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テントウムシダマシには注意!てんとう虫にそっくりの害虫は駆除すべき

幸福の象徴とされアブラムシを退治してくれる益虫のてんとう虫は駆除しませんよね。しかし、その中には、葉を食い尽くし、農作物を枯らしてしまう害虫もいます。今回は、正しいてんとう虫の駆除方法や、予防方法について紹介します。

テントウムシダマシには注意!てんとう虫にそっくりの害虫は駆除すべき

幸福の象徴とされアブラムシを駆除してくれる益虫のてんとう虫は、見かけると幸せな気分になります。
しかし、てんとう虫の中には葉を食い尽くし、農作物を枯らしてしまう害虫のてんとう虫がいることを知っていますか?
てんとう虫にも種類があり、てんとう虫にそっくりな害虫もいます。

そこで今回は、てんとう虫の種類や、害虫のてんとう虫を駆除する方法について紹介します。

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てんとう虫の種類について知ろう

てんとう虫の種類について知ろう

てんとう虫と言えば葉の栄養を吸い取ったり、植物の病気のウィルスを媒介するアブラムシを食べてくれることで有名です。
筆者の家庭菜園のトマトの葉に、ちょこんと乗っていました。
かわいい姿で「うちの植物を守ってくれてるんだな~」とほっこりしたのもつかの間、よく見ると「よく知っているてんとう虫じゃない…」ということに気がつきました。

そのてんとう虫は小さな黒い星がたくさんついており、体の表面にうっすらと白くて細かい毛が生えていました。
その毛のためか体の色は鮮やかな赤ではなく、くすんだオレンジに近い赤で、頭の部分も黒くなく体と同じようにうっすらと毛が生えてくすんだ赤色でした。
気になって調べてみたところ、このてんとう虫は「ニジュウヤホシテントウ」と呼ばれるてんとう虫でした。

花壇などで見かける七つの黒い星があり、くっきりとした赤の体に頭の部分が黒いてんとう虫は「ナナホシテントウ」と言います。

てんとう虫は国内で150種類いると言われていますが、食べるもので分類すると3種類に分かれます。

  • 肉食系
  • 菌食系
  • 草食系

みなさんもてんとう虫をみかけたらじっくり観察してみて下さい。

肉食系と菌食系のてんとう虫の特徴

肉食系と菌食系のてんとう虫の特徴

てんとう虫は大きく分けて「肉食系」「菌食系」「草食系」の3タイプ分かれます。

肉食系のてんとう虫

肉食系のてんとう虫はアブラムシやカイガラムシを食べるてんとう虫です。

ナナホシテントウの特徴

  • 体の特徴…体が鮮やかな赤、黒くて大きい七つ星(斑点)、頭部や胸部が黒、頭部の両脇に白い斑点
  • 大きさ…5~9mm
  • 分布…北海道、本州、四国、九州、沖縄
  • 発生時期…3~11月

ダンダラテントウの特徴

  • 体の特徴…体が黒、まだらの赤い星(斑点、模様)、頭部や胸部が黒、頭部の両脇に白い斑点
  • 大きさ…4~7mm
  • 分布…本州、四国、九州、沖縄
  • 発生時期…3~11月

ナミテントウの特徴

  • 体の特徴…体が黒、2つ以上の赤い星(斑点)、頭部や胸部が黒、頭部の両脇に白い斑
  • 大きさ…5~8mm
  • 分布…北海道、本州、四国、九州
  • 発生時期…3~11月

「てんとう虫」と聞いて思い浮かべる、赤い体に大きめの黒い斑点の「ナナホシテントウ」や、黒い体に大きめの赤い斑点の「ダンダラテントウ」や「ナミテントウ」は肉食で植物を育てる私達にとっては益虫です。

菌食系のてんとう虫

菌食系のてんとう虫は、ウドンコ病の原因となる菌を食べるてんとう虫です。

キイロテントウの特徴

  • 体の特徴…体が黄色、頭部が薄い黄色、頭部の両脇に黒い星(斑点)
  • 大きさ…4~5mm
  • 分布…本州・四国・九州・沖縄
  • 発生時期…4~10月

キイロテントウは植物の葉の表面についている菌だけを食べ、中に入り込んでしまった菌までは食べることはできない(ウドンコ病そのものを治せない)のですが、予防の役目は十分できると考えられています。

肉食系と菌食系のてんとう虫は、体がツヤツヤと輝き鮮やかな色が特徴です。
最近では肉食系てんとう虫の特徴を生かして、アブラムシ駆除対策の「飛ばないテントウムシ」が販売されています。
農薬を使わなくてすむので農作物にもやさしく、安心してアブラムシを退治できます。

草食系のてんとう虫は注意しよう

草食系のてんとう虫は注意しよう

庭や畑で植物を育てている私達が注意しなければいけないのは、草食系のてんとう虫です。
「ニジュウヤホシテントウ」や「オオニジュウヤホシテントウ」が該当します。

アブラムシを食べるナナホシテントウに見た目が似ていますが、葉を食べるため「テントウムシダマシ」と呼ばれています。

ニジュウヤホシテントウの特徴

  • 体の特徴…体の表面全体に白い毛、体から頭部までくすんだ赤、20個以上の小さい黒い星(斑点)
  • 大きさ…5~7mm
  • 分布…本州、四国、九州、沖縄
  • 発生時期…4~10月

