お風呂のカビ取り!簡単にできるカビ取り方法や天井やゴムパッキンのカビ取りも解説
一言で「お風呂のカビ」と言ってもドアやパッキン、天井など色々な所に生えます。カビの場所やカビの度合いで掃除方法を変えてみましょう。今回は簡単にできるカビ取り方法や、おすすめのカビ取り剤を紹介します。
お風呂に黒カビが生える原因と注意点は?
お風呂には黒カビが生えるのは、お風呂には4つの条件が揃っているからです。
- 温度…20~30℃
- 湿度…65%~90%以上で黒カビになる
- 栄養…皮脂や髪の毛、水垢、石鹸カスなど
- 酵素…カビ菌が活性化します
この条件をクリアできない環境にしてしまえば、お風呂に黒カビが生えるのを防げます。
お風呂掃除する
お風呂のカビ取りをする前に、まずビ以外の汚れを落とすことポイントです。石鹸カスや皮脂汚れなどを先に取っておくとカビ取り効果が増します。お風呂掃除について、詳しくまとめた記事がありますので参考にして下さいね。
力任せにこすらない
黒カビはこすると表面にある部分は取り除けますが、すき間の中にはカビの根っこが残ってしまいす。栄養が届けば、また根っこを伸ばしてカビとして成長してしまいます。野菜なら「何度も収穫できてうれしい!」となりますが、カビの場合は何度も何度も出てきてほしくありません。
カビの弱点を知る
黒カビの多くは熱に弱く、熱に触れるとタンパク質の構造が崩れて死滅する性質を持っています。50℃の熱湯を90秒間で死滅できます。予防は50℃の熱湯を5秒間かけるだけです。
カビ中には熱にもに強い種類もいるので、全てのカビを死滅させられるわけではありませんが、それでも定期的にシャワーで死滅させておくだけで、本格的な掃除の回数はぐっと減らせます。
カビ取り剤でお風呂のカビ取り
準備物
- カビ取り剤
- ゴム手袋
- ラップ
- マスク
- メガネ
カビ取り剤の使い方
- 窓を開けたり、換気扇のスイッチを入れて換気する。手袋、メガネ、マスクなどで装着し保護する。
- 黒カビにカビ取り剤を吹きかけてラップでパックし10分~30分程度放置する。
- ラップを外し水道水でカビ取り剤をしっかり洗い流して完了。
カビ取り剤は効果を高めるために浴室が乾いた状態で使用しましょう。放置する時間はカビの繁殖具合で変えてみてみましょう。また、小さいお子様やペットがいる場合は、使い方には十分注意しましょう。カビキラーの正しい使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
重曹とクエン酸でお風呂のカビ取り
準備物
- 重曹(粉末)
- クエン酸(粉末)
- 空のスプレーボトル
- スポンジ
重曹とクエン酸でカビ取りする手順
- 重曹ペーストを作る。作り方は重曹3に対して水1の割合で混ぜて完成。
- お風呂を換気して、黒カビの気になる部分に重曹ペーストを塗る。
- クエン酸スプレーを作る。エン酸水スプレーの作り方は空のスプレーボトルに40℃程度お湯200mlにクエン酸(粉末)小さじ1を入れよく振ったら完成。
- 重曹ペーストを塗った箇所にクエン酸スプレーを吹き付ける。
- 15分後にガスの発生が収まったころで、スポンジで優しくこすってからシャワーで流せば完了。
クエン酸水を吹きかけると、アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸が化学反応してしゅわしゅわとガスが発生します。しゅわしゅわと出る泡の正体は、体には無害な二酸化炭素なので安心してください。
ハイター+片栗粉でお風呂のゴムパッキンの黒カビ除去(動画)
時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。
片栗粉でお風呂のカビ取り
準備物
- 塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)
- 片栗粉
- ゴム手袋
片栗粉でカビ取りする手順
- 塩素系漂白剤大さじ1と、片栗粉大さじ1を混ぜて漂白剤ペーストを作る。
- 漂白剤ペーストを黒カビに塗り付けて5分程放置する。
- 漂白剤ペーストを水でしっかり洗い流して完了。
塩素系漂白剤はゴムを劣化させるため長時間放置しないようにしましょう。また、洗い流す時にお湯を使うと片栗粉が白く残ってしまうので水で洗い流しましょう。
酵素系漂白剤と重曹でお風呂のカビ取り
