蜂の巣の種類と見分け方は?蜂の巣の形でハチの種類を一発判断できる
普段見かけやすい蜂の巣の種類や、特徴を紹介します。必要以上に怖がらなくてすむように、落ち着いて蜂の巣の種類を見分けてみましょう。いきなり自分で駆除しようとせず、専門業者に相談しましょう。
蜂の巣を見分けるには?蜂の種類とその特徴
夏になると家の周りでどこからともなくブンブンと羽音が聞こえ「蜂の巣が作られていた…」という事がよくあります。
日本でよく見かける蜂のうち、毒性が強い順に「スズメバチ」「アシナガバチ」「ミツバチ」「クマンバチ」です。危険性が高いとされるスズメバチやアシナガバチの中に種類があり、スズメバチだけでも6種類、アシナガバチでも5種類が日本国内によく生息していると言われています。
スズメバチの中でも特に危険と言われているのが「オオスズメバチ」と「キイロスズメバチ」です。アシナガバチの中でもっとも被害が多いのが「セグロアシナガバチ」です。
どのような蜂の巣の種類でも下記のような場合は、むやみに近づいたり、のぞきこんだりしないようにしましょう。
- 15cmを超える大きさの蜂の巣
- スズメバチの巣と思われるもの
ミツバチ、クマンバチは一般的にはスズメバチやアシナガバチほど危険と認識はされてはいませんが、それでも刺激を受けると人間を攻撃します。実際にミツバチやクマンバチによる被害、少数ながら死亡例も報告されています。
ツチバチの特徴や独特な産卵方法や、ブンブン飛び回る人懐っこいクマバチの特徴と駆除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
スズメバチの巣は見つけにくい場所に作る
スズメバチの巣は「家の軒先」「屋根裏」「床下」などに作ります。世界最強の呼び声高いオオスズメバチの巣は、土手や土の中に巣を作ることがほとんどです。スズメバチの巣は作り始めの形状はフラスコを逆さまにしたような形で、巣が完成に近づくとボールのような球体になります。
スズメバチの巣の色は白系と茶系を混ぜたマーブル模様なので、見ればすぐに「この蜂の巣はスズメバチの巣だ」と判断できます。
スズメバチの巣の作り始めは女王蜂と幼虫しかいないので5cm程度ですが、完成した巣は60cm程度になることもあります。そうなると約1000匹のスズメバチが滞在しとても危険な状態になります。
完成したスズメバチの巣にはいつも見張り役の蜂が外を監視していて、少しでも刺激してしまうとスズメバチの被害にあう可能性があります。活発に動く夏頃は特に攻撃性が高いのですが、スズメバチの種類によっては秋まで活発に動くといわれているので注意しましょう。
スズメバチの巣や、スズメバチの天敵については下記の記事で詳しく紹介しています。
ミツバチの巣は狭い空間に作ることが多い
ミツバチの巣は人目のつかない閉鎖的な狭い空間に作られることが多いです。ミツバチの巣の形状は正確な六角形が連なり巣板と呼ばれる平型で、垂れ下がった形です。薄い形状の巣板が何枚も重なって大きくなっていきます。
巣を作るためにミツバチがお腹いっぱい食べて、24時間くらい天井にぶら下がります。そうするとミツバチのお腹から、白いうろこ状の蜜ロウが出てきます。出てきた蜜ロウを「ろう片」と言い、ミツバチは口で噛み砕き脚を上手に使い唾液と混ぜて巣をつくっていきます。
ミツバチの巣の色は作り始めた頃は白色ですが、だんだん蜜を蓄えていくため蜜の色に変化します。大きさは最大で幅が1m程度になります。
アシナガバチの巣は人間の生活圏外に作る
アシナガバチの巣は、人間の生活圏内に多く巣をつくるのが特徴です。アシナガバチの形状は茶碗をひっくり返したような形で、色は薄い茶色や薄い灰色です。茶碗をひっくり返したような形で巣穴が丸見えになっており、幼虫やさなぎの状態がよく見えます。
アシナガバチの巣の大きさは、作り始めは5cm程度で大きくなっても10cm前後と小さな巣になります。アシナガバチの巣はスズメバチの巣よりも頑丈で、つついたりしただけでは壊れることはありません。
また、目立たない場所に巣がある場合が多いので、発見が遅れることもあります。アシナガバチの巣については下記の記事で詳しく紹介しています。
蜂の巣を見つけたら種類に関係なくする事
蜂の巣を発見したらビックリしたり、恐怖で焦ってしまったりすると思います。蜂の巣を発見したら、どうしたらいいのか紹介します。
近づかない
蜂の巣を発見した場合は「近づかない」のが基本です。蜂についてきちんとした知識や厳重な装備がない状態で、蜂の巣に近づくのは危険です。
また、大声を出したり、激しい動きで蜂を刺激しないようにしましょう。
観察する
蜂の巣と距離をとりながら可能であれば、蜂の巣を観察しましょう。以下の3つの事を観察しましょう。蜂の巣駆除を依頼する時に役立ちますよ。
蜂の巣を見つけたら観察する3つ事
- 蜂の巣がどこにあるのか観察する
- 蜂の巣はどれ位の大きさか観察する
- 蜂の巣の周りに飛んでいる蜂がいるか観察する
まとめ
今回は蜂の巣の種類や特徴、蜂の巣を見つけた時にする事を紹介しました。蜂の巣でもいろいろな種類がありますが、どの蜂の巣でも言えることは見つけたら早急に駆除する必要があるということです。
スズメバチは危険だという認識がありますが、アシナガバチやミツバチが危険だという認識があまりないという人も多いと思います。アシナガバチやミツバチでも死傷者がでている事実がありますので気を付けましょう。
蜂の巣の駆除は危険ですので、できるだけ専門業者に依頼することをオススメします。
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