ヒメマルカツオブシムシの特徴

  • 体の特徴…黄色(黄土色)っぽい体の色、黒と白のまだらの斑点
  • 大きさ…4mm程度
  • 分布…全国
  • 発生時期…3月~6月

その名の通り鰹節などの食べ物が大好きです。
茶色っぽい産毛の生えた細長い小さな幼虫が食べたり、タンスに入りこみ衣服の繊維を食べて穴を開けたりします。
人間にとって害となるのは、この幼虫時期です。

成虫が外に出るとデイジーやマーガレットなどの白い花に集まり蜜を吸います。
白いシーツやシャツについて家の中に侵入することが多いので、洗濯物を取り込んだ時は注意しましょう。

ヘリグロテントウノミハムシの特徴

  • 体の特徴…体は黒、2つの赤いまだら状の星(斑点)、触覚
  • 大きさ…3mm程度
  • 分布…本州、四国、九州、沖縄
  • 発生時期…3~9月

ヘリグテントウノミハムシは、てんとう虫の仲間ではなくコウチュウ目ハムシ科の昆虫です。
草食系てんとう虫と同じく、植物の葉や根を食い荒らします。

見た目がダンダラテントウにそっくりなので間違いやすいのですが、ダンダラテントウと比べて3mm程度小さく、やや長めの触覚が2本ついているかどうかが見分けるポイントです。
また、てんとう虫と違い触ると跳ねる特徴があるので、少しつついてみると違いがわかります。

テントウムシダマシがつきやすい条件

テントウムシダマシがつきやすい条件

テントウムシダマシとは、植物の葉を食べてしまう草食系てんとう虫の総称です。

テントウムシダマシは成虫で越冬した後、春にジャガイモの葉裏に卵を産み付けます。
ジャガイモの葉を食べつくした後、ナス科やウリ科の植物に飛んでいき今度はその葉を食べ始めます。
家庭菜園などでジャガイモの近くに下記の野菜を植えると、大量発生してしまう可能性があるので注意しましょう。

  • ナス
  • トマト(ジャガイモ、トマト、ピーマンなどもナス科の植物)
  • キュウリ

テントウムシダマシは幼虫も成虫も、裏から葉脈を網目状に残す形で葉を食べつくします。
植物の葉にテントウムシダマシがたくさん付き、放っておくと葉がすべて食い尽くされ光合成ができなくなり枯れます。
植物(農作物)を枯らさないためにはテントウムシダマシを見つけたら駆除したり、ジャガイモの葉などに卵を産み付けさせないようにすることがポイントです。

テントウムシダマシの予防と駆除方法

テントウムシダマシの予防と駆除方法

テントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)を駆除する方法や、予防する方法を紹介します。

テントウムシダマシを早期発見する方法

家庭菜園や畑にジャガイモを植えている場合は、春先にジャガイモの葉裏を確認しましょう。
ニジュウヤホシテントウは年に2回、オオニジュウヤホシテントウは年に1回産卵します。
葉裏に黄色くて小さなものが無数に植え付けられていたら、それがテントウムシダマシの卵です。
卵を植え付けられた葉は取って卵を潰して捨てましょう。

テントウムシダマシの幼虫は、黒くて先分かれした毛が生えた黄色い体です。
幼虫は集団で行動する習性があるので、小さいうちはひとかたまりで発見する場合が多いです。
幼虫を見かけた場合も、葉を取って潰しましょう。

春先はジャガイモにネットを張って、卵を産み付けられるのを防ぐのも1つの方法です。
春先にジャガイモの葉裏を確認することで、早期発見できて被害を最小限に食い止められます。

テントウムシダマシの予防と駆除方法

テントウムシダマシを駆除する方法や、予防する方法は3つあります。

  • ジャガイモの近くにナス科やウリ科の植物を植えない
  • 植物(農作物)を揺らしてみる
  • 農薬を使う場合は、テントウムシダマシだけに効くものを用意する

万が一、ジャガイモにテントウムシダマシが発生してしまった時のために、ナス科やウリ科の植物にも被害を与えないために近くに植えないようにしましょう。

テントウムシダマシを1匹見かけたら、その植物には数匹葉についている可能性が高いです。その場合は植物を揺らしてみましょう。
テントウムシダマシは葉についている力が弱いので揺らすだけで地面に落ちます。
落ちてきたテントウムシダマシは、放っておくと産卵するので処分しましょう。

どうしてもこまめにテントウムシダマシが退治できない場合は、農薬を使う方法もあります。
農薬を使う時は、草食系のテントウムシダマシだけに効く農薬を選び用法用量を守って使用しましょう。スミチオンやアクタラなどの農薬が適しています。

害虫のてんとう虫が駆除できない時は業者に依頼

今回は、てんとう虫の種類や、害虫のてんとう虫を駆除する方法について紹介しました。

「てんとう虫は益虫」と思っていたら、害虫になってしまうてんとう虫の仲間や、似た虫がいることがわかりましたね。

その名の通りテントウムシダマシに騙されて、気がついたら家庭菜園の植物を「枯らされてしまった…」ということがないように、普段から予防して楽しくガーデニングしましょう。

自分で駆除できない時は業者に相談しましょう。

まとめ

  1. てんとう虫には「益虫」と「害虫」となるてんとう虫の種類がいる
  2. 益虫と害虫のてんとう虫を見分けるポイントを覚えて、春先はじゃがいもの葉裏を確認する
  3. テントウムシダマシを早期発見したら、植物を揺らして落として処分しよう
  4. テントウムシダマシの駆除に困ったら草食系のテントウムシダマシだけに効く農薬を使ってみよう

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