みかんの皮は入浴剤や掃除に活用できる!みかんの皮は漢方薬の陳皮(ちんぴ)になる
冬の果物と言えばた「みかん」ですよね。美味しく食べて、皮はゴミ箱に捨てていませんか?みかんの皮は美容や掃除などで活用できます。今回はみかんの皮の効能や、活用方法を紹介します。
みかんの皮は捨てないで!優れた栄養素や成分がある
食べたら捨ててしまうみかんの皮には、たくさんの栄養素や優れた成分が含まれています。
- ビタミンC
- ビタミンE
- ペクチン
- リモネン
- クエン酸
- ビタミンP(ヘスペジリン)
- β-クリプトキサンチン
あまり耳にしないビタミンP(ヘスペリジン)は毛細血管の強化、血流改善、血圧低下、アレルギーを強化させる効果があります。
抗酸化物質であるβ-クリプトキサンチンは免疫力や発がん抑制効果があり、ペクチンには整腸作用や美肌効果があります。
おなじみのビタミンC・Eは風邪予防にもなり、クエン酸は疲労回復効果があります。捨てるには見逃せない、素敵な効果ばかりが揃っています。
みかんの白い筋も栄養が豊富で、実の300倍ものビタミンP(ヘスペリジン)が含まれています。
みかんの皮を陳皮(ちんぴ)する方法
昔からみかんの皮は干して「陳皮」と呼ばれる漢方薬として利用されていました。陳皮は風邪予防、整腸作用、血流改善など様々な効果があります。柑橘系のさわやかな香りにより、リラックス効果も期待できます。
そこで、みかんの皮を陳皮(ちんぴ)する方法を紹介します。
準備物
- みかんの皮(国産のもの)
- 塩水
- キッチンペーパー
- ザルまたは網
- 密閉容器
みかんの皮を陳皮(ちんぴ)する手順
- みかんの皮(国産のもの)を用意し、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
- ザルまたは網の上にみかんの皮を広げて、風通しのいい場所で2日間ほど干す。
- みかんの皮をカラカラの状態にして完了。
みかんは無農薬栽培のものであればそのままで構いませんが、無農薬でなければ適量の塩を入れた水で洗いましょう。ほとんど農薬が落ちます。(輸入物のみかんは農薬が強いため、避けましょう)
筆者も作ってみましたが、2日間干すとカラカラになりかなり縮まりました。瓶に保存していますが、オレンジ色が鮮やかでインテリア的にも素敵です。
みかんの皮をネットに入れるだけで入浴剤になる
みかんの皮5~6個分の陳皮を排水溝用のネットやガーゼ、布袋に入れてお風呂に浮かべるとみかんのさわやかな香りが広がる入浴剤になります。
みかんの皮に含まれているリモネンは美肌効果、血行促進高価、保湿効果もあり、また体が温まり風邪予防にもなります。
みかんの皮の入浴剤ネットは湯垢を落としやすく、入浴後は掃除にも使えるので一石二鳥です。冬至の時に「柚子風呂」にしますが、このみかんの皮入浴剤は、冬中手に入りやすいみかんを食べ終わった皮で簡単に作れるので気軽で嬉しいですね。
みかんの皮は臭い取りや掃除に使える
みかんの皮は掃除や、臭い取りにも役立ちます。
みかんの皮で油汚れを落とす
みかんの皮に含まれるリモネンは油分を落とす効果があります。料理後のフライパンや鍋などの油をみかんの皮の白い部分で拭き取り、みかんの皮部分で軽くこすると汚れが落としやすくなります。
筆者も今まではキッチンペーパーで鍋の油を拭き取っていましたが、何枚も使ってしまい「もったいない…」と思っていました。捨てるつもりのみかんの皮で代用できるのはエコですよね。
魚焼きグリルやレンジの臭い取り
臭いがつきやすい魚焼きグリルの受け皿にみかんの皮を入れて焼くと脱臭になり、リモネンの効果で油汚れも落としやすくなります。
電子レンジの庫内の臭いも、お皿に少量の水とみかんの皮を入れて1分程度加熱すると取れます。布巾で庫内を拭いて掃除すると汚れも簡単に取れます。
クレヨンやマジックペンの落書き消し
