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不用品回収・粗大ゴミ処分

廃品回収はホントに無料!?違法、悪質な廃品回収業者の手口と対処法のまとめ

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「不要になった冷蔵庫や洗濯機、オートバイなど無料で回収します」というアナウンスを聞いたことはありませんか?自治体で廃品回収すれば料金が発生するのに、無料で引き取ってくれるのは「ちょっと話がうますぎないか?」と心配になります。そこで今回は不用品を無料で引き取ってくれる廃品回収車のカラクリや、不用品を処分する方法を紹介します。

廃品回収するにはお金が必要です

廃品回収するにはお金が必要です
廃品回収するにはお金が必要です

結論からいうと自治体や街の廃品回収業者に関わらず、不用品を回収してゴミとして処分するにはお金がかかります。電化製品はリサイクル料金が別途必要です。

新しい電化製品や需要のある物なら、リサイクルショップなどで買い取ってくれますが、すべての不用品を無料で回収はしてくれません。

やはり、無料という甘い言葉には気をつけた方がいいような気がします。

無料の廃品回収が成り立つ仕組み

無料の廃品回収が成り立つ仕組み
無料の廃品回収が成り立つ仕組み

無料回収業車が利益を出すためには、集めた不用品をお金に替えなくてはいけません。どこに持って行ってお金に替えているのでしょうか?「ゴミ集積場?」半分当たりです。ゴミ処理場で不用品の買い取りしているところはありますが、買取額が低いため廃品回収業者が持って行くことはあまりありません。

下記のような業者に売ってお金にかえているようです。

買い取り専門業者に売る

電化製品の中でも冷蔵庫、洗濯機クラスの大型家電は古くてもちゃんと動けば10年以上経っていても取引されている場合があります。

生活保護をターゲットにしているリサイクルショップなどでは、10年以上経ったものでも、見た目がキレイでちゃんと動けば500円以上で買い取りしています。

輸出業者に売る

回収した家電などを世界各国に輸出する業者に、不用品を売っている業者もいます。

スピーカーを積んだ廃品回収車の多くは違法!?

スピーカーを積んだ廃品回収車の多くは違法!?
スピーカーを積んだ廃品回収車の多くは違法!?

無料で廃品回収をうたっておいて無料ではないというのも問題ですが、この手の業者にはもっと大きな問題がある場合が多いので気をつけましょう。

廃棄物処理法違反しているかもしれない

家庭の不用品を回収するためには一般廃棄物処理業許可が必要です。違法、悪徳な事業者の多くは免許を持たず営業しています。

「うちは産業廃棄物処理業許可や、古物商許可を持っているから大丈夫ですよ」と説明する業者もありますが、これらの許可では廃棄物を回収できません。

家電リサイクル法違反しているかもしれない

冷蔵庫やエアコンなど家電4品目はリサイクルすると法律で定められています。業者による違法な取り壊しや、廃家電による火災事故が全国的に問題になっています。

処分料をとって廃棄物を回収するためには、役所から「一般廃棄物処理業(収集運搬業)」の許可をもらう必要があります。

スピーカー営業している業者に廃棄物処理業の許可が下りる可能性は低いため、無許可で営業していることが多いです。もし違法営業している業者と知りながら、不用品の廃棄を依頼した場合、不法投棄などの罪が自分にも課せられることを肝に銘じましょう。

違法な廃品回収業者を見分ける2つのポイント

違法な廃品回収業者を見分ける2つのポイント
違法な廃品回収業者を見分ける2つのポイント

違反な廃品回収業者にだまされないために見極めるポイントを知っておきましょう。

宣伝方法や宣伝文句を聞いて見極める

拡声器で巡回している回収業者は許可をもらっていなかったり、無料と言っていても後から料金が請求されることがあります。

また「なんでも回収します」と言っている廃品回収業者は注意が必要です。廃棄物にも種類があり、一般廃棄物であれば廃品回収業者が回収できるのですが、それ以外は回収できないというのはおかしいことです。

許可があるか?ないか?確認する

一般廃棄物を回収する場合は、一般廃棄物運搬収集運搬業許可が必要です。リユース業者であれば古物商許可が必要になります。この両方を持っておらず、不用品回収している場合は悪徳回収業者だといえます。

違反な悪徳廃品回収業の手口とは?

