トイレ掃除で尿石を落とす!こびりついたトイレの黄ばみ(尿石)の掃除方法や予防法
時間がたつとトイレ便器にこびりつく尿石汚れは、どれだけ擦ってもなかなか汚れが落ちません。そこで今回は尿石を落とす方法や削って落とす方法、尿石を予防する方法を紹介します。
トイレの尿石とは?
尿石とは人の尿に含まれる物質が、雑菌によって変質したものです。尿石は雑菌がたまりやすい性質をもっているため、悪臭の原因にもなります。
出してすぐの尿には臭いがほとんどありませんが、雑菌によって分解されることで悪臭を放つようになります。臭いトイレの掃除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
尿石はアルカリ性のため、酸性で中和すると汚れが落としやすくなります。
トイレの黄ばみは尿石が原因?
トイレ掃除をサボると便器の水が溜まる部分や、フチなどが黄ばんだり、臭ったりします。この黄ばみの原因は尿石です。
尿石は水に溶けにくく、なかなか落ちない頑固な汚れです。見た目が悪い黄ばみと共に、強烈な臭いも発生するのでたちが悪いです。
トイレ掃除をサボるのももちろんですが、排尿時に十分な水で流さないと尿石ができやすく、黄ばみと臭いを発生するので気をつけましょう。
トイレの黄ばみ(尿石)を落とす4つの方法
トイレの黄ばみ(尿石)を落とす方法を紹介します。自分に合った方法を試してみてください。
どの方法で掃除するにも、まずは便器の水を抜いてから始めましょう。便器に水がたまっている状態では、洗剤を流し込んでも薄まってしまい効果が弱まってしまいます。
灯油ポンプを使って水抜くと簡単です。コップで水をすくう方法もあります。
重曹とクエン酸で尿石を落とす方法
軽い尿石や黄ばみなら、重曹とクエン酸を使った掃除方法を試してみましょう。重曹やクエン酸はスーパーや100均ショップで購入できます。
準備物
- 重曹
- クエン酸
- 空のスプレーボトル
- トイレ掃除用ブラシ
重曹とクエン酸で尿石を落とす手順
- クエン酸水スプレーを作る。作り方は空のスプレーボトルにクエン酸を大さじ2杯と水を200mlを混ぜる。
- クエン酸水スプレーを尿石に吹きかける。便器の水がたまる部分には、クエン酸水をそのまま流し込む。
- 重クエン酸水スプレーを吹きかけた部分に重曹を振りかける。器の水がたまる部分にも重曹を入れる。
- クエン酸と重曹が化学反応を起こし泡が発生します。そのまま30分程度放置する。
- トイレ掃除用ブラシでこすって尿石を落とし、いつも通りトイレを流して完了。
酸性洗剤で尿石を落とす方法
ここで重要なのが、酸性のトイレ洗剤を使用すると言うことです。アルカリ性の尿石は酸で中和させれば落としやすくなります。
準備物
- 市販の酸性洗剤(サンポールなど)
- ゴム手袋
- トイレ掃除用ブラシ
酸性洗剤で尿石を落とす手順
- 手荒れ予防にゴム手袋を装着し、尿石に酸性洗剤をかける。
- 2〜3分放置し、トイレ掃除用ブラシで尿石をこする。
- 落ちない尿石はパックする。尿石にトイレットペーパーをあてて酸性洗剤をかけて5分程度放置する。
- トイレ掃除用ブラシでこすって尿石を落とす。いつも通りトイレを流して完了。
正しいサンポールの使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
酸性洗剤でも落とせない尿石は、業務用の尿石除去剤を使って落としていきましょう。塩酸を薄めて作っているため強力ですので、容量用法を守って使ってください。
耐水サンドペーパーで尿石を落とす方法
多くの尿石は耐水サンドペーパーで削ると落とせます。しかし、尿石を落とすと同時に便器に傷をつけるリスクもあります。便器に傷ができると傷に汚れがたまりやすくなり、新たな汚れが入り込みます。
便器になるべく傷をつけないためには、耐水サンドペーパーを選びましょう。耐水サンドペーパーの番号が小さくなるほど、目が粗くなっていくことを覚えておきましょう。まずは1500番や1000番といった、目の細かい耐水サンドペーパーを選びましょう。
耐水サンドペーパーでこすって尿石が落ちないのであれば、800番など少し目が粗い耐水サンドペーパーでこすりましょう。
準備物
- 耐水サンドペーパー(1500番~1000番)
- ゴム手袋
- ゴーグル
- マスク
耐水サンドペーパーで削り落とす手順
- 手袋やゴーグル、マスクを装着する。
- 黄ばんだ尿石に耐水サンドペーパーで直接削る。
- 便器に大きな傷がつかないように優しくこすって完了。
耐水サンドペーパーの掃除方法はこれだけです。便器を削るのと一緒ですので、あくまでも最終手段とお考えください。
尿石を落とす時の3つの注意点
尿石を落とす時はいくつかの洗剤を使います。使い方を誤ると事故や、ケガにつながる恐れがありますので用法用量を守りましょう。
酸性とアルカリ性洗剤を混ぜない
酸性洗剤と塩素系漂白剤を混ぜると有毒ガスを発生します。直接混ぜなくても便座などに洗剤が残っている場合は、有毒ガスが発生する恐れがあるので洗剤を水で流しきってから使用しましょう。
混ぜるな危険の組み合わせについては下記の記事で詳しく紹介しています。
洗剤が体につくとケガする場合がある
洗剤が体につくと皮膚につくとただれたり、失明することもあります。酸性洗剤はもちろん、業務用の尿石除去剤を使う時には特に注意が必要です。掃除の前には必ずゴム手袋やゴーグルなどを活用しましょう。
皮膚についたり、目に入ったりした時はすぐに水で洗い流しましょう。症状がある場合は医師に相談しましょう。
トイレの素材を確認する
洗剤を必要以上に長時間放置すると便器を傷める場合があります。洗剤の説明書を確認して、用法用量を正しく守ってください。一度で汚れを落ちない場合は、洗剤を水で流して繰り返し掃除してください。
強力な洗剤を便器以外に使用した場合、傷んでしまうことがあります。金属や人造大理石、タイルなどは変色や劣化することもあるため注意して使いましょう。
>>【参考】便器のお手入れ・お掃除方法 - トイレ - LIXIL
>>【参考】便座 | トイレのお手入れ | お手入れ情報 | リフォーム | Panasonic
>>【参考】トイレのまるごとお掃除 | お手入れ・点検 - TOTO
トイレの黄ばみ(尿石)を予防する2つの方法
尿石が固まる前にこまめにトイレを掃除する
最も効果がある方法は、尿石ができないようにこまめに掃除することです。尿が便器についただけでは尿石にはなりません。尿石になる前に掃除すれば強力な洗剤も不要です。
週に1回程度、曜日を決めるなどして定期的に掃除するようにしましょう。余裕のある方は3日に1回程度掃除できればより安心です。
尿石予防グッズを使って予防する
掃除以外にも尿石を予防する道具を使う方法もあります。トイレを流すだけで便器を洗浄してくれるタイプの道具や、塗るだけで尿石予防ができる洗剤などもあります。これらの方法を組み合わせて尿石を予防しましょう。
まとめ
今回は尿石を落とす方法や削って落とす方法、尿石を予防する方法を紹介しました。掃除が大変な尿石ですが、適した方法で掃除すれば落とせます。
こまめに掃除できれば一番いいのですが、なかなか難しい人もいるでしょう。そんな時はトイレ掃除専門の業者に依頼するのもひとつの方法です。
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