コストコで大人気の酵素系漂白剤もお風呂のカビ取りに効果的です。酸素系漂白剤の主成分は、弱アルカリ性の過炭酸ナトリウムです。水に溶けると酸素と水炭酸ソーダに分解され、できた活性酸素が細菌の細胞膜を破壊して殺菌漂白します。
酵素系漂白剤は時間とともに酵素に変化する環境にも人にも優しい成分です。温泉や入浴剤にも使用されています。この酵素系漂白剤を使った、お風呂のカビ取り方法を紹介しますね。
準備物
- 酵素系漂白剤
- 重曹(粉末)
- ラップ
- ヘラ
酵素系漂白剤と重曹でカビ取りする手順
- 酵素系漂白剤1:重曹1:ぬるま湯0.5を混ぜてペーストを作る。お湯の温度は40℃前後がオススメです。
- 黒カビが生えている箇所にペーストを塗り、ラップで2~3時間パックする。
- ラップを剥して水道水で流して完了。
ペーストをタイルの目地に塗る時はヘラを使うと塗りやすいです。
天井やパッキンに生えたカビ取り方法
天井のカビをフロアワイパーで取る方法
準備物
- カビ取り剤
- フロアワイパー
- ドライタイプのシート
- ゴム手袋
- マスク
- メガネ
天井のカビをカビ取り剤で取る手順
- フロアワイパーにドライタイプのシートを装着し、カビ取り剤を吹き付ける。
- フロアワイパーを強く天井に押し付けて、カビ取り剤を塗り10~15分放置する。
- フロアワイパーに水で濡らしたドライタイプのシートをつけて拭き取って完了。
天井のカビをナチュラル洗剤で取る方法
準備物
- 重曹(粉末)
- クエン酸(粉末)
- フロアワイパー
- ドライタイプのシート
- ゴム手袋
- マスク
- メガネ
天井のカビをナチュラル洗剤で取る手順
- クエン酸水スプレーを作る。空のスプレーボトルに水200mlにクエン酸小さじ2をいれよく振ったら完成。
- フロアワイパーにドライタイプのシートを取り付けて、クエン酸水スプレーを吹き付けて天井を拭く。
- 再度、重曹水スプレーを吹き付けたフロアワイパーで天井を拭く。
- ドライタイプのシートを濡らして、フロアワイパーに取りつけて天井を拭き完了。
クエン酸→重曹→クエン酸→水拭きと少し手間はかかりますが、赤ちゃんがいるお家や肌の弱い方には、安心できる掃除方法です。カビ取り剤と比較すると、どうしても効果は劣るかもしれませんが、やってみる価値はあります。
ゴムパッキンのカビはジェルタイプがオススメ
液垂れもほとんどしないため、タイルの目地にも使いやすいです。
さらに浸透させるには「キッチンペーパー+ラップ」でパックがオススメです。ゴムパッキンの部分にジェルを縫って、キッチンペーパーでパックした上から更にジェルを塗り、最後にラップでパックして1~3時間放置してみて下さい。放置時間は黒カビの繁殖具合によって調節してください。
カビが生えないように予防する3つのポイント
お風呂のカビは発生する前にできるだけ予防しましょう。毎日のちょっとした習慣でお風呂のカビの発生を予防できます。
- 50℃のシャワーを5秒間かける
- 入浴後は水分を拭き取るため乾拭きする
- お風呂は換気を常にする
これに加え、定期的に市販の「防カビ剤」を定期的に使ってみるのも1つの黒カビ予防になります。
一番よく耳にするのはこれですよね?
「防カビくん煙剤」は、銀イオンの煙が天井や換気扇の裏までいきわたって、お風呂全体の黒カビの原因菌をすみずみまで除去してくれるそうです。1~2ヶ月に1度、定期的に使用することで銀イオンの防カビ効果が高まって除菌してくれるので、カビ取りに苦労しなくても、普段の掃除だけでキレイをキープできます。
煙が出始めたら浴室からでてドアを閉めて、1時間半以上放置して使うのですが使用上の注意は、商品に記載されているものをよく読んで下さいね。
同じく防カビ剤ですが、浴室の天井に取り付けるだけのこんなものもあります。
バイオがカビや悪臭の物質を抑えてくれる防カビ剤です。こちらも取扱いの説明を読んでから使って下さいね。
まとめ
今回は簡単にできるカビ取り方法や、おすすめのカビ取り剤を紹介しました。お風呂のカビ取りは、薬品の扱いは気を付けましょう。
自分でできそうなことをとりあえずやってみたけど「落ちない黒カビがある…」という人や、自分でやれる気がしない人は、プロのクリーニング業者を利用するのも一つの手だと思います。1箇所ごとに料金を組んでくれる業者もいるので、目に見える場所は日ごろ手入れして、エプロン裏や鏡の水アカは年に1回業者に依頼したり、業者の手を上手に借りて楽に掃除を続けられる方法を組むのがオススメです。
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