換気扇の電気代は24時間つけっぱなしがお得!?換気扇の電気代を節約するポイント
キッチンや浴室、トイレなど家の様々な場所に設置されている換気扇は、電気代を気にしてこまめに止めている人が多いと思います。今回は24時間換気扇を使うメリットや、換気扇の電気代をおさえるポイントを紹介します。
換気扇を24時間つけっぱなしする4つのメリット
部屋の臭いをおさえられる
キッチンの生ゴミや浴室の排水溝、トイレの臭いなど家の中には臭いで困る場所がたくさんあります。換気扇をつけっぱなしにすると常に嫌な臭いの空気を排出し、新鮮な空気を部屋に取り入れ部屋の臭いが気にならなくなります。
結露やカビを予防できる
浴室の換気扇をつけておくと、たまった湿気を排出してくれます。そのため浴室内のカビを予防する効果があります。換気扇を止めると空気の流れが悪くなり浴室内に湿気がたまり、結露が発生しやすくなり、窓枠やカーテンにカビが生えやすくなります。
家の寿命を延ばせる
湿気は家の寿命を短くします。浴室のタイルのカビなど見えるところはもちろんですが、恐ろしいのは見えないところです。湿気を排出することは、家の寿命を延ばすことにもつながります。特に木材住宅では、家を形作る木材自体の傷みを早めてしまいます。
花粉や黄砂を外に出せる
花粉や黄砂は洗濯物や外出時の服についてしまい、家の中に入ってしまいます。花粉や黄砂を排出するのに換気扇が役立ちます。換気扇の給気口に付いているフィルターは、こまめに取り替えましょう。
また、「24時間換気システムがあるから換気扇をつけなくても大丈夫!」っと思っている人はいませんか?24時間換気システムは、シックハウス症候群の予防を目的として設置されているものです。そのため臭いや湿気対策には不十分なので、換気扇を併用しましょう。
換気扇を24時間つけっぱなしする電気代は?
電気代は毎月かかるため電気代がいくらか気になる人も多いです。実際に換気扇を24時間つけっぱなしにした時の電気代を紹介します。
※使用する換気扇によって、電気代は変わりますので目安にしてください。
キッチンの換気扇をつけっぱなしにした時の電気代
キッチンの換気扇は調理の時に出る臭いや油、煙などを外に出してくれます。消費電力は30W程度で、24時間つけっぱなしにするとひと月の電気代は約560円です。
消費電力に配慮した換気扇の中には、3~5W程度ですむものもあります。その換気扇を使えば、ひと月の電気代は約97円です。
浴室の換気扇をつけっぱなしにした時の電気代
浴室の換気扇の消費電力は20W程度とキッチン換気扇より少ない消費電力になります。24時間つけっぱなしにすると、ひと月あたりの電気代は約373円です。
トイレの換気扇をつけっぱなしにした時の電気代
臭いの排出に活躍するトイレの換気扇は、装置も小さく消費電力も少ないです。消費電力は3W程度で、24時間付けると、ひと月あたりの電気代は約56円になります。
キッチンと浴室、トイレの換気扇全てをつけっぱなしにしても、ひと月の電気代は1,000円程度ですその1,000円を節約したいと思う方もいるかもしれませんが、臭いが気になれば消臭剤を余計に使ってその分お金がかかってしまいます。カビが発生すれば掃除のための洗剤を購入する必要があり手間もかかります。
換気扇をつけっぱなしにすることでゴキブリの侵入経路をふさぐこともできるため、電気代を節約する以上のメリットがあると思いませんか?
換気扇を効率よく使う3つのポイント
換気扇がキレイな状態なのか確認する
換気扇に油やホコリなど汚れがたまると、換気扇の正常な動きを妨げます。消費電力がアップし、電気代も余計にかかってしまいます。
空気を入れ替えるという換気扇の役割を、十分に果たせなくなることもあります。定期的に掃除して換気扇をキレイにしておきましょう。
密閉にしてから使う
換気扇を使って効率よく空気を入れ替えるためには、スペースをできるだけ密室にする必要があります。窓を閉めてから換気扇を使うようにしましょう。
エアコンと換気扇を併用する時は注意する
エアコンと換気扇が同じ部屋に設置されている場合、同時に使うこともあります。換気扇は部屋の空気を外に出し、外の空気を部屋に取り入れます。
夏場に換気扇の風量を「強」にしたら外の温かい空気を大量に取り入れてしまい、部屋の温度が上がります。するとエアコンは部屋の温度を下げようとエネルギーをたくさん使い稼働します。その結果エアコンの効きが悪くなり電気代が上がります。エアコンをつけながら換気扇を使う場合は、できるだけ換気扇の風量設定を下げるようにしましょう。
換気扇を掃除して電気代をおさえよう
換気扇を効率よく使って電気代をおさえるためには、定期的な掃除が大切です。1年に1回だと汚れがたまって掃除も大変ですが、まめに掃除すると1回の掃除は楽になります。
重曹でキッチンの換気扇を掃除する方法
キッチンの換気扇は半年に1回、できれば3ヶ月に1回くらい掃除しましょう。
準備物
- 重曹(粉末)
- 雑巾
- 古歯ブラシ
- ゴム手袋
- 換気扇の部品が入る容器またはビニール袋
- 新聞紙
- キッチンペーパー
手順
換気扇の電源コンセントを抜く
