PCケースの選び方からおすすめのPCケース(フルタワー、ミドルタワー、小型)のまとめ
PCケースとは自作のPCを組み立てる時に必要なものです。フルタワー型、ミドルタワー型、小型があります。今回はPCケースの種類と性能、選び方のポイントやおすすめの商品を紹介します。
PCケースとは?
PCケースとは自作PCを組み立てる時に必要なケースのことです。最近では様々な種類や機能が豊富な商品が揃っています。PCケースの性能を左右するのは冷却性や静音性、機能拡張時に重要な拡張性などがあります。PCケースはサイズや使う目的によって選ぶものが変わってきます。
具体的には以下のようなことが考えられます。
- PCケースによりマザーボードやパーツの数が異なるため対応できるケースを選ぶ
- スペック重視だと熱を持ちやすいため冷却性能のあるPCケースを選ぶ
- 冷却のためファンの音が大きくなることもあるので、静音性能の高いPCケースを選ぶ
おしゃれなモデルも増えているので、選び方次第で自作PCの楽しみが広がります。PCケースはパソコン自体の性能にも直結する部分でもあるため、うまく組み合わせることで高いパフォーマンスを得ることが可能です。
3種類のPCケースの特徴
フルタワー型
フルタワー型はPCケースで最も大きく、拡張性に優れたサイズです。筐体内の空気が流れやすいため冷却性が高く、カスタマイズしやすいのが大きな魅力です。
- ゲーミング用(本格的なゲーム用)
- 高画質動画編集
- CAD
快適な動作と処理能力を必要とするため、拡張性やスペック重視の方におすすめです。特徴とメリットは以下になります。
- 筐体内部が広く内部の空気が流れやすいため冷却性能が高くなる
- 拡張性がありパーツ搭載の自由度が高い
- サイドパネルを開けた時の空間が広くメンテナンス性が高い
- 大型CPUクーラーや空冷式ユニットなどが搭載できる
- グラフィックボードを複数枚搭載できる
サイズが大きい分、自由度が高いのが全体的な特徴です。フルタワー型を買うなら、やはり本格派のもの選ぶのがオススメです。
おしゃれな外観と機能性抜群のフルタワーは、静音性と冷却性のバランスもコントロールできる優れものです。メンテナンスする時はサイドパネルを開けるのに工具がいらないユーザー目線の商品です。
ミドルタワー型
ミドルタワー型は一般的なサイズのPCケースで、ほとんどのサイズに対応可能です。初めてPCケースを購入する時は、まずはミドルケースを選ぶ人も多くいます。
- 多様なパーツ交換がしやすい
- 自作ゲーミングPCで主流なのがミドルタワーです
- ほどほどにコンパクト、初心者でも組み立てが簡単です
- 多くのマザーボードがミドルタワーに適応している
バランスの取れたPCケースと言えるでしょう。
ミドルタワーはシンプルでおしゃれなデザイン性も高いです。前面やサイドパネルに高密度吸音材、PCケース各部分に水冷ラジエーターの取り付けが可能など、PCケース愛好家に愛される設計となっています。静音性と冷却性に優れる他、拡張性にもメリットがあります。
小型
小型のPCケースには種類があります。
- ミニタワー
- キューブ型
- スリム型
ミニタワー型は比較的高い拡張性を持ち、キューブ型は立方体のケース、スリム型は細長いケースです。置き場所に困らないメリットがあり、パソコンにそこまで性能を追求しないという方にオススメです。
- コンパクトさとインテリアにも使えるおしゃれさが人気です
- サイズや電力を重視したい方にオススメです
- デザイン性の高さです
- 処分が比較的簡単です
小型のミニタワー型のPCケースでスタイリッシュな見た目、ケーブルをまとめられる電源カバー搭載など小型ならではのよさが光る商品です。
PCケースの選び方とポイント
使用目的にあったPCケースを選ぶ
おすすめの選び方はやはり何のために使うか、これにつきます。
- パソコンでYouTubeにゲーム実況をアップしたいなら「フルタワー」
- PCケースは初めて買う人は「ミドルタワー」
- スペースがなく、おしゃれなものがいいなら「小型」
目的によって適したケースを選びましょう。
今後を考えてPCケースを選ぶ
自作で作るPCはどうしても安くすませたいものです。最初は小型から始めても、色々なパーツをカスタマイズしたくなるかもしれません。
色々とやりたいことがある人、あとで組み込む可能性がある人は拡張性があり、自由度が高いフルタワーが便利です。そして拡張性と同じくらい大事なのは、冷却性と静音性です。
PCケースに重要な3つの要素
冷却性
高性能のPCを作るためには冷却性を考えることが重要です。適正温度を保てないとPCのパフォーマンスが落ちてしまうかもしれません。この冷却性能もPCケースが大きく関わってきます。
冷却性能は以下のポイントがあります。
- ケースの筐体にメッシュを使っていて外気を取り込みやすくしている
- 冷却ファンが多数搭載できる
- 風量が多い140mmクラスのファン搭載
- 水冷ユニットを搭載
熱の持ちすぎによるPCのパフォーマンス低下を防ぐ効果があります。冷却ファンが多数搭載できるケースは静音性にも効果的です。冷却性の高いファンが多ければ多いほどファンの回転数も抑えられ、静音性につながります。
また、小さなファンは送風が弱いことから回転数が多くなるため、その分騒音が発生しやすくなってしまいます。冷却性をさらに高めたい人は、水冷式ラジエーターなども選択肢に入れてみましょう。
静音性
PCケースを選ぶ時はファンの動作音が気になる人は多いと思います。
- パネルに吸音材を取り付ける
- 前面のパネル内に1枚ドアを入れた設計
- PCケース内部やドアの裏に吸音材や制振シート、ゴムパッキン、遮音材を使用
- 密閉性を高くして騒音を漏らさない構造
静音に関しては他のパーツを含めて総合的に考える必要があります。
拡張性
目的に合った自作パソコンにカスタマイズするためには、PCケースの拡張性も大切になってきます。パーツを多くしたい人は、対応するスロット数が十分にあるPCケースがオススメです。
PCケースを選ぶ時の注意点
マザーボードに合うか?
利用したいマザーボードに合うPCケースを選ぶことが大事です。見た目優先だと搭載したいパーツを組み込めなくなることもあるため確認しましょう。
メンテナンス性の高さ
取り付けるパーツが多い場合は、メンテナンス性の高さも確認しましょう。ケース内部のスペースが広い、サイドや正面からのメンテナンスのしやすさもポイントです。
重要な3要素が揃っているか?
先程も紹介したように冷却性、静音性、拡張性といった3つの重要な要素がそろっている確認しましょう。
まとめ
今回はPCケースの種類や、PCケースの選び方について紹介しました。PCケースは使用目的にあったものを選ぶことが何より大切です。自分好みにカスタマイズできて、おしゃれでかっこいいPCケースでオリジナリティを出せますが、機能や性能面などシーンに適したPCケースにすることが大事です。
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