違反な悪徳廃品回収業の手口とは?
違反な悪徳廃品回収業の手口とは?

違反な廃品回収業者の手口を知っておくと、悪徳廃品回収を見極めるのに役立ちます。

無料とうたっているが実は無料ではない

回収する前は「無料です!」といっていたくせに後で、お金を請求されるということもあります。「基本料は無料で運搬料金などが別途かかる」というような決まり文句もあります。

廃品回収した後に追加料金を請求してくる

廃品回収した後に「思ったよりも回収する商品が大きかった」と言い追加料金を請求させることがあります。追加料金が発生したり、キャンセル料金が発生するこというのはありえません。追加料金が発生する場合は、その業者は悪徳業者である可能性が高いです。

回収した廃品を不法投棄している

回収した廃品を適切な方法で処分せずに、不法投棄を行なっている業者も違反な廃品回収業者がいます。処分したはずのものが道端に捨てられていたら、それは不法投棄です。

悪徳廃品回収業者に引っかからないための対処法

悪徳廃品回収業者に引っかからないための対処法
悪徳廃品回収業者に引っかからないための対処法

廃品回収業者とのトラブルの大半は料金に関するものです。「無料だったはずなのにあとで有料と言われた…」「車に積んでから処分費用を請求された…」「見積りより高い金額を請求された…」など、このようなトラブルを未然に防ぐための対処法も知っておきましょう。

事前に見積りを取って料金を確認する

事前に見積りを取ることは大切です。概算料金が分からない業者は避けましょう。

もちろん実際に廃棄する不用品の量を見なければ、おおまかな概算しか出せないのは当然ですが目安にはなります。

料金が合わなかったら断る

作業前に不用品と処分費用を確認して、思っていた金額と違う場合は断ることも重要です。車に乗せてから金額を変える業者は論外ですので、そのようなことがあれば「消費者センター」に通報しましょう。

見積り料金と請求金額が違う場合は業者側の責任がある一方で、依頼者側に責任があるケースも多々あります。例えば処分依頼するゴミの量をきちんと伝えてなければ、業者も正確な見積りを出せないのは当然です。見積り後に事前に依頼した分量よりゴミが増えれば、当然価格も上がりますので注意しましょう。

依頼する側も家電リサイクル法を知っておこう

依頼する側も家電リサイクル法を知っておこう
依頼する側も家電リサイクル法を知っておこう

家電を回収してもらう場合はエアコンやテレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機などは、リサイクル法によってリサイクルすることが義務付けられています。

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廃品回収業者は当たり前ですが、依頼主も覚えておくと便利です。

家電リサイクル法はエアコンやテレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機を処分する時は粗大ごみとして処分するのではなく、回収業者などに依頼し適切な方法で処分してもらう必要があります。リサイクルして廃棄物を減らし、資源の有効利益を目標としているためです。

リサイクル料金が発生するので、リサイクル料金を把握しておくことも必要です。処分する前にリサイクル料金を確認しておきましょう。

まとめ

今回は不用品を無料で引き取ってくれる廃品回収車のカラクリや、不用品を処分する方法を紹介しました。粗大ゴミの処分を無料回収業者に依頼しようと考えている人向けに、無料回収業者との間によくあるトラブルをまとめました。

廃品を処理するには、費用がかかるというのが一般的です。悪質な廃品回収業者に不用品の処分を依頼すると、高額請求や不法投棄などのトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。無料という甘い言葉に誘われること無く、廃品回収は信頼できる業者に依頼することが肝心です。

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