更新:
屋根塗装

屋根塗装の相場は?屋根塗装する時期の決め方から費用相場までまとめて紹介します

  • LINE

屋根の塗装は大切な家を守るために必要です。そこで今回は屋根塗装の基礎知識や費用相場、業者を選ぶ時のポイントを紹介します。

屋根塗装する時期は?

屋根塗装する時期は?
屋根塗装する時期は?

「屋根」と一言でいっても、その種類によってメンテナンスのタイミングが異なります。業者によっては7~8年に一度は塗装が必要といいますが、よほど気にならない限りは10年に1度くらいでいいようです。

瓦屋根を屋根塗装する時期

日本家屋の伝統的な屋根材の1つですが、瓦にも種類があります。

  • 陶器瓦
  • セメント瓦
  • コンクリート瓦
  • その他

陶器瓦の場合は基本的に塗装は不要ですが、約20年に一度全面補修や場合によっては葺き替えが必要になります。

セメント瓦やコンクリート瓦の場合は、約10年に1度塗装が必要です。屋根瓦については下記の記事で詳しく紹介しています。

屋根 瓦
屋根瓦の種類は?屋根瓦の特徴と種類を知ってから選ぼう

スレート屋根を屋根塗装する時期

最近の新築戸建て住宅に多く見られる屋根材です。こちらも約10年に1度は塗装が必要です。スレート屋根については下記の記事で詳しく紹介しています。

スレート屋根
スレート屋根の寿命は?日本で多い屋根|スレート屋根の種類や修理の費用相場を紹介

板金屋根を屋根塗装する時期

北海道や積雪地帯によくみられる屋根材です。こちらも約10年に一度は塗装が必要です。

屋根塗装を依頼する前に確認しておくこと

屋根塗装を依頼する前に確認しておくこと
屋根塗装を依頼する前に確認しておくこと

家を長持ちさせるために屋根塗装は、非常に重要な工事です。だからといって「いきなり塗装を業者に依頼すればいい!」というわけではありません。家の屋根の種類がわかったら、今の屋根の状況がどうなっているか確認する必要があります。

  • 屋根に穴が開いていないか確認する
  • 外部からの飛来物によって屋根材にヒビが入っていないか確認する
  • 屋根材が変形していないか確認する

屋根塗装を依頼する前に、目視確認しておきましょう。

また、可能であれば屋根材の下地となる木材の状態を確認できれば更にいいです。

  • 瓦桟(かわらざん)
  • ルーフィング材
  • 野地板
  • 垂木
  • 破風(はふ)板

下地材に漏水による腐れやカビがあった場合は、屋根塗装より先に補修が必要になるケースがあります。最悪の場合は塗装ではなく、屋根そのものの下地を全面やり替えや葺き替えが必要になります。

そこまでは自分たちで状態を確認するのが難しい場合もあります。屋根塗装を依頼する業者にしっかりと現地調査してもらいましょう。屋根修理の火災保険適用については下記の記事で詳しく紹介しています。

屋根 修理
屋根修理する前に自宅の屋根材の種類を把握!屋根修理は火災保険適用される?

板金屋根を屋根塗装する方法

板金屋根を屋根塗装する方法
板金屋根を屋根塗装する方法

工事を依頼したものの、よくわからない説明で頭の中がはてなだらけにならないように、屋根塗装がどのような方法でするのかあらかじめ知っておきましょう。業者に任せるしかありませんが、本当に正しいのか不安という状態を回避できます。

板金屋根を屋根塗装する手順

  1. 3連梯子をかけ屋根の上に登り屋根材の状況を確認する。
  2. 作業の安全を確保するために建物の外部に足場を設置する。
  3. ペイント剤が垂れたり汚れが付かないように丁寧に養生する。
  4. 高圧洗浄機を使って屋根にこびり付いた汚れや、古い塗膜を洗い流す。
  5. 屋根洗浄で落としきれない汚れやサビをヤスリや金ヘラでキレイにこそぎ落とす。
  6. ローラーや刷毛を使ってサビ止めを塗装する。
  7. シーラーと呼ばれる接着剤的な役割を持つ下地材をローラーや刷毛を使って丁寧に塗装する。
  8. ローラーや刷毛を使って中塗り剤を塗装する。
  9. ローラーや刷毛を使って上塗り剤を塗装する。
  10. 上塗り剤がきちんと乾燥し、問題なければ足場を解体する。養生を剥がして作業完了。