掃除中にスイッチを押してしまい換気扇が動いたら危険なので、電源コンセントは抜いておく。コンセントがわからない場合はブレーカーを落とす。
換気扇周りを新聞紙で養生し重曹水スプレーを作る
空のスプレー容器に重曹を小さじ1杯と、水を100mlを入れてスプレー容器を振って重曹を溶かせば重曹水スプレーの完成です。ゴム手袋を装着し換気扇カバーの汚れた箇所に重曹水スプレーを吹きかけて、少し放置してから雑巾拭き取る。汚れがひどい時には汚れの上からキッチンペーパーをあて、重曹水スプレーを吹きかけて5分程度放置してから拭き掃除する。
換気扇フィルターとファンを外す
説明書に沿ってキッチンの換気扇フィルターとファンを外す。
フィルターとファンを重曹につけ置きする
換気扇の部品が入る容器にお湯(50度前後)と、重曹を1カップ入れてかき混ぜて重曹を溶かし重曹液を作る。重曹液の中にフィルターやファンを入れてつけ置きする。ごみ袋の場合は2枚重ねにして破れにくくして作業する。パーツを入れたら袋の口をゴムバンド等で塞ぐと溢れる心配がありません。つけ置き時間は1時間程度です。
フィルターとファンを取り外してこすり洗いする
取り出した換気扇フィルターと、ファンを古歯ブラシなどでこすり洗いする。最後に水分をタオルで拭き取り、1時間程自然乾燥させてから元の位置に取り付けて完了。
おすすめ
キッチン換気扇の外し方や、掃除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
中性洗剤で浴室の換気扇を掃除する方法
浴室換気扇の掃除の頻度は、月に1回くらい掃除するのが理想です。
準備物
- 中性洗剤
- 古歯ブラシ
- スポンジ
- 雑巾
- ドライバー(換気扇カバーを外す時に必要な機種のみ)
浴室の換気扇を掃除する手順
- 掃除中にスイッチを押してしまい換気扇が動いたら危険なので、電源コンセントは抜いておく。
- 取扱説明書を参考に浴室換気扇のカバーとファンを取り外す。
- 取り外したカバーとファンに中性洗剤をスプレーして30分程度放置し、スポンジや古歯ブラシでこすり洗いする。
- 最後にカバーとファンの水分をタオルで拭き取り、1時間程自然乾燥させてから元の位置に取り付けて完了。
浴室換気扇のカバーとファンを外す時は、換気扇はネジがあるのとないタイプの2種類あります。ネジがあるタイプはドライバーでネジを緩めると外れます。ネジがないタイプはカバーの両端を下へ引き下げます。カバーにV字のバネが付いているため、バネを指で内側に挟み更に下に引き下げるとカバーが外れます。
掃除機でトイレの換気扇に付いたホコリを吸い取る
トイレの換気扇の掃除は換気扇フィルターの掃除を年に1回でも十分です。換気扇のフィルター掃除していない場合は、3ヶ月に1回は掃除しましょう。
準備物
- 脚立
- 掃除機
- 古歯ブラシ
- 雑巾
トイレの換気扇掃除の手順
- 便器の上に乗って換気扇を掃除するわけにもいかないので、換気扇の近くの水平な場所を確保し脚立を置く。
- 掃除中にスイッチを押してしまい換気扇が動いたら危険なので、電源コンセントは抜いておく。
- 取扱説明書を参考に換気扇カバーを取り外し、古歯ブラシを使ってこすり洗いして洗い流す。
- 天井には穴があいていてファンが付いています。周りにホコリがたくさん付いているので掃除機で吸い取る。
- 取り外せない本体部分を雑巾で拭き、外して洗ったトイレの換気扇カバーを元に戻して完了。
換気扇のプランやアンペア数を見直して節約しよう
電気代を節約したい方にオススメなのが、電気料金プランの見直しです。2016年から電力自由化により、さまざまな会社を選べるようになりました。利用状況に適した料金プランを選べば、今よりも電気代を節約できるかもしれません。
ポイントは過去1年程度の電気代や、消費電力の変化を見直すことです。昼夜問わず電気を使っている場合は、24時間同一料金のプランがオススメです。早朝や夜間の電気料金が割安に設定されているプランもあります。
家庭で同時に使える電力量を表すアンペア数を見直すことで、電気代の基本料金を節約できます。電気代の基本料金はアンペア数に応じた金額を払っています。
トースターや炊飯器、電子レンジなどの家電を同時に使った時にブレーカーが落ちてしまった経験があると思いますが、契約しているアンペア数が多ければ多くの家電を同時に使えます。
アンペア数は電力会社に連絡すれば変更できます。アンペア数を下げて基本料金をおさえるためには家電の同時利用が限られるので電子レンジや炊飯器、アイロン、ドライヤーなど同時に使う時は注意しましょう。
まとめ
今回は24時間換気扇を使うメリットや、換気扇の電気代をおさえるポイントを紹介しました。何気なく使っている換気扇ですが、様々な役割を果たしていることが分かりました。
24時間つけっぱなしにすることで得られるメリットがたくさんありますので、定期的に掃除して換気扇を正常な状態で使いましょう。換気扇の掃除が大変だという方は、専門のクリーニング業者に相談してみましょう。一度プロにキレイにしてもらえば、次の掃除が断然楽になります。
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