飲食店のオーナーの皆さま、毎日お仕事お疲れ様です!
突然ですが、グリストラップの蓋は定期的に交換をしていますか?
蓋の交換どころか、グリストラップの掃除が面倒で仕方ない…という方もいるかもしれませんね。
でも、本体はもちろんですが、蓋も長期間使用すると劣化してきます。
劣化したグリストラップの蓋を放置するのは、衛生面においても安全面においても危険です。
今回は、グリストラップの蓋のメンテナンスについてご紹介します。
グリストラップの設置義務と蓋の役割

飲食店や調理加工施設を営む場合、グリストラップの設置が自治体によって義務付けられていますよね。
食品のカスや油などを含んだ汚水が、排水管設備に流れ込むのを防ぐために必要なものです。
このグリストラップの蓋は
- グリストラップから上がってくる悪臭を予防する
- グリストラップの穴の中に落ちないようにする
という、2つの役割を果たしてくれます。
表面にでこぼこした滑り止め用の突起と、取っ手がついています。
人や車が乗っても壊れることはありません。
そのくらいの耐久性もありますし、金属を腐食から守ってくれる耐食性や耐水性を考えて作られています。
劣化したグリストラップの蓋を放置するとどうなる?

長年の使用により、どうしても劣化してしまうグリストラップの蓋。
あなたのお店でも、蓋が錆びてボロボロになったり、取っ手が無くなっていませんか?
そのまま放置していると、衛生面でも安全面でも、さまざまな問題がでてきます。
- 完全に腐敗した蓋の上を歩いて落下
- 外れた取っ手の部分から店内に悪臭が充満
- 虫が侵入・発生する
完全に腐敗した蓋の上を歩いて落下
頑丈に作られているグリストラップの蓋ですが、完全に腐敗するほど放置すると、その上を歩いた人がグリストラップに落下する危険性があります。
食品のカスや油でドロドロに汚れたグリストラップの中に落ちるなんて、想像するだけで悲惨ですよね。
グリストラップの掃除をこまめにしていたとしても、気持ち悪さはぬぐえません。
また最悪の場合、骨折などのケガをする危険性もあります。
オーナーであるあなたと、大切なスタッフの身を守る為にも、劣化したグリストラップの蓋はきちんと交換しましょう。
外れた取っ手の部分から店内に悪臭が充満
グリストラップの蓋から取っ手が外れたままだと、その部分から悪臭が…。
厨房だけでなく、お客様のいる店内にまで臭いが広がる可能性もあります。
悪臭のするお店では、とてもじゃありませんが楽しく食事ができませんよね。
口コミサイトなどに「お店が臭くて、もう2度と行けません。」なんて書かれてしまったら、経済的な被害にまで発展してしまいます。
虫が侵入・発生する
取っ手の蓋が外れたままの場所から、ゴキブリやハエなどの虫が侵入する可能性もあります。
取っ手がないために蓋の開け閉めがしにくく、グリストラップの掃除を怠るようになると、侵入した虫やネズミが巣を作るなんていう恐ろしい状態に発展することもあります。
グリストラップの蓋の素材と耐用年数の目安

先ほど、少しご紹介したグリズトラップの蓋の2つの素材の特徴をご紹介します。
鉄製
価格も安く購入でき、耐久性もあります。加工がしやすいのが特徴です。
しかしデメリットもあり、鉄は耐食性が低いので錆が発生しやすい素材です。
そのため、2年~3年ほどで交換が必要になります。
ステンレス製
鉄よりも高価ではありますが耐水性、耐食性に優れているので、長い期間使用することができます。
傷がつきにくい特徴もあり、8年~10年ほどでの交換になります。
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ちなみに、鉄製の蓋に、取っ手だけはステンレス製。というものもあるよ。
次は、グリストラップのサイズと取っ手についてみていきましょう。
グリストラップの蓋のサイズと取っ手

グリストラップの蓋のサイズ
グリストラップの蓋が劣化して、交換が必要になった時、どんな蓋でも買い替えればOK!というわけにはいきません。
当然ながら、本体とサイズが一致していることが必要です。
蓋を踏んだ時に蓋が動く場合は、サイズが合っていない証拠です。
また、グラグラする場合は、蓋だけではなく、枠の交換が必要となります。
せっかく買い替えたのにサイズがあっていなければ費用が無駄になってしまいます。
新しい蓋を購入する際は、適切に採寸してくれる業者を選ぶと安心ですよ。
取っ手
グリストラップの蓋を製造している業者によって、取っ手にも様々な工夫がされています。
- 丸穴カット
- 長穴カット
- スライド型
などがあり、スライド型は使用しない時は下に取っ手が下がるようになっており、メンテナンスをする際に取っ手を取り出すことが可能です。
また、グリストラップのサイズによって取っ手の数も重要です。
グリストラップを安全に使うためにも、専門的な知識のある業者に製造を依頼しましょう。
取っ手が取れて、そのまま使用しているお店も多いようですが、「たかが取っ手」とあなどってはいけません。
それも含め、グリストラップの蓋の劣化による被害を次でご紹介します。
グリストラップの蓋の購入方法

グリストラップの蓋は、寿命がきたら交換する必要があります。
新しい蓋の購入方法は、インターネットやホームセンターでも可能ですが、できれば専門の業者に依頼する方が安心です。
グリストラップ専門の業者なら、以下のような点にこたえてくれるからです。
- サイズ間違いの心配がない
- 蓋と取っ手の素材について相談できる
- グリストラップ周辺についてアドバイスしてもらえる
- 製造から取り付けまで依頼できる
インターネットで「グリストラップ 蓋」と調べると沢山業者がでてくるので、気になるお店をいくつか絞ってみましょう。
最低でも3社くらいは見積もりをとってみるのがおすすめです。
お店のサイトから、必要な情報を入れると自動で見積もりをとれる場合もあります。
- 素材
- 蓋の裏の溶接
- 枚数
- 取っ手の数
料金システムや納期が明確に記載されているお店を選ぶと安心ですね。
グリストラップの蓋もメンテナンスが大切です
グリストラップの蓋についてご紹介しました。
汚れや錆は気になるものの、これまで特に重要性を感じていなかった人もいたかもしれませんね。
でも、たかが蓋…と放置していると大変なことに!
今回の記事で、安全で衛生的なお店づくりに欠かせないことがおわかりいただけたら幸いです。
まとめ
- グリストラップの蓋は、悪臭予防と穴への落下を防ぐ大切な役割がある。
- 劣化したグリストラップの蓋を放置するとケガや悪臭、虫の侵入のリスクがある。
- グリストラップの蓋の素材は2種類ある。それぞれ耐用年数が異なる。
- グリストラップの蓋を交換する際は、サイズと取っ手の数の確認が大切。
- グリストラップの蓋は専門の業者から購入しよう。
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まずは、ご自身にあった安心な店舗を探してみてください。
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