ブロックノイズとは?ブロックノイズがテレビに起こる原因や対処方法のまとめ
テレビ画面からチラチラと四角いものがチラつくのは「ブロックノイズ」と呼ばれる現象です。今回はブロックノイズの原因や、自分でできる対処方法を紹介します。
ブロックノイズとは?
テレビのノイズと言われると画面全体が砂嵐になったり、ザーという雑音というイメージがありますが、これはアナログ放送の時代のノイズです。
2012年にアナログの地上波放送から、デジタル放送に完全に移行してからはノイズの種類も様変わりしました。そのデジタル放送の代表的なノイズが「ブロックノイズ」です。テレビ画面の一部がチラチラと四角いモザイクのように歪み、見ていてとても気になります。デジタル放送のノイズは、ブロックノイズの他にもあります。
バーストノイズ
バーストノイズとは電波不足が原因で画面の一部が止まったり、半分黒くなるフリーズ現象です。しばらくすると戻ることがほとんどです。
モスキートノイズ
モスキートノイズとはテレビがデジタル放送の高画質処理が追い付かず、画像全体が劣化したように見える現象です。現在は4K放送を受信の時に発生することが多いです。
降雨対応放送
降雨対応放送とは台風や大雨の時に一時的に画質と音質が低下し、「E201」というエラーコードが現れます。この場合は天気が回復すると元に戻ります。
ブロックノイズの原因や調べる方法
ブロックノイズの原因として考えられることはいくつかあります。
ブロックノイズ出たら原因を調べる方法を紹介します。
画面の一部または特定のチャンネルだけブロックノイズが出る
画面の一部または特定のチャンネルだけブロックノイズが出る場合は接触不良の可能性が高いです。ケーブルをつなぎ直して、緩みや抜けがないのか確認してみましょう。
画面全体にブロックノイズが出る
画面全体にブロックノイズが出る原因は、テレビに届く電波不足の可能性が高いです。テレビ信号が不足する原因は悪天候、ケーブルの延長や分配過多などが考えられます。
テレビ1台だけノイズが出る
他の部屋のテレビは大丈夫なのに1台だけノイズが出る場合は、テレビの故障を疑ってみましょう。テレビの液晶パネルが割れたり、傷んだりした場合もブロックノイズが出ることがあります。
接触不良が原因のブロックノイズの直し方
画面が四角くチラついたり、テレビが見づらいブロックノイズの原因はケーブルの接触不良の可能性があります。アンテナケーブルがテレビ機器にきちんと接続されているか確認しましょう。
ケーブルの再配線
掃除やテレビを動かす機会があった時など、アンテナケーブルが抜けかけたり、接触不良でテレビ画像が乱れるということがあります。きちんと接続されていないのが原因の場合は、接続し直すとブロックノイズがなくなります。
一見きちんと接続されているように見えても、緩んでいる可能性もあります。一度ケーブルを抜き、しっかりと接続し直してみましょう。
アンテナケーブルが切れていたり、接続部分の芯線などが歪んでいたりする場合はアンテナケーブルを新しく買い替えて交換しましょう。CS・BSの場合は、業者に相談しましょう。
チャンネルの再設定
テレビの設定画面からチャンネルを再設定してみましょう。主要テレビメーカー6社のチャンネルスキャン方法は以下の通りです。
- 東芝REGZA【引用】準備編 - REGZA
- シャープAQUOS【引用】チャンネルの個別設定|液晶テレビ AQUOSサポート
- ソニーBRAVIA【引用】自動チャンネル設定をする
- パナソニックVIERA【引用】ビエラでチャンネル設定を変更する(やり直す)方法は - テレビ
- 三菱REAL【引用】「地上デジタルのチャンネルは設定されていません - 三菱電機
- 日立Wooo【引用】各種設定確認手順について Wooo 02シリーズ
B-CASカードの再接続
テレビの背面に差し込まれたB-CASカードを入れ直すことで、ノイズが解消する可能性があります B-CASカードを取り出し、柔らかい布でホコリや汚れを拭き取り、ICチップに傷や折れ目がついていないか確認しましょう。
カードを差し込む時は、置くまでしっかりと差し込みましょう。B-CASカードの正しい使い方から注意点については下記の記事で詳しく紹介しています。
電波不足が原因のブロックノイズの直し方
ブロックノイズの原因は、地デジの受信レベルが低い電波不足の場合があります。地デジの全チャンネルにブロックノイズが起きている場合は、電波不足が原因と考えられます。
テレビのリモコンの「設定」メニューから、地上デジタル自動設定を初期スキャンしましょう。それでもブロックノイズがでる場合は、2つの原因が考えられます。
分配器を使っている
家の中で複数のテレビを使う時に使用する分配器を使っているかどうかです。1つのアンテナで受信した電波を分配器で分けると電波不足になります。
電波が弱い
お住まいの地域に届いている電波が、弱いの場合があります。テレビのリモコンの「設定」のアンテナ設定から、電波状況(アンテナレベル)のメニューを試してみると電波状況が確認できます。
電波不足が原因とわかった場合は、ブースターを設置して電波を増幅する方法があります。ブースターは屋内用と屋外用がありますが、屋外用の方が屋内用より多くの電波を受信できるため屋外用がオススメです。屋外用は素人では設置が難しいため、業者に依頼する必要があります。
アンテナやテレビが原因のブロックノイズの直し方
接触不良や、電波不足が原因で起きることが多いブロックノイズですが、原因がどちらでもないこともあります。その場合はテレビやアンテナに原因があるかもしれません。
テレビが原因の場合
テレビ自体の故障でブロックノイズが起きる場合があります。まずは、テレビ本体の電源ボタンを5秒以上押し続けて電源を切り、1分後に電源を入れてテレビを再起動します。
「テレビを買ってから、もう10年近く経っている…」という場合は、テレビの故障も視野に入れましょう。長年使用していると液晶パネルなどが傷み、画面が見づらくなることがあります。
アンテナが原因の場合
家のアンテナも確認しましょう。
- お住いの地域の送信基地局の方にアンテナが向いていない
- アンテナが破損している
- アンテナが向いている方角に障害物(建物、樹木)がある
上記の場合は、電波が受信しにくい状況になっています。
まとめ
今回はブロックノイズの原因や、自分でできる対処方法を紹介しました。アンテナケーブルなどの接触不良や、ケーブルが抜けているのが原因のことが多いです。
また、アンテナの修理、屋外用ブースターなど取り付けは屋根の上での作業になり、素人では危険が伴う場合もあります。快適にテレビを楽しむために、どうしてもブロックノイズが解決しない場合は早めに業者に相談しましょう。
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