小さいお子さんがいる家庭は、テーブルや家具にクレヨンやマジックペンで落書きされた経験はりませんか?みかんの表皮でこするだけでキレイに取れます。
あまり時間が経つと落ちにくくなるので「落書きされた…」と判明した時にすぐ試してみましょう。
みかんの皮で洗剤スプレーを作る
準備物
- みかんの皮(3個分)
- 水
- 鍋
- ザル
- ボウル
- 空のスプレーボトル
みかんの皮で洗剤スプレーを作る手順
- 鍋に水200mlと、みかんの皮(3個分)を入れて15分程度加熱する。
- みかんの皮をザルにあげて、ボウルで冷ます。
- 冷めたらスプレーボトルに入れてみかんの皮洗剤スプレーの完成。
この「みかんの皮洗剤スプレー」はクエン酸効果でキッチンの油汚れや手垢汚れなど、様々な場所の掃除に使えます。
筆者も作ってみましたが、洗剤を作っている間(みかんの皮を煮込んでいる間)はキッチン中にみかんのいい香りが広がりとても素敵な気分になれます。
洗剤スプレーはコンロ周りやシンクの油汚れ、蛇口の水垢汚れにスプレーして古布で拭き取って掃除できます。これだけでかなり汚れが取れるので驚きです。
冷蔵庫の扉の手垢汚れ、庫内の拭き掃除、ドアノブや扉、フローリングにも使えます。天然成分なので、小さいお子さんがいるご家庭でも安心ですね。
筆者の場合200mlの量で3~4日もあれば使い切ってしまいますが、自宅で保存料なしの状態で作っている洗剤なので、できれば1週間以内に使い切るようにしましょう。
みかんの皮は美味しく食べられる
みかんの皮はおいしく飲んだり、食べたりできます。陳皮を急須に入れてお湯を注ぎ、陳皮茶として飲めます。味はみかんの味がほとんどせず香りだけという印象ですが、体が温まり何よりみかんの香りに癒されます。はちみつや生姜などを入れても美味しく飲めます。
陳皮は細かく刻んでヨーグルトにかけたりパウンドケーキ、クッキーなどの焼き菓子、煮物や漬物に入れてもおいしく食べられます。また、みかんピールにしたりジャムとしても楽しめます。
みかんの皮ジャムの作り方
準備物
- 国産または無農薬のみかんの皮(適量)
- 水(みかんの皮の半量)
- 砂糖(みかんの皮の半量)
みかんの皮ジャムの作り方
- みかんの皮のヘタを取り水洗いする。
- 鍋に水を入れて沸騰させて、みかんの皮を入れて3分程度煮立てる。
- みかんの皮をザルにあげて水気を取る。みかんの皮を千切りにする。
- 鍋に千切りしたみかんの皮と、水(みかんの皮の半量)、砂糖(みかんの皮の半量)の1/3ほどを入れて火にかける。
- 煮込みながら残りの砂糖を2回に分けて加えて、水気がなくなるまで煮詰めて完了。
ママレードを切らした時など「好きな時に好きな量だけ作れる!」という手軽さがとても嬉しいですね。風邪予防や美肌効果のあるみかんの皮で、元気に過ごしたいですね。
まとめ
今回はみかんの皮の効能や、活用方法を紹介しました。みかんの皮は暮らしで、大活躍するということがわかりました。
この冬はみかんの実を楽しむだけでなく皮も賢く活用して、毎日の生活に役立てましょう。
地元の家事代行・家政婦業者を探す
出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持った家事代行・家政婦の専門業者が多数出店しています。
予約前に無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。
すまいのホットラインは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、
200種以上の出張訪問サービスを予約できる、日本最大級の検索予約サイトです。
- 「相場」がわかる
- 総額料金や実際に利用した人の口コミで選べる
- 「人柄」で選べる
- スタッフの技術力や雰囲気・こだわりで選べる
- 「何でも」頼める
- どうすればいいかわからないお困りごとも解決