手指を消毒するアルコール濃度や正しく消毒する方法をまとめて紹介
アルコール消毒など手指消毒は正しい手順ですることで、より効果の高い予防につながります。そこで今回は正しい手指消毒する方法や、有効なアルコール濃度を紹介します。
手指を正しく消毒する方法
今やスーパーやコンビニ、飲食店などさまざまな場所に設置されているのが手指消毒液です。買い物前にアルコールを吹きかけてすぐにレジかごを持ったり、カートを押したりしていませんか?これは正しい手指消毒とはいえません。
手指を正しく消毒する手順
- 指を曲げた状態で、手指消毒液を爪に当たるように受ける。
- 手のひらと手のひらを擦り合わせる。
- 猫の手のして指先、指の背をもう片方の手のひらで擦る。
- 手の甲をもう片方の手のひらで擦る。
- 指の間に指を入れて両手で擦る。親指をもう片方の手で包み擦ってひねる、両手する。
- 両手首まで丁寧に擦る。乾くまで擦って完了。
プッシュ式の消毒液はしっかり押し込んで15秒程度、まんべんなく手指にアルコールを擦りこむことでウイルスの削減が期待できます。15秒たたずに乾くようなら、つけたすといいでしょう。
また、スーパーでスプレー式のアルコールを使ったあと、アルコールを乾かさずに入口付近の商品を手に取っている人がたまにいます。物によってはアルコールで変色することもあり、手指を消毒して乾かすまで擦りこんだ上で買い物しましょう。
手指消毒に有効なアルコール濃度
手指消毒に適したアルコール濃度について紹介します。
- 日本薬局方(局方)・・・76.9~81.4 v/v%
- WHOガイドライン・・・60~80 v/v%
以上から60~80 v/v%があれば、さまざまな菌やウイルスに対しての殺菌効果が期待できると考えられます。厚生労働省は手指消毒のエタノール濃度として「原則70~83%」としていました。
しかし、新型コロナウイルスの流行でエタノールが買いにくくなったことと、米国疾病管理予防センターが60~95%を推奨していることから、60%台のエタノールを使用しても問題ないとしています。
これは新型コロナウイルスの流行期間中に限定したものであるため、店頭にエタノールが並び始めたら、厚生労働省推奨のエタノール濃度商品を購入した方が間違いないでしょう。無水エタノールを使った消毒液の作り方もありますが、最近は薬局などにもエタノールが出始めたので、店頭のものを使う方が間違いありません。
手指消毒する2つのポイント
手洗いする
消毒には手洗いももちろん有効で、洗い流すことがポイントです。厚生労働省によると手指のウイルスの数は、流水による15秒の手洗いだけで11/100になり、石けんやハンドソープで10秒もみ洗いして流水で15秒すすぐと110000/1に減らせます。
ラビング法
ラビング法(石鹸手洗い+アルコール消毒)とは、手術的手洗いとも言われる手洗い方法です。石鹸での手洗いを終えたあと、手を拭き落としきれなかった菌を改めてアルコール消毒で落とすという方法です。
米国疾病予防管理センターが2002年に「医療現場における手指衛生のためのガイドライン」において推奨している方法になり、手術前にしっかりとしたアルコール消毒して、菌の除去や削減を目的にしているものになります。
洗って、拭いて、消毒の流れですね。この時に注意したいのが、手を拭いて乾いた状態にしてからアルコール消毒するということです。手が濡れた状態だとアルコール濃度が薄まってしまうためで、殺菌効果が下がってしまいます。
トイレから出た時や、家で手洗いを入念にしたあとにアルコール消毒する時は注意しましょう。
外出先では携帯用アルコールが便利
外出先も手指を消毒する
人間は1時間に目や鼻など無意識に約23回も触っていると言われています。感染症予防には粘膜からのウイルスの侵入を避けるため、外出先のアルコール対策が必要です。携帯用アルコール消毒液で30秒程度擦りこめる量を少しずつ手に擦りこみましょう。アルコール消毒でやってはいけない事や代用品については下記の記事で詳しく紹介しています。
外出先で消毒液の使用量
携帯用のアルコール消毒液にもいろんなタイプがあります。それぞれの使用量と擦りこみ時間も目安を参考にしましょう。
- スプレータイプ・・・3mL以上で15秒以上
- ジェルタイプ・・・1.5mL以上2mL未満で15秒以上
家の中でのコロナ対策と除菌清掃しよう
帰宅時の手指消毒
外では携帯用などのアルコール消毒液をこまめに使い対策しますが、家ではどうでしょうか?帰宅時に家の中に入る前に気をつけたいのが、手で触れる部分のケアです。
- 玄関のドアノブ
- スイッチ
そこで玄関に消毒液を配置して、部屋に入る前に消毒しましょう。そして洗面所で石鹼手洗いと消毒する流れがオススメです。
家の中を除菌掃除
アルコール濃度が35%~50%程度の製品の場合は、手指消毒ではなく除菌に使いましょう。
- 玄関のドアノブ
- ダイニングテーブル
などは、直接吹きかけて拭き取ります。
- スリッパ
- まくら
- クッション
吹きかけてそのまま乾かせば問題ありません。除菌に使うアルコールは、消毒用エタノールを水で薄めて使用することでも作れます。
まとめ
今回は正しい手指消毒する方法や、有効なアルコール濃度を紹介しました。効果を発揮するには、正確な手順ときちんとした量で消毒することが有効です。消毒ポンプからのアルコールを爪に当たるように手のひらに受け、指の背や手の甲、指の間などの順番で乾くまで擦りこみましょう。
忙しい人や、自分で掃除していて気になる時は、トイレや洗面所など水回りのコロナ対策を施しているハウスクリーニング業者もあります。プロの業者を上手く活用して、快適な生活空間の向上へとつなげていきましょう。
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