エアコン掃除は自分でできる!読めばわかるエアコン掃除の手順を紹介
エアコン内部は細かい電子部品の宝庫で、複雑な構造のため隅々まで掃除するのは難しいです。そこで今回は自分でエアコン掃除する時の便利な掃除グッズや手順を紹介します。
エアコン掃除の効果やメリットは?
エアコンは部屋の暖かい空気を吸ってエアコン内で熱交換し、冷たい空気を吐き出すという仕組みになっています。そのため内部は結露しやすく、カビが繁殖しやすい環境になっています。
エアコン内部にカビが繁殖すれば、カビ入りの空気を吐き出すことになります。カビ入りの空気は私たちの生活に悪い影響を与えます。
エアコンをつけるとイヤな臭いがする事はありませんか?これはカビのせいかもしれません。エアコンが臭い時の掃除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
カビによるアレルギー症状や、抵抗力が弱い小さなお子さんや高齢者は気管支喘息や肺炎のリスクもあります。そのためエアコンは定期的に掃除して、キレイに保たなければいけません。エアコンで喉が痛くなる原因については下記の記事で詳しく紹介しています。
エアコンを掃除する前に養生する
エアコンは壁から外して掃除できないため、壁にかかった状態で掃除することになります。エアコン掃除すると汚れは天井や壁、床、家具などに飛び散るために養生が必要です。養生を丁寧にしておけば、エアコン掃除で部屋を汚すこともありません。
ゴミ袋でエアコンを養生する方法
準備物
- 大きなゴミ袋(45L以上)
- ブルーシート
- 新聞紙
- ガムテープ
- ラップ
- バケツ
- ドライバー
- 脚立
ゴミ袋でエアコンを養生する手順
- エアコンを養生する前に電源またはブレーカーを切っておく
- エアコンのカバーやフィルターを外す。
- エアコンの周囲をマスカーテープを使って養生する。
- 電装部分をラップで養生し水が入らないようにする。
- エアコンの汚れた水を流す通路をビニール袋で作る。
- バランスが取れるようにテープで補強し完了。
脚立を使いエアコンのコンセントを抜きましょう。コンセントがなければブレーカーを落としましょう。安全のためにも必ずしましょう。
エアコンのカバーやフィルターを外す時は、エアコンの一番上のカバーを90℃くらいまで開けて片方ずつ順番に外しましょう。次にフィルターを外し、風向きを調整するルーバーは湾曲させながら優しく外します。
最後にエアコンの下側にあるネジを外しカバーを取る。商品によって多少の違いがありますので、わからない場合は取扱い説明書を確認する。
エアコンの周囲に汚れが飛び散ることもあるので床にはブルーシート、ペットシートや新聞紙を置いておくと安心です。エアコンの周りの壁もマスカーテープやガムテープを使って覆っておきましょう。
エアコン掃除すると汚水が出るため、ビニール袋でその水を集めてバケツに流れるように養生します。ゴミ袋のサイドをハサミで切り、ゴミ袋の口だった部分をエアコンの下側にテープで固定します。壁よりの部分に固定すると周囲が汚れにくくなります。
マスカーフィルムでエアコンを養生する
養生シートとマスキングテープが一体化しているので、作業しやすく作業効率がいいのでオススメの便利グッズです。
取り付けるだけの洗浄カバー(養生シート)
エアコンを養生するのは「養生シート」と言う商品が販売しています。購入すれば簡単に養生できます。
エアコンクリーナーは大きく分けて4種類ある
インターネットやお店でエアコンクリーナーを探すとたくさん商品があります。ここで覚えておいてほしい事は、販売されている多くのエアコンクリーナーはフィンを掃除するためのフィンクリーナーだということです。フィンクリーナーだけでは、エアコン全てを掃除することは難しいです。
エアコン洗浄スプレーの種類については下記の記事で詳しく紹介しています。
フィンクリーナー(洗浄剤)の特徴
フィンとはエアコンのフィルターの奥に見える薄い金属が並んだ部分です。エアコンは部屋の空気を吸い込んだ後に、この部分で温度調整します。冷房運転している時は部屋の温かい空気を吸い込み、フィンの部分で冷やすため結露が発生します。発生した結露はカビの原因になるため掃除しましょう。
ファンクリーナー(洗浄剤)の特徴
エアコンの吹き出し口から奥の方を見るとチラッと見えるのがファンです。ファンは筒のような形をしており、回転することで風を起こします。部屋の空気を吸い込んだり、温度調整した空気を部屋に吐き出したりする働きをしています。
ファンクリーナーは少し値段が高く、なかなかドラッグストアには置いていません。インターネットで探した方が早く見つかるかもしれません。高くて見つかりにくいのなら「ファンクリーナーだけでいいや~」と思いますが、エアコンはファンとフィンの両方を掃除しないと効果がありません。
フィルタークリーナー(洗浄剤)の特徴
フィルタークリーナーはエアコンフィルターの目の奥に付いたホコリや、汚れを落とすクリーナーです。スプレーすると泡が出て汚れを浮かせて落としてくれます。エアコンフィルターを掃除する方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
ドレンホースクリーナーの特徴
ドレンホースというエアコンの不用な水分を外に排出するホースのことで、このドレインホースと言います。注射器のように レバーを引いてドレンホースを外すと、ドレンホースよりたまった水や汚れが出てきます。
エアコンクリーナーでエアコン掃除する方法
エアコンクリーナーの臭いがキツイ場合もあるので、窓を開けて換気しながらエアコン掃除しましょう。
フィンクリーナーの使い方
準備物
- フィンクリーナー
- ゴム手袋(作業中はつけておきましょう)
- 掃除機
- 古歯ブラシまたは綿棒
フィンクリーナーの使い方
