に向いています。
台所用洗剤
多くの台所用洗剤に含まれている界面活性剤は、消毒用エタノールと同様にエンベロープを持ったウイルスに効果があります。消毒したい場所を拭き上げるだけで、ウイルスを減少させることが可能です。
熱湯消毒
衣服についたウイルスを除去したい場合は、熱湯消毒も1つの方法です。80℃のお湯に10分間浸けるだけで大丈夫です。熱湯に浸けることがポイントなので、熱湯をかけ流すだけでは効果を得られません。
まとめ
今回は消毒用エタノールの効果的な使用方法や、代用品を紹介しました。消毒用エタノールを使ったり、手洗いうがいしたりするなど感染対策していてもウイルスに感染してしまう可能性はあります。
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