屋根塗装する時の塗料の費用相場

屋根塗装する時の塗料の費用相場
屋根塗装する時の塗料の費用相場

屋根塗装の費用相場は作業環境や屋根の損傷、汚れ具合によって大きく異なります。そのため一概に屋根材の種類と面積により、金額が標準化されている訳ではありません。

しかし、同じ屋根材で同じ環境下で工事するとしたら、工事価格に差が出る項目は塗料の種類です。塗料にもさまざまな種類があり、選ぶもので費用と耐用年数が違います。

シリコン系の塗料の特徴

一般的にシリコン系の塗料を用いることが多く、寿命は10年程度です。料金相場は2,500円~3,000円/㎡です。

フッ素系の塗料の特徴

料金をシリコン系と比較すると、あたり5,000~10,000円/㎡で高くなります。寿命が15年~20年程度です。

遮熱や断熱性塗料の塗料の特徴

さらに料金は上がりますが遮熱、断熱性塗料の塗料の寿命は20年~30年程度です。遮熱、断熱効果が大幅に上がるため、屋根からの熱や冷気を大幅にシャットアウトできます。

とある工場での実証実験では、夏場の屋根裏の温度が10度程度下がったという結果が出ており、冷暖房コストを抑えられるのではないでしょうか?最近は地球温暖化の影響もあり、断熱、遮熱塗料を選ばれるお客様が増えています。

屋根塗装を業者に依頼する時の4つのポイント

屋根塗装を業者に依頼する時の4つのポイント
屋根塗装を業者に依頼する時の4つのポイント

屋根塗装を業者に依頼する場合、どんな業者に依頼したらいいのか悩みますよね?屋根塗装を依頼できる業者はリフォーム会社や町の塗装屋、便利屋でも施工してくれます。最近では家電量販店やホームセンターで屋根塗装を受け付けているところもあります。

たくさんの屋根塗装業者を選ぶ時のポイントは4つあります。

  • 作業費用、工事内容、使う塗料の種類を明確に説明してくれる
  • 屋根塗装の実績が豊富である
  • 建築に詳しい
  • 現地調査をきちんとして、現状を報告してくれる

この4つのポイントの中でも「建築に詳しい」「現地調査をきちんとして、現状を報告してくれる」が重要だと思います。建築に詳しい人なら、ただ単に屋根を塗り替えるだけではなく、屋根材やその下地の状況まで把握できます。その結果、多少追加費用が発生しても補修した上で屋根を塗装し、建物を長持ちさせる提案してくれるはずです。

知識のない業者や営業っ気あふれる業者は、少しでも補修箇所があろうものならより高額な屋根葺き替え工事に強引に話を持っていきやすいです。営業マンの勢いに騙され後悔している方が大勢いらっしゃるようですので、ここは非常に重要だと思います。

金額もそれなりに高額になりますので、必ず3社以上の相見積もりを取って比較して下さい。

まとめ

今回は屋根塗装の基礎知識や工事の費用相場、業者を選ぶ時のポイントを紹介しました。屋根のメンテナンスは大切な家屋を長持ちさせるためにとても大切なことです。仕事や家事、子育ての合間を縫って色々検討するのは大変かもしれませんが、焦らずに予算や時期、依頼する業者を探してみて下さい。

地元の屋根塗装業者を探す

出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持った屋根塗装の専門業者が多数出店しています。

予約前に無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。

よかったらシェアしてください
すまいのホットライン

すまいのホットラインは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、
200種以上の出張訪問サービスを予約できる、日本最大級の検索予約サイトです。

「相場」がわかる
総額料金や実際に利用した人の口コミで選べる
「人柄」で選べる
スタッフの技術力や雰囲気・こだわりで選べる
「何でも」頼める
どうすればいいかわからないお困りごとも解決
どんなお悩みでも解決します
すべてのカテゴリをみる

この記事のキーワード

「ハウスクリーニング」「不用品回収」「リフォーム」まで、すまいに関する「こまった!」「どうしよう!」を解決するために、200ジャンルを超えるお悩み解決コンテンツを発信しています。