床下の湿気は建物の大敵!知っておきたい床下換気扇の設置と落とし穴

床下の湿気は、建物の腐敗やシロアリやカビの発生、シックハウス症候群にかかる危険性など建物や人体への悪影響が心配です。床下換気扇の設置も有効ですが、状況によっては別の方法を考える必要があります。今回は、正しい床下の湿気対策について専門家が解説します!

更新日:2018/10/25
 
床下の湿気は建物の大敵!知っておきたい床下換気扇の設置と落とし穴

床下に湿気がこもると、建物にも健康にも悪影響が出ます。床下の湿気を溜めないようにするには、床下換気扇の設置は有効な方法のひとつです。

ただ、設置する前になぜ床下に湿気がこもるのか、どのように湿気を逃がすのか?

このことを理解しておくことが非常に重要です!

  • ほっとくん
    ほっとくん

    はじめまして。
    プロの技で、あなたを笑顔に!を本気で目指しているほっとクンと申します!
    今回は、床下の湿気対策や、床下換気扇について詳しくしりたいけど、わからない…と、困っている人の助けになりたいと思っています!

今回は、床下の湿気と換気扇の設置について、専門家が詳しくお教えします。

床下に湿気がこもると出る影響

床下に湿気がこもると出る影響
  • こまるちゃん
    こまる

    床下の湿気対策をした方がいいよ!
    と知り合いに言われたんだけど、どうして?


  • ほっとくん

    それはね~床下に湿気がこもったままだと、建物や人にさまざまな悪影響がでる可能性があるんだよ!

床下に湿気がこもるのは、「建物や健康への悪影響が心配…。」と何となくわかっていても、具体的にどんな影響があるのか知っていますか?

代表的な4つの影響をみていきましょう。

  • 木造家屋の重要な構造部分を腐敗させる
  • シロアリの発生を誘発する
  • カビが繁殖する原因となる
  • シックハウス症候群にかかる危険性がある

床下の湿気は、土台や束(つか)、根太(ねだ)や大引き等、木造家屋の重要な構造部分を腐らせ、シロアリの発生を誘発します。

また、床下にカビが繁殖する原因となり、じんましんやアトピー等に代表される「シックハウス症候群」にかかってしまう危険性があります。

では、なぜ床下に湿気がこもるのか?根本的な原因が何なのか?ここを追究する必要があります。

床下の換気扇を設置することを検討する前に、その理由から見ていきましょう。

床下に湿気がこもる主な原因

床下に湿気がこもる主な原因
  • こまるちゃん
    こまる

    床下の湿気対策は、必要なんだね!
    でも、どうして床下に湿気がこもるのかな??


  • ほっとくん

    床下に湿気がこもるのは、大きく5つの理由が考えられるよ!
    自宅がどれに該当するのかで、対策法がかわってくるよ~♫

床下に湿気がこもる原因は、一般的に次の理由が考えられます。

1.建物基礎の床下換気口が塞がっている

床下の空気を通気する為に、建物の基礎部分に通気用の窓が設けられている建物をよく見ます。

せっかくこの窓があるというのに…。

  • 窓の蓋が閉まったままになっている
  • 窓の前に物置や大きな物を置いている

これが理由で換気できない状態になっていると、湿気がこもりやすくなります。

2.建物の敷地が周りの土地より低い

建物の敷地が周りより低いと、周囲から雨水や流れ込みやすくなります。

つまり、基礎の下に水分が流入しやすい状態です。

3.敷地そのものに湿気が多い

もともと田んぼだったり、沼地や河川跡等を造成した土地は湿気が多いです。
また、土壌改良や地中の排水をきちんと行っていない土地は、水が沸きやすい環境といえます。

4.建物が密集した住宅地

建物が密集した住宅地は、風の流れが悪く、床下の湿気が抜けにくくなります。

5.建物の施工不良

床下の換気計算をきちんと行っておらず、必要な床下換気口の面積を確保されていない建物があります。

また、手抜き施工により換気口そのものの設置を省略している可能性も有ります。

  • ほっとくん
    ほっとくん

    ちょっと余談ですが、地名にまつわる雑学タイム♪

地名に「沼」、「窪」、「川」、「谷」等という文字が入った地名は、元々そこに何があったかを示すヒントになるという話があります。

聞いたことがある方もいらっしゃるでしょうか?実はこれ、かなりの確率で当たるそうです。

そういえば筆者の自宅住所にも「谷」が付いていました…。

床下換気扇の設置以外の、床下湿気対策

床下換気扇の設置以外の、床下湿気対策
  • こまるちゃん
    こまる

    床下換気扇を設置すればいい!って聞いたんだけど…。


  • ほっとくん

    それも1つの方法なんだけど、建物の状況によっては難しい場合もあるんだ。詳しく説明するね。

床下換気扇を適切に設置することにより、床下の湿気を逃がすことは可能です。
ただし、建物の状況により、床下換気扇の設置が困難な場合があります。

換気扇設置の為に基礎をはつる(穴をあける)訳にもいかず、床下に十分なスペースがなければ、作業そのものも非常に困難です。

このような場合は、別の方法で床下を湿気対策する必要があります。

具体的にいうと、室内の床面に換気口を設置し、その換気口から上がってきた湿気を室内で換気する方法です。
また、床下に吸湿効果がある素材を敷き詰める方法などがあります。

最近は、床下に竹炭やカーボン製の吸湿材を敷き詰め、湿気を吸着させる方法が手軽で人気があります。

土地そのものから水が沸いて、床下が水溜りになってしまうような状況の場合は、換気扇や吸湿材では水気を抑えることは非常に困難です。

その場合は、床下に排水ポンプを設置するか、土地そのものの排水対策を行わなければならず、非常に高額な工事になってしまいます。

いずれにしても、信頼できる専門家に相談する必要がありますね。

悲惨!悪徳リフォーム業者の実例

悲惨!悪徳リフォーム業者の実例
  • こまるちゃん
    こまる

    悪徳な業者もいるってテレビで見て、ちょっとコワイよ…。


  • ほっとくん

    そうだよね。実例を参考に、同じ手口にあわないように気を付けよう!