- エアコンのフィンに付いた埃(ほこり)を掃除機で吸い取る
- 掃除機で取れなかった汚れを古歯ブラシや、綿棒を使い細かい部分の埃や汚れを取る。
- フィンの全体にクリーナーが行き届くようにスプレーする。決められた量を使い切る。
- 決められた時間放置すればフィンの掃除は完了
エアコンのフィンの部分についた埃(ほこり)を、掃除機の付属部品にあるブラシを使い吸い取る。フィンは簡単に折れたり、曲がったりしてしまうので慎重に吸い取りましょう。
ファンクリーナーの使い方
準備物
- ファンクリーナー
- ゴム手袋(作業中はつけておきましょう)
- 畜圧式噴霧器
- 割りばし
ファンクリーナーの使い方
- エアコンファンクリーナーをファンにスプレーする。
- 決められた時間放置し、時々ファンを回転させると効果的です。
- 吹き出し口からまんべんなくスプレーし洗剤を流す。
- 畜圧式噴霧器に水を入れて、ファンの部分をすすぐ。
- エアコンの吹き出し口にタオルをあて、最低でも1~2時間送風運転する。
- 洗浄液が出てこなければ完了。
エアコンの吹き出し口からファンクリーナーをスプレーする時は、時々ファンを回転させて全体にクリーナーが行き届くようにスプレーしましょう。ファンを回転させる時に割りばしを使うと回転させやすいです。
付属のリンス剤をスプレーしないとエアコンが故障してしまうことがあります。
フィルター掃除の手順動画
時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。
中性洗剤でルーバーやフィルター掃除する方法
準備物
- 中性洗剤
- タオルまたは雑巾
- 掃除機
ルーバーやフィルター掃除する手順
- タオルや雑巾に中性洗剤を薄めてつけてルーバーを拭き、その後水拭きする。
- エアコンフィルターに付いた埃(ほこり)を掃除機で吸い取る。
- 浴室でフィルターの裏側からシャワーをあて水洗いする。
- エアコン本体と外したパーツが乾燥したら、エアコンを元の位置に組み立てて完了。
エアコンのルーバー動かない時や、交換する方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
エアコンクリーナーを使う時の2つの注意点
自分で掃除できる便利なエアコンクリーナーですが、間違った使い方をすればエアコンが故障することもあるのです。掃除の前に押さえるべき2つの注意点を紹介します。
エアコンの電装部分に洗剤をかけない
エアコンの電装部分はしっかり保護してから掃除しましょう。洗剤がかかるとエアコンが故障することもあります。洗剤だけでなく水分もかからないようにする必要があります。
エアコンから水漏れすることもある
エアコン内部の汚れやホコリがひどい場合は、エアコンクリーナーで掃除してホコリの塊が詰まってしまうリスクがあります。ホコリの塊が詰まるとエアコン内で発生する水分が排出できなくなり、水漏れしてしまいます。畜圧噴霧器などを活用し、多くの水で汚れを流せば水漏れ予防できます。
エアコンから水漏れする原因については下記の記事で詳しく紹介しています。
エアコン掃除を業者に依頼する料金相場は?
忙しくて自分でエアコン掃除する余裕がない人や、自分で掃除して故障するが怖い人は専門業者に依頼するのをオススメします。専門の業者にエアコンクリーニングを依頼すると、専門の道具や洗剤を使いエアコンを分解洗浄してくれます。
市販のエアコンクリーナーではどうしても掃除しきれない部分を高圧洗浄機で掃除してくれます。業者に依頼すると費用は、一般的なエアコンであれば7,000円~15,000円程度です。
フィルター自動お掃除機能がついているエアコは、費用がもう少し高くなると考えておいた方がいいでしょう。エアコンクリーニング業者を選ぶ時には、費用が高すぎたり安すぎたりする業者は避けた方がいいでしょう。
クリーニング業者を一括見積してくれるサイトもあるので、業者ごとの費用を比べて相場を確認したい時にオススメです。業者に依頼する時はクリーニング業者が賠償責任保険に加入しているか確認しましょう。万が一、エアコンが故障した場合の補償などを確認しましょう。
クリーニング業者によって掃除する部分が異なる場合があるため、エアコン内部のファンや、ドレンパンまで掃除しているかどうかも確認しましょう。もちろん電話やメールの対応がきちんとしているかどうかも選ぶポイントのひとつです。
エアコン掃除後にキレイに使う4つのポイント
使用後は送風運転する
エアコンを使った後には内部に結露が発生し、カビが発生する要因となります。この結露を蒸発させるために、エアコンを使った後には20~30分程度送風運転しておきましょう。
内部クリーンや内部乾燥運転機能を活用する
エアコンによってはカビを予防するための内部クリーンや、内部乾燥運転機能が搭載されているものがあります。月に1~2回機能させるだけでも十分です。自宅のエアコンを確認してみましょう。
部屋の湿度を下げる
カビを予防するためには部屋の湿度を下げるのも大切です。窓を開けたり換気扇を使ったりして、部屋に湿気がこもらないようにしましょう。
専門業者に掃除を依頼する
専門の業者にエアコン内部までキレイにしてもらうのもカビ予防に効果的です。1~2年に1回程度依頼するといいでしょう。
まとめ
今回はエアコンの掃除が必要な理由や、エアコンを自分で掃除する方法を紹介しました。養生さえしっかりしておけば、エアコンの掃除は思ったより簡単にできるはずです。
自分でやればいつでも掃除でき、他人を家に入れる必要もありません。しかし、掃除のやり方を間違えればエアコンが故障するリスクがあります。不安な人や面倒な人は、最初から業者に依頼するのもひとつの選択です。
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