床下に換気扇を設置するにしても、他の方法で湿気対策をするにしても、業者選びはとても重要です。

ここで、悪徳リフォーム業者に床下換気扇の設置をすすめられて550万円だまし取られた実例をご紹介します。

Aさんは、築30年の木造一戸建てに住んでいます。

ある日お孫さんが遊びに来て「おばあちゃん、なんか家の中がカビ臭いよ~」と言われました。原因がわからず、どうしましょうと悩んでいた時…。

そんなタイミングで、数日後に自宅を訪問してきたリフォームの営業マンに話を聞くことになりました。

「A様、床下の点検は受けられたことはありますか?今なら点検無料ですので、是非この機会に点検しましょう!」と無料点検をすすめてきた為、無料ならとお願いすることにしました。

スタッフが床下に潜り、いきなり大きな声で「あ!これは大変だ!床下がカビだらけですよ!」と叫び始めました。

すると営業マンが「A様、このままでは建物が腐ってしまいます!今すぐ床下の湿気を逃がさなければ大変なことになりますよ!」とあおり始めました。

営業マンはがいうには、「床下に換気扇を付ければ解決できます!今なら1箇所50万円で設置できますよ」とのこと。

建物を守る為なら50万円は仕方がない…。と、Aさんはその場で換気扇設置工事の契約書にサインしてしまいました。

契約してから数日後には床下に換気扇が設置され、これで一安心だわとAさんは胸をなでおろしました。

  • ほっとくん
    ほっとくん

    ところが数日後…。再びお孫さんが遊びに来て。
    「まだカビ臭いよ!」と…(泣)

Aさんは、再びリフォーム会社に相談しました。

業者は、「多分建物の床面積が大きいので、換気扇1台では不十分なんでしょうね。再度計算します。」と、今度は換気扇を5台つけましょうと薦めてきました。

キャンペーン価格も終わってしまい、今度は1台100万円かかるという話でした。

でもAさんは、「この家を長持ちさせたい!」という思いから、換気扇増設工事の契約書にサインしました。

ところが、換気扇を増やしてもカビ臭さは改善されず、床下換気扇のモーター音だけが不愉快に響き渡る状態になってしまいました。

Aさんはいよいよ困ってしまい、違う業者さんに相談し、点検を依頼しました。

その業者さんは、床下を見るなり「あ、これじゃあ意味ないわ。ただ単に扇風機が床下の空気を攪拌しているだけで、空気が外に逃げていないよ。空気を攪拌するだけではなく外に逃がさないと効果ないですよ。」と言ったのです。

ショック!床下の空気をただ扇風機で回すだけの工事に550万円を払っていたとは…。

  • ほっとくん
    ほっとくん

    ヒドすぎるっ!実際にこんな被害があるんなんて…。

業者選びの4つのポイント

業者選びの4つのポイント
  • こまるちゃん
    こまる

    悪徳業者って怖いね…信頼できる業者を選ぶには、どうしたらいいのかな?


  • ほっとくん

    いい業者を見つけるには、4つのポイントをおさえよう!きっといい業者がみつかるよ♫

悪徳業者にだまされず、信頼できる業者を選ぶためには一体どうすればいいのでしょうか?

「プロに任せておけば安心!」と思っていても、依頼するプロにきちんとした知識と経験がなければ、無駄金になってしまいます。

現地の確認をしてもらい、本当に対策工事が必要な場合は、それなりに高額な工事になることもあります。
家を守るためとはいえ大切なお金ですから、だまされて高額を支払うなんて絶対にイヤですよね。

悪徳業者にだまされず、信頼できる業者を選ぶためには一体どうすればいいのでしょうか?

以下の4つポイントを頭において業者を探しましょう。

  • 相見積を取る
  • 現地調査をしてもらう
  • 適切な対策方法を説明してもらう
  • 金を明確にしてもらう

ちょっと面倒ですが、必ず3社以上の相見積を取りましょう。

そして、現地調査と適切な対策方法を、納得いくまでわかりやすく説明してくれる業者さんにお願いするのがベストです。
きちんとしたプロであれば、現状と対策後の床下の空気の流れを、計算根拠に基づきわかりやすく説明してくれます。

問い合わせに対して簡単に「はい、○○万円からできますよ!」という会社さんは信用できないと思います。
残念ながら、知識のないリフォーム会社や便利屋さんに、一部このような方がいらっしゃるようです。

同じプロとして非常に恥ずかしい思いがします。現地を見ないと適切な施工方法はわからないですから…。
自分の家と身をまもるため、業者選びは慎重におこなって下さいね。

まとめ

今回は、床下の湿気と床下換気扇の設置についてご紹介しました。

床下の湿気対策が必要だから!といっても、床下換気扇が本当に必要かどうかは、あなたのご自宅の状況次第です。

現地を見た結果、なぜあなたの自宅は湿気が床下にこもるのか、その原因がわかったうえで適切な対策法を提案してくれる業者を選びましょう。

必ず3社以上の相見積を取り、対策方法やその効果、費用面までわかりやすく説明してくれる業者に依頼して下さいね。

床下換気扇の取り付け業者を探す時は、ほっとラインを使えば予約前に不安な事を無料で業者に質問ができ、もちろん作業予約することが可能です。
まずは、ご自身にあった安心な店舗を探してみてください。

※この記事に含まれる情報はお客様の責任でご利用ください

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